目次
金製品についている刻印とは
刻印とは、文字や数字などを刻むことを指し、金製品にもこの刻印が施されている場合が多いです。
金製品の刻印は主に3種類
貴金属の品質
金製品のほとんどに刻まれているのが、使われている貴金属の素材や純度を示す刻印です。この刻印によって、見た目だけではわからない、金製品の情報を知ることができます。
必ず金製品に刻印を刻まなければならないといったルールはありませんが、異なる情報を刻印することは詐欺罪にあたり罰せられます。そのため、真贋を見極める基準のひとつとしても使う事ができます。
ブランド名
有名ブランドが自社ブランド品と証明するために、自社の刻印を刻むケースも多いです。これにより、その商品価値が高まったり、消費者が安心して購入できます。
記念日やイニシャルなど、個人的なメッセージ
結婚指輪や婚約指輪には、自分たちのイニシャルやオリジナルメッセージを刻印として刻む方も多く一般的に用いられています。
品質を表す刻印の種類
品位を表す刻印
金製品の品質を表すうえで最も重要になるのが金の品位(純度)といえます。この刻印は日本の金製品の場合はK○○という形で表される場合が多いです。よく使われる刻印としては、純金を表すK24、ジュエリーで最も人気のあるK18(75%が金)、安価に金製品を楽しめるK10などが挙げられます。
色味を表す刻印
金は硬度を上げるために他の金属を混ぜ合わせて金合金にしてから、加工を行います。その際に混ぜる金属によって、金色以外の特殊な発色が起こる事があります。その中でも有名なものはカラーゴールドといわれ、場所や年齢によって使い分ける事ができ、人気があります。
人気のカラーゴールドを表す刻印としては、ホワイトゴールドを表すWG、ピンクゴールドを表すPG、グリーンゴールドを表すGGが挙げられます。
メッキかどうかを表す刻印
金製品を語る上で切り離せないのが金メッキです。金メッキは安価に金の見た目を付与できるのに加え、金の耐腐食性などの優れた特性を付与できます。このメッキを表す刻印はGPとGFです。
GPは、Gold Platedの頭文字からきています。電気処理で金属の表面に薄い金の膜をつける加工です。金の美しい見た目や、耐腐食性を元の金属製品に付与することが可能で、費用もかからないため、人気があります。
GFは、Gold Filledの頭文字をとっており、金張り加工といわれる処理がされていることを示す刻印です。金張り加工は薄い金の板を巻いて、金の層をつくる加工方法です。この金張り加工はメッキ加工より手間も金の量も必要になるため、高価になる傾向があります。
刻印のついていないものは偽物?
刻印のついていない金製品だからといって偽物とは限りません。なぜならば、金製品には刻印を必ず施さなければならないといったルールがないためです。また、金は大変柔らかい金属のため、キズや変形する事も珍しくありません。
金は古くから人々に扱われてきた金属のため、刻印という概念が存在しない時期のものも多く、これらの理由から刻印がついていなくとも本物の金という事は多いです。
一方で、刻印がついていたとしても品位を誤魔化していたり、メッキ製なのに金製だと刻印されている粗悪品もあるので、刻印だけで決めるのは危険です。
刻印のついていない金製品は売却できない?
結論からいうと、お店によって買取ができる場合と断られる場合があります。なぜこのような違いが起こるのかというと、その店舗が金の真贋をしっかりと見極められるかどうかが重要となります。
前提として金の買取を行う店舗は、刻印の有無にかかわらず金としての価値は変わらないため、本物の金であれば買取したいと思っています。しかし、金は大変高価な金属であるため、万が一その金が偽物だった場合、大きな損害を被ってしまいます。
そのため、専門の鑑定士や金の品位を測る器具がない店舗はリスクを回避するために、出元のはっきりしている刻印のついていない金製品は買い取らないもしくは、相場よりも大幅に安く見積もるという対応にならざるをえないのです。逆にいうと信頼できるブランド買取店なら、金製品を正しく判別するための分析や計測を行う事ができるため、刻印のない金製品でも買い取る事が出来ます。刻印のない金製品を売る場合はそのような金の買取に強いお店に依頼するようにしましょう。
まとめ
今回は金製品の刻印についてと、もしも刻印がなくても金としての価値は変わらないという事についてご紹介しました。「買取大吉」では現在、金・貴金属の買取を強化しています。当社には、経験豊富な査定員が多数在籍しています。
また、最新の金比重計を各店に用意しておりますので、刻印のない金製品であっても、しっかりと査定・買取いたします。ご査定・ご相談は無料で行っておりますので、ぜひお近くの「買取大吉」各店までご来店ください。