目次
レッドゴールドとは?
レッドゴールドはカラーゴールドとよばれている金合金の一種であり、純金に銅を混ぜて生成したものです。この混ぜた金属を割金といい、割金の物質や配合比率によって、金はカラーゴールドとよばれている様々な色を出します。
レッドゴールドの場合は銅のみを割金として使うため、赤みがかった金になります。また、品位が低い場合は少量の銀を混ぜる場合もあるようです。
レッドゴールドとピンクゴールドはなにが違う?
よく混同されがちなピンクゴールドとレッドゴールドですが、明確な違いは割金の配合比率です。ピンクゴールドの場合は純金に銅・銀・パラジウムを混ぜて生成するのに対して、レッドゴールドは基本的に銅のみを混ぜ合わせます。
そのためレッドゴールドはピンクゴールドに比べて赤色が強くでます。
レッドゴールドの特徴は?
カラーゴールドの中でもトップクラスの硬さを誇ります
純金はそのままの状態だと非常に柔らかくアクセサリーなどには不向きです。そのため割金を混ぜることで硬度を増やし、アクセサリーなどに利用されています。レッドゴールドの割金に使われている銅は、金属の中でも硬度が高い金属です。
レッドゴールドも鋼の性質を受け継ぎ、他のカラーゴールドに比べても硬度が高くなっています。一方で、金の純度が低くなるとその硬さが災いし、割れやすくなったり、リングのサイズ直しなどがしにくくなるなどの問題も発生します。
カラーゴールドの中では金属アレルギーを起こしやすい
金やプラチナは非常に安定しているため、金属アレルギーを起こしにくい物質といわれています。たしかに純金や純プラチナでは金属アレルギーはほぼ起きません。
しかし、カラーゴールドは純金の他にも金属を使用しているため、金属アレルギーが起きてしまう事があります。
ピンクゴールドの割金に用いられている銅は金属アレルギーを起こしやすい金属でもあり、その影響を受けてレッドゴールドは他のカラーゴールドよりも金属アレルギーを起こしやすい金といわれています。
また、他のカラーゴールドでもいえますが、金の純度が下がれば下がるほど他の金属の割合が増えます。
そのため金属アレルギーを起こす可能性は高くなります。銅にアレルギーをもっている場合は、レッドゴールドのアクセサリーなどは身につけないようにしましょう。
レッドゴールドは変色しやすい
レッドゴールドはカラーゴールドの中では変色しやすい金といわれています。この変色には2種類あります。
経年劣化による摩耗の場合
レッドゴールドがいくら硬い金属であるといっても、アクセサリーなどを日常的に使っていると、どうしても目に見えないような小さな傷や汚れがついてしまいます。
汚れはお手入れである程度は除去できますが、傷に関してはそうもいきません。
傷が増えるとレッドゴールドは色味が少し暗くなり、赤色が強調され濃くなったように見えます。そのため、購入したばかりの頃とは違う色合いを楽しむことができ、長年使っている分、愛着も湧いてくるという人も多いです。
酸化の場合
銅を主原料にしている10円玉を想像していただければわかるかと思いますが、銅は非常に酸化しやすい金属です。レッドゴールドは割金の主原料が銅のため、他のカラーゴールドよりも酸化による変色が起きやすい金といえます。
レッドゴールドのお手入れ方法をご紹介
レッドゴールドの変色を防ぐためには、定期的なお手入れが必要です。ケアを丁寧に行いながら使っていれば、レッドゴールドの美しい色合いを長くキープすることができます。レッドゴールドの変色を防ぐため、具体的なお手入れ方法を2つ紹介します。
毎日のお手入れ方法
使用後に酸化の原因となる皮脂汚れや化粧品などをジュエリー専用クロスや眼鏡拭き、セーム革などの柔らかい布でしっかり拭き取ることで、レッドゴールドの変色を防ぐことができます。
この際、ティッシュや目の粗い布で拭くと、細かな傷が増える原因になるため、使用は避けてください。
経年変化を楽しむのもいいですが、レッドゴールドの変色やくもり、小傷が気になってきた場合は、専用の磨きクロスを使用すると輝きが戻ります。しかし、これは表面部分だけとはいえ金属を削る行為なのです。
毎日磨きクロスを使うと徐々に金属自体が擦り減っていくため、注意してください。
定期的に行うメンテナンス方法
定期的に薄めた中性洗剤でメンテナンスすることも、レッドゴールドの変色防止に効果的です。方法は、ぬるま湯と中性洗剤を1:1の割合で混ぜ、レッドゴールドを5分ほどつけ置きし、その後しっかりすすいでください。
すすいだ後は柔らかい布で水気を拭き取って終了です。
5分程度つけておけば汚れや油分は十分に落ちるため、無理にこすって洗う事は避けましょう。また、宝石などがついている場合は、宝石に影響がないかを確認してからこの作業を行いましょう。
わからない場合は買ったお店や宝石店などのプロに依頼したほうが安全です。
まとめ
レッドゴールドの魅力について紹介しました。「買取大吉」では金・貴金属の買取を強化しており、レッドゴールドの品物も高価買取中です。
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