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ホワイトゴールドとは
ホワイトゴールドはもともとはプラチナの代用品として注目を浴び、現在ではプラチナを上回る人気を誇るカラーゴールドで、英語では(WhiteGold)、日本語では(白色金)等と呼ばれ、ジュエリー等の宝飾品として利用される金をベースとして作られた銀白色の金合金の事をいいます。ホワイトゴールドは美しい銀白色の輝きをもつため、老若男女問わず違和感なく利用することができ、デザインがシンプルなものであれば、冠婚葬祭などでも使う事のできる万能さがあります。また、ホワイトゴールドは金合金になるため、純金や純プラチナ、シルバーと比べても硬い金属となるため、普段使いにも最適といえます。
ホワイトゴールドが変色する理由
一般的にホワイトゴールドは変色しにくい金属ですが、長年にわたり使用していると変色する場合があります。ここではその原因として挙げられる3点についてご紹介します。
含まれる割金による場合
金は非常に安定性が高く酸化や硫化をほとんどしない金属ですが、ホワイトゴールドの割金として使われている銀やパラジウムはそうではありません。これらの金属が酸素や硫黄などに反応して酸化や硫化反応を引き起こし、変色してしまう場合があります。
ロジウムメッキの劣化
ホワイトゴールドの美しい白銀色はロジウムコーティングによるメッキ処理によるものです。そのため、長年使用しているアクセサリーなどの場合はロジウムコーティングが剥がれ、下地の金が見えることがあります。部分的に黄色く変色している場合などはこのロジウムコーティングの剥がれが原因の可能性が高いです。これは専門店に持ち込み、もう一度メッキ処理をかけ直す事で元の美しい姿にもどります。
表面の汚れ
アクセサリーを着用している際に、皮膚から汗や皮脂が付着し、ホワイトゴールドの変色やくすみの原因となる場合があります。
ホワイトゴールドの変色を防ぐためにはどうする
ホワイトゴールドの変色を完全に防ぐというのは難しいですが、それを改善したり変色しにくくすることは可能です。ここではその方法についてご紹介していきます。
保管方法
ホワイトゴールドのアクセサリーはそのまま放置するのではなく、専用のジュエリーボックスなどで保管するようにしましょう。硬い箱や引き出しなどに直接保管してしまうと傷がつく恐れがあります。また、他のジュエリーと同時に保管する場合は、個別のボックスや仕切りのついているボックスなどを用いて、宝石同士のソーシャルディスタンスを保つように保管してください。
利用方法
キズに注意する
キズは一度つけてしまうと修復が難しいため、注意が必要です。ホワイトゴールドは金合金のため硬度が高く、比較的キズなどには強い金属ではありますが、固い石や家具にぶつけたり、クロスやブラシで強くこすり過ぎた際にキズがついてしまうこともあります。可能な限り丁寧に扱うようにしましょう。
温泉や洗剤に浸さないようにする
ホワイトゴールドを扱う際は、温泉や洗剤に可能な限り触れないよう注意してください。特に、温泉には硫黄など酸化や硫化を引き起こす成分が含まれていることが多いため、金属の変色や変質につながります。温泉に入る際は、必ずアクセサリーを外すようにしましょう。
また、塩素系漂白剤やシャンプーに含まれる硫黄系の成分によっても変色が起きる可能性があるため、水仕事や入浴の際も可能な場合はアクセサリーを外しましょう。使用した洗剤や、普段の入浴時の石鹸やシャンプーなどの成分が残ると、変色の原因となります。外さない場合は入浴後などにはアクセサリーをしっかりすすいで洗剤成分を洗い流すようにしましょう。
メンテナンス方法
毎日のお手入れ方法
使用後に酸化の原因となる皮脂汚れや化粧品などをジュエリー専用クロスや眼鏡拭き、セーム革などの柔らかい布でしっかり拭き取ることで、ホワイトゴールドの変色を防ぐことができます。この際、ティッシュや目の粗い布で拭くと、細かな傷が増える原因になるため、使用は避けてください。ホワイトゴールドの変色やくもり、小傷が気になってきた場合でも他のカラーゴールドと同じように磨きクロスを使用するのは注意が必要です。これは表面部分だけとはいえ金属を削る行為なので、ホワイトゴールドにロジウムメッキでコーティングされている場合はメッキが剥がれてしまう恐れがあります。また、メッキなしのホワイトゴールドの場合は磨きクロスを使用することはできますが、毎日磨きクロスを使うと徐々に金属自体が擦り減っていくため、注意しましょう。
定期的に行うメンテナンス方法
定期的に薄めた中性洗剤でメンテナンスをするというのも、ホワイトゴールドの変色防止に効果的です。方法は、ぬるま湯と中性洗剤を1:1の割合で混ぜ、ホワイトゴールドを5分ほどつけ置きし、その後しっかりすすいでください。すすいだ後は柔らかい布で水気を拭き取って終了です。5分程度つけておけば汚れや油分は十分に落ちるため、無理にこすって洗う事は避けましょう。また、宝石などがついている場合は、ついている宝石や留め具に影響がないかを確認してからこの作業を行いましょう。わからない場合は買ったお店や宝石店などのプロに依頼したほうが安全です。
まとめ
ホワイトゴールド製のジュエリーを長く使うためには、日々の使い方や定期的なメンテナンスが重要です。また、どうしても取れない汚れやキズ、破損などによってアクセサリーとして使うことが難しくなったとしても、ホワイトゴールドの金としての価値が失われるわけではありません。そのような場合は売却して新しいホワイトゴールドのアクセサリーを購入する事も考えてみてください。「買取大吉」では金・貴金属の買取を強化しており、ホワイトゴールドのアクセサリーも高価買取を行っております。ご査定、ご相談は無料で行っておりますので、是非お近くの「買取大吉」までご来店ください。