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ホワイトゴールドとは
ホワイトゴールドとは、英語では（WhiteGold）、日本語では（白色金）等と呼ばれ、ジュエリー等の宝飾品として利用される金をベースとして作られた銀白色の金合金の事を言います。ホワイトゴールドには金に割金としてニッケル系の金属を混ぜたものとパラジウム系の金属を混ぜたものの2種類があり、ニッケル系は鮮明な白色ですが、硬度が高く加工が難しいハードホワイトゴールド、パラジウム系は多少の柔らかさがあり、加工がしやすいホワイトゴールドになります。宝飾品には繊細なデザインが可能なパラジウム系のホワイトゴールドが使われる場合が多いです。また、ニッケルは金属アレルギーの原因になりやすい金属になるため、敬遠される傾向があり、市場流通数が少なくなり始めています。
ホワイトゴールドの歴史
現在でこそホワイトゴールドとプラチナはどちらも同じように高価な白色系の貴金属として愛されていますが、プラチナの代用品としてホワイトゴールドができたということをご存じでしょうか。
プラチナは現在でも採掘できる地域が限定的な希少な金属です。1900年代はじめは第一次世界大戦やロシア革命の影響により、プラチナの供給が大幅に減少しました。ジュエリー業界や時計業界はなんとかプラチナの代替品をつくる必要があり、その際に注目したのが硬度と安定性を兼ね備えた金合金でした。その流れでパラジウム系ホワイトゴールドが開発されることになりました。日本国内では昭和50年代までホワイトゴールドはプラチナの代替材と認識されていました。しかしその後、カラーゴールドが大流行し、ニッケル系ホワイトゴールドも加わり、白色の金としてプラチナと共に白色系の貴金属として認知されました。現在もその落ち着いた色合いからカラーゴールドの中でも特に人気が高く、イエローゴールドよりもシェア率が高いといわれています。
ホワイトゴールドの特徴
TPOに関わらず様々な場面で使える
ホワイトゴールドは美しい銀白色の輝きをもつため、老若男女問わず違和感なく利用することができ、デザインがシンプルなものであれば、冠婚葬祭などでも使う事のできる万能さがあります。また、ホワイトゴールドは金合金になるため、純金や純プラチナ、シルバーと比べても硬い金属となるため、普段使いにも最適です。
メッキコーティングされている物がある
すべてのホワイトゴールドのアクセサリーがそういうわけではないですが、ホワイトゴールドの多くはロジウムという金属でメッキ処理がされています。ホワイトゴールドは鮮やかな白銀色のイメージがあるかと思います。実際の色は割金の配合率にもよりますが、薄いシャンパンゴールドのような色合いをしています。そのため、ロジウムでメッキ処理を行い、美しい白銀色に仕上げている物が多いです。
変色や錆に強い
金はもともと非常に安定性の高い金属で、通常の酸や塩基で酸化反応を起こすことはありません。ホワイトゴールドをはじめとしたカラーゴールドも金の優れた耐腐食性の恩恵を受けて、通常の金属よりも変色や錆に強い性質をもっています。さらに、ホワイトゴールドの場合はロジウムでメッキ処理をしているものもあり、さらに変色や錆に強くなっています。
ホワイトゴールドのお手入れ方法をご紹介
ホワイトゴールドの変色を防ぐためには、定期的なお手入れが必要です。ケアを丁寧に行いながら使っていれば、ホワイトゴールドの美しい色合いを長くキープすることができます。ホワイトゴールドの変色を防ぐため、具体的なお手入れ方法を2つ紹介します。
毎日のお手入れ方法
使用後に酸化の原因となる皮脂汚れや化粧品などをジュエリー専用クロスや眼鏡拭き、セーム革などの柔らかい布でしっかり拭き取ることで、ホワイトゴールドの変色を防ぐことができます。この際、ティッシュや目の粗い布で拭くと、細かな傷が増える原因になるため、使用は避けてください。ホワイトゴールドの変色やくもり、小傷が気になってきた場合でも他のカラーゴールドと同じように磨きクロスを使用するのは注意が必要です。これは表面部分だけとはいえ金属を削る行為なので、ホワイトゴールドにロジウムメッキでコーティングされているものの場合はメッキが剥がれてしまう恐れがあります。また、メッキなしのホワイトゴールドの場合は磨きクロスを使用することはできますが、毎日磨きクロスを使うと徐々に金属自体が擦り減っていくため、注意しましょう。
定期的に行うメンテナンス方法
定期的に薄めた中性洗剤でメンテナンスをするというのも、ホワイトゴールドの変色防止に効果的です。方法は、ぬるま湯と中性洗剤を1：1の割合で混ぜ、ホワイトゴールドを5分ほどつけ置きし、その後しっかりすすいでください。すすいだ後は柔らかい布で水気を拭き取って終了です。5分程度つけておけば汚れや油分は十分に落ちるため、無理にこすって洗う事は避けましょう。また、宝石などがついている場合は、ついている宝石や留め具部分に対して問題ないかを確認してからこの作業を行いましょう。わからない場合は買ったお店や宝石店などのプロに依頼したほうが安全です。
まとめ
もともとは代用品扱いだったホワイトゴールドの扱いは近年では、プラチナよりも人気のある金属といっても過言ではありません。「買取大吉」では、ホワイトゴールドをはじめとしたカラーゴールドやその他貴金属の買取を強化しています。メッキが剥げていて使用していないホワイトゴールド、キズやへこみがあるものなど高価買取を行っております。査定・ご相談は無料で行っておりますので、是非一度お近くの店舗へご来店ください。
