目次
K18とはなにか
K〇〇とは金の品位（純度）を表すもので、24分率で表されています。つまりK18は全体の75％が金、残り25％が別の金属（割金）で構成されている金合金を表します。
純金は柔らかい金属のため、アクセサリーなどにはあまり向かない金属になりますが、他の金属と混ぜ合わせることによって硬度を上げることができます。K18は硬度が高く、金の輝きを保ちながらアクセサリーとして加工することができます。また、その割金の種類や比率によって様々な色合いを作り出せ、カラーゴールドとして人気を集めています。
K18の魅力
変色や色褪せがしにくい
金属によく起こる変色や錆、色褪せは金属が酸化することで起こります。その点、純金は安定性が非常に高く、酸や塩基にもほとんど反応しません。金を溶かすためには、王水とよばれる濃塩酸と濃硝酸を3：1の割合で混ぜた特殊な混合液が必要になり、日常的に存在する物質では絶対に溶けることはないと言えます。K18はその優れた特性を持つ金の方が含有率が高い金合金のため、全く起きないというわけではありませんが、変色や色褪せが起きにくい金属といえます。
金属アレルギーを起こしにくい
金属アレルギーは装着時に付着する汗や皮脂によって金属イオンが溶け出し、皮膚に触れることによって起こるアレルギー反応です。上述した通り、金は安定性が高く、金属イオンが溶け出すことがほぼ起きません。K18はその優れた特性を持つ金の純度が高い金合金のため、アレルギー反応が起きにくい金属といえます。
金特有の輝き
金合金は品位や割金の素材、比率によってその色合いが大きく異なります。ロジウムメッキを行うホワイトゴールド以外のカラーゴールドは金の品位が上がればその分、金特有の黄金色の輝きが強まります。K18は品位の高い金合金になるため、金特有の優雅な輝きがしっかりと見ることができ、上品ながらも美しい輝きを見ることができます。やはりK18のアクセサリーが好まれる理由としてこれは外せない魅力であるといえます。
資産でありながら普段から使用することが出来る
最近の金相場の上昇を受けて、K18の価値も上がっています。投資資産として純金で出来たインゴットも人気がありますが、K18で出来たアクセサリーも資産としても考えることが出来ます。たしかにインゴットの場合、品質の保証などの観点から通常の24Kの金地金よりも高く買取相場が設定されていますが、その差は微々たるものです。K18のアクセサリーも金の含有量分の地金としての商品価値が純金と変わらずにあり、普段から使用することが出来るというのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。使用することの出来る金資産として品位の高いK18のアクセサリーはかなり魅力的だといえます。
金属の密度と体積の関係
K18は上述した通り、75%の金と25%の他金属を混ぜ合わせてつくられています。配合率によって様々なカラーゴールドになるのですが、同じK18のカラーゴールド100gでもイエローゴールドとホワイトゴールドでは大きさ（体積）が異なるのをご存じでしょうか。
金75%、他金属25％の配合イメージ
たとえば100gのK18であればホワイトゴールドやピンクゴールドを問わず75gの金と25gの割金で作られた金属ということです。金属はそれぞれ密度が異なるため、割金の方の体積はその金属の種類によって大きく変わります。極端な例を挙げるなら、パープルゴールドといわれている珍しいカラーゴールドは金とアルミニウムを混ぜ合わせて作られています。
パープルゴールドの体積比
金は密度が19.32g/cm3（1立方センチメートルの金の塊は19.32gということ）と金属の中でも非常に重い性質をもっています。一方、アルミニウムは密度が2.7g/cm3と軽く、1㎤あたりの重さが7倍も違います。そのため、実際に混ぜ合わせる際の配合する体積はグラフの図のようににアルミニウムの方が大きくなるのです。パープルゴールドは極端な例になりますが、カラーゴールドは基本的に密度が純金に比べて軽くなるので同じ重さでも体積は大きくなります。
まとめ
日本でもっとも人気のある品位K18のアクセサリーはその様々な魅力から人々に愛されています。そんなK18のアクセサリーは「買取大吉」でも高価買取中です。金地金としての価値はもちろん、有名ブランドや宝石の価値に関しても在籍するプロの鑑定士がしっかりと査定を行い、お客様が満足できる売却をできるよう日々精進しております。この高騰を機に売却を考えている方や新しいアクセサリーに変えるための足しに使って新たなファッションを楽しむ方にもおすすめです。査定・ご相談は無料で行っておりますので、是非一度お近くの「買取大吉」までご来店ください。
