お電話 でのお申込み・ご相談は 0120-15-1234 電話受付:
24時間
メール
24時間OK! メールでお問い合わせ

選べる3つの買取方法

ボタン 店舗買取

ご成約で即現金化!
お得な来店特典もあります!

ボタン 出張買取

ご自宅に査定員がお伺いする、
外出不要の買取サービス!

ボタン 催事買取

各地域の催事会場で行われる、
期間限定の買取イベント!

Instagram Facebook Twitter Youtube
買取大吉 買取品目 ダイヤモンド・宝石 宝石・ジュエリー(ダイヤモンド・宝石)の記事一覧 ウンバライトやロードライトなど、ニュアンスに富む赤系ガーネットの美しさ

ウンバライトやロードライトなど、ニュアンスに富む赤系ガーネットの美しさ

アイキャッチ

人気の高い宝石の一つ、ガーネット。実はガーネットには様々な色合いをもつものが存在しますが、やはり赤系のものは、流行り廃りなくジュエリーの定番としての地位を確立しています。今回は赤系のガーネットの多様性について紹介いたします!

ガーネット、名前の由来

「ガーネットGarnet」という名前はラテン語で種や粒を意味する「granatus」や、ザクロを意味する「granatum」に由来します。日本ではその特徴的な鮮紅色から「柘榴石(ざくろいし)」とも言われます。

歴史上のガーネット

ガーネットは世界のさまざまな地域で採掘されますが、インド、ケニア、マダガスカル、モザンビーク、ナイジェリア、スリランカ、タンザニアなどのガーネットがよく知られています。パイラルスパイトと呼ばれる赤系のガーネットは多くの古い物語にも見られます。 たとえば、ギリシャ神話では、ハデスによるペルセポネの誘拐の伝説でザクロの実に象徴されています。ユダヤ教やイスラム教の伝説でも言及されており、忠実さと真実の象徴でもあります。また、その美しさは古くから高く評価されており、ジュエリーとしても使用されてきました。ヴァイキングは死者をバルハラ(北欧神話で戦死者が死後に行けるとされる楽園)に導くための葬式の装身具としてガーネットを使用しました。また十字軍は護符としてガーネットを着けて出征したと言われています。 18 世紀から 19 世紀にかけて、チェコ共和国の鉱床から産出されたボヘミアン・ガーネットは、ヨーロッパで特に高く評価され、ヨーロッパ中で流行しました。

ガーネットの化学組成

ガーネットはケイ酸アルミニウムまたはケイ酸カルシウムを成分とする鉱物であり、その組成はガーネットの種類と色によって大きく異なります。つまり、ガーネットというのは、いわば鉱物の“グループ”の呼称であって、このガーネット グループには20種類以上の様々な種類が存在し、ガーネットから想像する赤色だけではなく、緑、オレンジ、黄色、ピンク、紫からチョコレート色まで、様々な色合いのものが存在します。これは、さまざまな品種に含まれるさまざまな元素 (鉄、マンガン、マグネシウム、クロムなど)に起因します。その中でも赤系のガーネットは「パイラルスパイト」という系列に大別され、緑や青色を呈するガーネットは「ウグランダイト」という系列に大別されます。

赤系ガーネットの系列、パイラルスパイト

「パイラルスパイト」と呼ばれる赤系のガーネットの色味は不純物として鉄、マンガン、クロムなどが混ざりこむことによって生み出されます。「スぺサルティン」、「パイロープ」、「アルマンディン」は端成分と呼ばれ、スぺサルティンはマンガンを、パイロープはクロムを、アルマンディンは鉄を単一で含むガーネットです。これらの端成分どうしが混じり合うことで、様々な色の多様性を呈します。

スペサルティン(スペサルタイト)

スペサルティン ガーネットは、バイエルンのスペサルトにある鉱床にちなんで名付けられました。マンガンを含み、赤みがかったオレンジ色の色合いが特徴的で 、オーストラリア、ブラジル、ケニア、マダガスカル、モザンビーク、パキスタン、スリランカ、タンザニア、ザンビアでも採掘されています。

パイロープ

Pyrope という名前は「Pyropos」というギリシア語が由来で、炎を意味します。炎の名の通り、クロムに由来する燃えるような鮮紅色が特徴的です。チェコで多く産出するため、ボヘミアン・ガーネットの異名を持つことでも知られます。

アルマンディン

アルマンディン ガーネットはガーネットの中でも古くから知られる種類のガーネットです。その名はトルコの古い都市「アラバンダ」に由来すると言われています。鉄を含み、深く濃厚な黒味を帯びた赤色が特徴です。

ウンバライト(マラヤガーネット)

ウンバライトはパイロープとスぺサルティンが混ざり合ったガーネットで、東アフリカでのみ採掘されています。「マラヤガーネット」というコマーシャルネームでも知られています。マラヤとはスワヒリ語で「無法者・よそ者」を意味します。その名の通り、ピンク~オレンジ色の独特の色合いを帯びているため、レッドガーネットらしくないことから不遇の時代がありましたが、マラヤガーネット特有の繊細でフェミニンな美しさがユニークな価値として評価されるようになり、アメリカを中心に人気に火が付きました。

ロードライトガーネット

1882 年、有名な鉱物学者であり、ティファニーでの活躍でも知られるジョージ・フレデリック・クンツ博士がノースカロライナ州で発見し、Rhododendron(シャクナゲ)に因んでロードライトと名づけました。パイロープとアルマンディンの中間的な性質をもつガーネットで、シャクナゲや、バラ、ラズベリーなどと表現される美しく、可憐な赤い色調で女性から絶大な支持を集めます。

カラーチェンジガーネット

一部のガーネットは変色効果を示します。これらの色が変化するガーネットは、1970 年代頃から知られていました。 特にタンザニアのウンバ渓谷、マダガスカル南部のベキリー、またはケニアのカムトンガ産のものは、カラーチェンジガーネットの認識を高めることに貢献しています。 色の変化は通常、バナジウムの含有量が高いことに起因しますが、クロム、マンガン、マグネシウム、鉄などの他のクロム含有元素に起因します。 非常に希少価値が高いため、市場価格も高いです。

まとめ

柘榴石(ざくろいし)の和名でも知られるガーネットは、鮮やかな赤色をした宝石というイメージが強いですが、実はガーネットと呼ばれる鉱物のグループには、赤だけでなく青や緑色、紫色のものなど様々な種類が存在します。とはいえ、やはり赤系を呈するパイラルスパイト系列のガーネットはやはり人気が高く、とくにウンバライトやロードライトガーネットは得も言われぬニュアンスに富んだ色合いから非常に高く評価されています。

宝石・ジュエリー(ダイヤモンド・宝石)に関連するその他のコラム記事

お役立ちコラム人気記事

タグ一覧

カテゴリー一覧

買取品目のコラム
ブランドのコラム

買取品目

TOPへ