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マラヤガーネットの魅力

1748_マラヤ ガーネット

可愛らしいピンク系の色合いが印象的な、マラヤガーネット。その色合いから、女性を中心に人気の高い宝石です。鮮やかなピンク系だけでなく、少し落ち着いたピンクカラーや、シックな魅力のブラウンやゴールドなど様々な色があり、その上カラーチェンジ効果が楽しめるものまであるので、なかなか奥深い魅力のあるガーネットといえます。今回は、そんなマラヤガーネットの特徴や、魅力をご紹介したいと思います。

マラヤガーネットの特徴

マラヤガーネットは、パイロープガーネットとスペサルティンガーネット(スペサタイトガーネット)、もしくは、パイロープガーネット、スペサルティンガーネットとアルマンディンガーネットが混在する「固溶体」のガーネットです。ちなみに、固溶体とは、“2種類以上の物質が溶け合って、均一になっているもの”のことを指します。パイロープとアルマンディンは赤い色合いのガーネットで、スペサルティン(スペサタイト)はイエローやオレンジ系のガーネットなので各々の特徴が、マラヤガーネットにも見られます。

いくつものガーネットが交じり合う固溶体なので、鑑別書などでは鉱物名は天然ガーネット、宝石名はガーネットと表記します。硬度は7で、十分な強度がある宝石ですから、リングにしてもネックレスにしても楽しむことができます。

宝石名の由来と歴史

①宝石名の由来

マラヤガーネットは、1960年代に発見されましたが、当初は取るに足らない石と見なされていました、スワヒリ語で「部族外(部外者)」「仲間外れ」などの意味のある“マラヤ”という名前が付けられました。このマラヤには、俗語で売春婦という意味もあるため、1978年にタンザニアのウンバ渓谷で発見されたことを機に、産地名を取ってウンバライト、また、マヘンゲ地域で採石されたものをマヘンゲガーネットなどと呼ぶことも増えました。

ですが、日本ではこのような負のイメージは持たれていないため、マラヤガーネットと呼ばれることが主流です。また、諸外国では「Malaia Garnet」と記載されることもあります。日本では、“マラヤガーネット”名で流通していますので、これもマラヤガーネットと翻訳されてきましたが、最近はマライアガーネットと紹介する日本の宝石関連業者も出てきました。

 

②マラヤガーネットの歴史

1960年代に発見された比較的新しい宝石です。しかし、当初は、算出量の多かったスペッサタイトの一種だと思われていたこともあり、現地のディーラーは見向きもしませんでした。しかし、成分の違いが明らかになったことにより、その希少性と各成分が混ざり合ったことで生まれる色味が評価されるようになってきました。

 

③マラヤガーネットの産出国と特徴

マラヤガーネットの名称はスワヒリ語に由来しており、スワヒリ語が公用語として広く使用されているのはタンザニアです。タンザニアはタンザナイトと称される青いゾイサイトの産地としても知られますが、1882年にアメリカ・ノースカロライナ州で見つかって以来、1902年に資源が枯渇して以降は採掘のなかったロードライトガーネットが発見された土地でもあります。

とりわけウンバ渓谷はロードライトガーネットが発見された土地であり、同じ赤色ガーネットのマラヤガーネットがウンバライトと呼ばれるようになったきっかけがウンバ渓谷です。タンザニア国内ではウンバ渓谷だけでなくマヘンゲからも産出があり、同じアフリカでは緑色ガーネットの代名詞であるツァボライトの産出で知られるケニアや、マダガスカルからも産出されます。また、赤色のパイラルスパイト系ガーネットの産出が盛んな地域であれば、マラヤガーネットが形成されている可能性があり、インドやスリランカからの産出もあります。このほかにもアメリカやブラジル、デマントイドガーネットの産地でも知られるロシアからも産出されますが、マラヤガーネットになり得るパイラルスパイト系ガーネットの固溶体は希少で、産地は多岐にわたりますが産出量は少ないのが特徴です。

マラヤガーネットの市場価値

マラヤガーネットは赤色のパイラルスパイト系ガーネットの固溶体で、アルマンディンとパイロープの固溶体にわずかなスペッサルティンが混合しているものと、パイロープとスペッサルティンが固溶体を形成しているものの二つがマラヤガーネットに分類されます。発見当初はスペッサルティンと考えられていたように、固溶体の中でスペッサルティンを含む個体は総じてマラヤといえるのですが、鉱物学的にはガーネットとしか鑑定されないのがこの宝石の特徴です。

しかしながら、固溶体を形成しやすい柘榴石の中でも、マラヤガーネットは珍しい比率で複数の種の柘榴石が固溶体を形成しているので希少価値が高く、産出量の多いパイラルスパイト系ガーネットの中では高値で取引されています。パイラルスパイト系ガーネットは深みのある赤色が特徴ですが、濃すぎる色合いは好まれません。マラヤガーネットも極端に濃い色は価値が高くありませんが、色の濃いアルマンディンに透明感を持たせるためにカーバンクルの手法を用いたように、マラヤガーネットもカットによって色味を淡く見せることのできる宝石です。

それによりインクルージョンの少なさに由来するクラリティーだけでなく、カットの美しさも宝石の価値を決定づける要素です。人気のある色は紫がかったピンクや赤身のあるオレンジ色で、スペッサルティンを含むものはカラーチェンジ効果もあり注目されます。

マラヤガーネットの値段と価格相場

マラヤガーネットは自然に形成されたガーネットの固溶体という鉱物的特性から、産出量の多い赤色のパイラルスパイト系ガーネットの中では産出量が少なく、価値の高い宝石とされています。産出量の多い赤色ガーネットの場合、1カラット当たりの価格は質の良いものでも2万円程度で、アルマンディンとパイロープの固溶体であるロードライトガーネットも同程度の価格帯にあることが多いです。

しかし、マラヤガーネットは産出量が少ないことや、色味が多岐にわたることから価格帯は広く、1カラット1万円前後のものから3万円を超えるものまで幅広いです。特にピンク系の色味はジュエリーとしての人気が高く、指輪などのアクセサリーへの使用も少なくありません。ジュエリーの価格帯は石の大きさとクオリティー、地金の種類によって様々ですが、2万円台から5万円台での流通も少なくないので、普段使いのジュエリーにも取り入れやすいです。特に紫色を帯びたピンク色は愛らしさの中にも大人びた印象があり、カラーチェンジ効果のあるものは屋内と屋外で違った印象になるので人気があります。天然石アクセサリーへの利用は、産出量の少なさからあまり見られませんが、ラウンドカットのビーズを使ったブレスレットなどは販売される場合があり、価格は2万円から3万円程度が相場といえます

マラヤガーネットのお手入れと保管方法

マラヤガーネットのお手入れは一般的なジュエリーと同じように、着用後に乾いた布で汗や皮脂を取り除く乾拭きを行ってください。水に対しては耐性があるので、汗ばむ季節でも着用することができます。汚れが強いときやくすみが気になる場合には、台所用中性洗剤を薄めた水かぬるま湯の中で軽くこすり洗いをすることで汚れを落とすことができます。洗剤を用いた場合は洗剤を十分に落とし、水洗いをした後にはしっかり水気を取り除き、風通しの良い場所できちんと乾燥させましょう。もし、水洗いせずに汚れを落としたいのであれば、セーム革と呼ばれる鹿の皮をなめした布を利用するのがオススメです。セーム革は水や研磨剤を用いなくても汚れ落ちが良く、なおかつ宝石を傷つけないのが特徴です。

マラヤガーネットはガーネットの中では若干柔らかい部類に入るため、超音波洗浄には向いていません。マラヤガーネットの色は極端な高温や紫外線によって退色する可能性があるので、調理やヘアセットを行うときには外してから行うようにし、直射日光にさらされない場所に保管します。ダイヤモンドのように硬い宝石と接触した場合には宝石に傷が入る恐れがあるので、保管する際は他のジュエリーとぶつからないジュエリーボックスを使うか、個別のケースを用いて収納しましょう。

まとめ

愛らしいピンク系の色合いが人気のマラヤガーネット。マラヤガーネットには、さまざまな色合いのものがありますので、沢山の色からお好みの色を選んで楽しめるのも魅力の一つだと思います。比較的手にしやすい価格で購入できるのもポイントの一つですね。この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもマラヤガーネットに興味を持っていただければ幸いです。

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