ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて
ロシアがウクライナへの侵攻を始めてから経済制裁等による資源不足や価格の高騰が止まりません。両国の休戦協議もお互い納得のいく形は作られず、現在もウクライナ東部では激しい戦闘が繰り広げられています。この状況を受け、地政学的なリスクへの対応のため「安全資産」とされる金に資金が流入。2022年2月21日から金相場が急上昇し、過去最高額を更新し続けています。
インフレヘッジとしての金高騰
ロシアウクライナ情勢は、戦争という直接的なリスクだけでなくエネルギー産出国であるロシアと欧米各国との政治的緊張を意味しています。OPECの原油減産による価格高騰に加え、産油国であるロシアと欧米格好との緊張の高まりによりさらにエネルギー価格が高騰すると考えられます。これはエネルギー価格高騰による世界的なインフレの助長であり、今後さらに世界的なインフレが進むと予測されます。インフレによる貨幣価値の減衰を嫌い、インフレヘッジとして金への資金流入が進むことが予想され、今後も金価格が上昇し続ける可能性があるのです。
買取店が大混雑?
昔手に入れた宝飾品を金の買取専門店に持ち込むと結構な価格で買い取ってくれることが話題になっています。実際、都内の買い取り店では今年に入って商品の持ち込みが軒並みに増えているとか。これは、弊社大吉でも同じです。ロシア軍のウクライナ侵攻の影響から金価格が上昇するとともに来店数や、出張買取の依頼が急激に増えています。新規のお客様が多く、大吉を知って頂くきっかけになったことで、その他のお品物をご持参される方も増えております。
金の買取に伴う税金について
金やプラチナなどの貴金属を売却したときの税金は「保有期間が5年以内か、5年超かによって、税金の取り扱いが大きく異なります」税法上、資産を売却したときの所得は、譲渡所得に分類され、譲渡所得の中でも金やプラチナの売却益は、給与所得など、他の所得と合算して税額を計算する「総合課税」という方式が採用されています。税額を計算する際には、売却益から50万円の特別控除を差し引くことができ、売却益が50万円以下なら税金はかからず、申告も不要ということになります。さらに、保有期間が5年超の場合には、利益の額を半分にすることができるのです。
どうなれば買取相場が上がるの?下がるの?
世界の金の使用用途はジュエリーや商品などで50%程度、医療・工業用で10%程度、投資・資産目的で40%程度と言われています。プラチナの使用用途はジュエリー・商品などで30%程度、医療・工業用で60%程度、投資・資産目的で10%程度となります。一般的には世界の景気が良ければ、たくさんジュエリー・商品・車などの工業製品に使用するため僅かな資源を取り合うために相場が上がっていきます。しかし、不景気になると新しく商品を作る必要が無いために取り合いが生まれず、下がっていきます。現在はコロナのため本来は不景気なので下がり続けるはずなのですが、投資・資産目的が膨れ上がり異常な高騰となっています。本来の相場としての動きとは特異な状態と言えますね。ギャンブル目的でなければ、今は売り時です!ぜひお気軽に「買取大吉」へご相談ください。