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資産運用としての「金」の価値とは?運用方法と注意点も併せて徹底解説!

資産運用としての「金」の価値とは?運用方法と注意点も併せて徹底解説!

現代日本で現金をそのまま所持し続けることがリスクと言われています。一昔前は銀行に預け入れ定期預金・普通預金で現金が増やすことが可能でした。多くの人が銀行の預金金利を利用していたことでしょう。しかし、今の銀行は金利がとても低く、ただ預けるだけとなっています。こんな今だからこそ、個人で考え資産運用をしていく必要があります。本記事では、資産運用が初めての方でも始めやすい「金」の資産運用について、その注意点について説明していきます。

現在の預金金利と過去推移について

預金金利と一口に言っても、定期預金と普通預金あると思います。現在の定期預金平均金利は0.003%、普通預金平均金利は0.001%となっています。年率だけ見てもわかりにくいと思います。例えばある年の4月に定期預金・普通預金それぞれ100万ずつ預けたとします。1年後の翌年4月にそれぞれどのくらい増額しているかというと、定期預金は+30円、普通預金は+10円となります。1年経過してもほぼ変化がないということがわかります。

それでは過去の金利年率とその推移はどうだったのでしょうか。まず定期預金金利から見ていきましょう。今から15年前の2007年の定期預金平均金利は約0.401%(4,010円)、2009年は約0.199%(1,990円)、2010年は約0.1%(1,000円)となっています。2007年~2009年の約2年間で半分になっており、3年後の2010年にはさらに半分となっています。

次に普通預金金利を見ていきましょう。今から15年前の2007年の普通預金平均金利は約0.198%(1,980円)、2009年は約0.039%(390円)、2016年からは約0.001%(10円)となっています。普通預金金利の減少は著しく、約10年の間で-0.197%(-1,970円)減となっています。

資産運用としての「金」について

前述したように現金預金での資産運用は現在ほとんど意味がありません。今後インフレがさらに進むと現金の価値がもっと下がる可能性があります。その点、「金」を資産運用として所持するメリットはいくつかあります。

①「金」自体に価値がある

②日本だけでなく世界的に価値の有用性が認められている

③現金と異なり、インフレに強い

④少額からの投資が可能

「金」と聞くと、何を思い浮かべますか?金製品、金貨、金メダル、、、色々思い浮かぶと思います。それほど「金」というのは、人々の生活の中にあるのです。世界の国々でもそれは同じです。例えば古代エジプトのファラオ―ツタンカーメンの金装飾は有名ではないでしょうか。古代エジプトのファラオたちは、太陽を主神とし、太陽のシンボルとして金を崇めていました。彼らにとって金の輝きは、太陽光そのものだったのかもしれません。その為、ファラオたちは自らの死に際して金銀財宝を王墓内に持ち込みました。さらに自らを太陽神に重ね合わせるかのように黄金のマスクを着け、黄金の棺に入り、黄金の装身具に包まれ輪廻に帰っていきました。しかしこの行動は死後の世界を信じていたからだけではなく、「金」が何者にも侵されず永遠に輝き続ける不滅の物質であることを認識していた証です。ちなみに先ほど例に挙げたツタンカーメン王の棺は、1トンあると言われています。

大国であるアメリカは1930年代まで金本位制(※)のもとで多くの金貨を発行し通貨として流通させていた国です。現在のアメリカで金貨をそのまま使用することはありません。アメリカも日本同様に投資目的での所持がされています。

※金本位制…その国の貨幣制度の根幹を成す基準を金と定め、その基礎となる貨幣(=本位貨幣)を金貨とする。さらに自由鋳造・自由融解を認め、無制限通用力を与えた制度。

また「金」の購入は株と異なり少額から購入が可能です。金を使ったアクセサリー等であれば数千円から購入が可能ですし、金貨(メイプルリーフ金貨、ウィーン金貨、イーグル金貨など)であれば数万円からの購入が可能です。自分の生活スタイルに合わせた購入ができるのも金資産運用のおすすめの一つです。

「金」資産運用のリスク

前述までで「金」を所持するメリットや世界の国々での「金」の価値について分かったのではないでしょうか。ここからは「金」を使って資産運用していくにあたってのリスクについて説明していきます。

「金」は株やFXとは異なり、所持しているだけで何かを生み出してくれるわけではありません。買い時や売り時を各々で見極める必要があります。これは株などにも共通することです。「金」は世界情勢によってその価値が日々、時間ごとに変動していきます。もしこれから「金」資産運用を始めようと思っている方は、世界情勢や今の「金」の価値、今後上がる可能性があるかなどご自身なりに見極めたうえで判断してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。資産運用の為に「金」を購入・所持されている方は意外といらっしゃいます。資産運用は色々難しそうと考える方や初心者だから資産運用なんて無理と考える方がいらっしゃるかもしれません。確かに何十年も投資家として資産運用を経験されている方々は様々な価値を見極める力を持っているかもしれません。しかし、そんなベテランたちも投資家を始めた当初は初心者からのスタートです。手探りで見極める力を身に付け今ではベテランになっている方もいらっしゃるでしょう。もし、はじめの一歩が踏み出す勇気がないという方は、書店で資産運用や投資についての書籍を購入してみてはいかがでしょうか。それも資産運用に向けての立派な一歩だと思います。またあなたの周りですでに資産運用をしている方がいらっしゃるなら、一度話を聞いてみるのもいいと思います。ご自身が所有している現金を他の形として運用していくには大きな決断が必要と思いますので、焦らず自分のやりやすい方法で資産形成・資産運用していくことをおすすめします。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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