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金歯は売れる?
結論からいうと金歯は売れます。金歯とはその名の通り、金で作られた歯であり、主に歯科治療用に用いられる事が多いです。
金歯の素材
金歯の素材は通常、K14/K18/K20などの金合金が使われます。純金だと柔らかすぎるためです。この金合金の数字はそれぞれ金の含有率を表しており、数字が高いほど金の含有率が高くなり、その分、金としての価値も高くなります。
金歯1本あたりの重さ
金歯は1本あたりおおよそ2g~5g程度といわれています。また、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)など、金歯の種類によって金の重量は異なります。
金歯1本あたりの値段
上述した金の含有率や重さによって大きく価格が変わりますが、計算することで大体の金額を算出することができます。
~計算~
(金の含有率あたりの1gの金額)×(金歯の重量)=金歯の価格となります。そのため、大体の目安になりますが、1本あたり1万円~3万円程度の金額がつくことが多いです。
金歯は1本から買取可能?
他のかぶせ物に変えたり、抜けてしまったなどの様々な理由で金歯が不要になった場合、売却を考える事もあるかと思います。このように基本的に金歯は1本で手に入れる場合が多く、複数の金歯を所持しているというのはあまりありません。ここで疑問なのは、金歯1本でも売却できるのか?ではないでしょうか。結論としては売却できます。金の素材として価値が決まるため、本数は関係ありません。安心して買取店にご依頼をだしてみてください。
金歯に詰め物などが入ったままでも大丈夫?
歯や詰め物が入っている状態だと買い取ってもらえないかもと考える方もいるかもしれませんが、結論として金歯は状態に関わらず買取は可能です。金は劣化しにくく、歯などの余計な物を除去すれば金として再生させることが可能です。そのため、金相場での買取に異物を外す手数料が引かれる形で買取が可能なため、通常の金の買取相場に近い価格で取引することが可能です。
金歯の歴史
金歯は昔から使われており、特に金の価格が安かった頃には銀歯の代わりによく使われてきました。では、金歯が歴史上はじめて使用されたのはいつ頃だと思いますか?じつは推定4500年前の古代エジプトですでに使われていたそうです。この当時から金は高価なものだったため、ファラオ(王様)などの位の高い人のみだったようですが、それでもそんな以前から利用されているとは驚きですよね。
銀歯と金歯の違い
歯科治療のかぶせ物として金歯と同じような立ち位置に銀歯があります。金歯と銀歯は同じ治療目的で使われ、銀歯の方が金額が圧倒的に安いです。にもかかわらず金歯が利用される場合があるのはなぜでしょうか。もちろん、ゴージャスな見た目にしたいために金歯を利用する場合もありますが、多くの場合は金歯の方が銀歯よりも優れている点が多いためです。
圧倒的な耐腐食性
銀歯は古くなると劣化が進みやすく、銀が溶け出すことによって金属アレルギーや歯茎を黒く変色させてしまうことがあります。しかし、金歯は金自体の安定性が非常に高いため、酸や塩基にもほとんど反応しません。金を溶かすためには、王水とよばれる濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混ぜた特殊な混合液が必要になり、日常的に存在する物質では絶対に溶けることはないといえます。つまり、口内にあっても劣化することがなく、金属アレルギーや錆の心配がほとんどない優秀な素材となります。
素材の柔らかさ
金は展延性が高く、伸ばしたり薄くしたりするのに適しており、様々な形に加工することが容易です。そのため、歯とかぶせ物の隙間が出来ずに虫歯の予防ができたり、嚙んでいるうちにその人に最適な嚙み合わせの形に変形する点もメリットといえます。
新しい素材
上述したように、金歯はその特性から被せ物の中で最も優れたものとして扱われてきました。しかし、技術の進歩とともに、セラミック製やジルコニア製などのメタルフリーかつ自然な歯に近い色味をもつかぶせ物やインプラント技術の発展、近年の金相場の上昇によって、利用者が減ってきています。
まとめ
売却をためらってしまいがちな金歯ですが、それは大変もったいないといえます。金歯も立派な金であり、貴重な素材である金としての価値があり、金の相場が高騰している今はまさに売り時といえます。押入れや倉庫に眠っている金歯がありましたら是非「買取大吉」までお持ち込みください。経験豊富な鑑定士がお客様の大事な品物を丁寧に査定いたします。査定や相談は無料で行っておりますので、お気軽にお近くの「買取大吉」までご相談ください。