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金相場の最近のトレンドは?金のトレンドの歴史についてご紹介します

金相場の最近のトレンドは?金のトレンドの歴史についてご紹介します

金の投資を行ううえで最も重要な事は、相場のトレンドに乗る事だといわれています。今回はそんな金投資において欠かせない要素である、金相場のトレンドについて、金投資の始まりから現在に至るまでをご紹介します。

トレンドとは?

まずは今回のコラムの中心であるトレンドについてご紹介します。

一般的な意味でのトレンド

その時の流行りを表すことが多く、ファッションの流行などに使われます。また、SNSでも使われる事が多く、利用者の間で話題になり、検索数の多い事柄などに「トレンドワード」「トレンド入り」といった言葉も使われています。

投資の場でのトレンド

値動きの傾向のことを表します。金の取引の場合、金相場が高騰する値動きの場合を上昇トレンド、相場が下がる値動きであれば、下降トレンドといいます。金に限らず投資においては、トレンドに乗ることが重要だといわれています。

金投資初期のトレンド

金投資の一般化

金の投資は今でこそ、身近にある投資商材ですが、日本で一般的な投資対象として見られ始めたのは1978年といわれています。これはこの年の4月に金輸出が自由化された事が大きな契機になったといわれています。その後1980年の1月までは上昇トレンドが続き、金の取引価格は当時の史上最高額である1gあたり6.945円を記録しました。しかし、その後は一気に下降トレンドになり、わずか4カ月後の5月には3,000円以上の値下がりが起こり、1gあたり3.645円となっています。

なぜこのような急激な変化が起きたのか

このような急激な変化が起きた背景には戦争が大きく関わっています。まず要因として考えられるのは1979年の2月に起こったイラン革命です。イランは石油の産出国なため、第2次オイルショックが起きました。また、同年の11月にはテヘランのアメリカ大使館が占拠され、12月にはソ連によるアフガニスタン侵攻があるなど、世界情勢が荒れていました。

このような事件を受けて金の価格は上昇していきました。しかし、この後すぐに金の価格は下落する事になります。この要因として挙げられるのが、冷戦状態にあるアメリカとソ連の緊張状態の緩和です。これによってアメリカドルに対する信頼度が高まりました。金相場はアメリカの情勢と逆相関する傾向があるため、金相場が一気に下落したのです。

金価格の低迷期

金の価格はその後、落ち着いていくのではないかという予測も多かったのですが、そうはならず下降トレンドが長く続く事になります。この下降トレンドを決定づけたのが1983年OPEC(石油輸出国機構)による原油価格の大幅な引き下げでした。金の価格と原油価格は同じように値動きをするといわれています(近年は例外も多くあります)。そのため、金の価格は値下がりしました。

日本では別の要因も

世界はこの時期は上述したような事が起きていましたが、日本でも大きな変化が起こっていました。それが日本が安定的な経済成長期していた事です。1985年のプラザ合意、1987年のブラックマンデーの影響も重なり、情勢的に不安定なドルから安定している円への需要が増え、日本の円高が一気に進みました。それにもかかわらず日経平均株価は成長を続け、いわゆるバブル景気と呼ばれる状態でした。金は株式のような投資商品が低迷する時にリスクヘッジとして需要が高まります。

そのため、株価の上昇が顕著にでていた当時の日本では、金投資への魅力がなく、需要がありませんでした。そのため、1980年代は金投資のトレンドは下降傾向のまま進むのはある意味仕方なかったのかもしれません。

経済と金相場の歴史的トレンド

バブル崩壊から2000年までのトレンド

日本におけるバブルは残念ながら1991年に崩壊してしまいます。そうなると金の相場は上がるのではと思われましたが、予想に反して、バブルの崩壊後にも金の価格は下落を続けます。これは、世界規模での金価格の需要が上がらなかったことと、日本円が円高トレンドだった事が原因として考えられます。

その後も下落を続けていた金の価格は、1998年の1gあたり865円という最安値記録を更新しました。この金額は今なお日本の金取引の最低額となっています。2023年現在の相場が1gあたり9,500円を超えている事を考えるとこの金額がどれほど安かったかがわかりますね。

2000年代初頭のトレンド

90年代は下降トレンドにあった金の相場ですが、2000年代に入るとその様相が変わってきました。2000年以前はプラザ合意やブラックフライデーなどの混乱はあってもITバブルともいわれた新興企業を中心に株式投資が活発に行われていたため、世界的にも下降トレンドでした。しかし、2001年にこのITバブルが崩壊、更に9月11日には世界同時多発テロという痛ましい事件が起き、2003年にはイラク戦争が勃発しました。

これによってアメリカを中心に世界は混迷し、株式投資や通貨への投資は一気に後退しました。その反動として現物資産である金へ資産を移行させる人が増え、金の価格が上がり、上昇トレンドとなりました。その後も2007年のサブプライムローン問題を発端としたリーマンショックなどにより世界的な上昇トレンドは続き、1990年代と比べると金の価格は約4倍もの高騰となりました。

2010年以降のトレンド

2010年を迎えて、中国やインドで金の投資が盛んに行われるようになりました。これは、高度成長を遂げている中国やインドで、生活に余裕ができた人たちが増え、金への投資が増えたからです。これにより、金の上昇トレンドは続いていました。その後、リーマンショックを発端とした世界不況は各国で差はあるものの回復していきます。

ヨーロッパでは景気沈滞によるユーロ加盟国の不振が続く状況でしたが、アメリカでは2012年からGDPや失業率など主要指標で一定の景気回復も示唆されました。その影響で長期間に渡って上昇トレンドだった金の価格は、落ち着きを見せました。その後は緩やかな値動きとなり、2020年までは金相場は停滞することになります。

2023年現在の金相場のトレンド

2023年現在、金の相場は未曾有の高騰を見せています。その背景には、地政学的リスクの上昇が挙げられます。2020年から発生した新型コロナウィルスによって、世界中が緊急事態宣言をだし、各国への渡航はもちろん、国内の地域間の移動を制限するロックダウンが各地で行われたのは記憶に新しいと思います。

この影響を受けて、世界経済は大きな打撃を受けました。また、2022年にはロシア・ウクライナ間での戦争が勃発し、世界の地政学リスクが跳ね上がり、これらを危惧した投資家達によって、金の需要が上昇し、過去に類を見ない勢いで価格が高騰し、2023年現在もその上昇トレンドは続いています。

まとめ

こうしてみると、安全資産といわれている金であっても、その時の時勢によって上昇トレンドと下降トレンドを繰り返しているのがわかります。現在、金相場は上昇トレンドとなっておりますが、上昇が高止まりしつつあるのも事実です。終戦などをきっかけとして、今後、金相場が下降トレンドになり価値が暴落する可能性も0ではありません。今言えるのは、取引市場最高額に近い金額である今が金の売り時であるという事です。

「買取大吉」では、金の買取を強化しており、金の状態や品位を問わず、高価買取を行っています。ご査定・ご相談は無料で行っておりますので、ぜひお近くの「買取大吉」各店までご来店ください。

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