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金の産出量はどの国が多い?金採取の世界情勢を解説します

157_金 産出国

金急騰が続き、1gあたり1万円の大台を超えた金ですが、どこの国で採れるのでしょうか?今回は金の産出国や埋蔵量が多い国についてご紹介いたします。

金の採掘について

金の採掘は古くから行われており、金の発見を機にその土地に大きな影響を与えるゴールドラッシュという出来事も世界中で起きています。現在行われている金の採掘には大きく山金の採取と川金の採取の2種類があります。現代の金採取はほとんどの場合は山金の採掘になり、金鉱山から金を含む鉱石を採取し、そこから金を抽出する方法が取られています。(ちなみに川金は砂金採りなどの河川に流出した金を採取します)

金は地球上の比較的広い範囲で鉱脈を確認することができ、様々な地域で採掘することができますが、埋蔵量や産出量は各国で大きな差があります。

金の産出量ランキング

金は全世界で1年間あたり約3,000トンの金が採掘されています。では、その中でも産出量の多い国はどこになるのでしょうか。

金の産出量上位3カ国

1位:中華人民共和国

2021年のデータでは中国が産出量370トンで世界一の金産出国となっています。

2位:オーストラリア

オーストラリアは中国に続く2位の産出量で年間330トンを産出しています。

3位:ロシア

ロシアは天然ガスやダイヤモンドなど資源が豊富な国ですが、金の産出量も年間300トンあり、世界でも第3位の産出量を誇っています。

4位以下の国

4位にはアメリカ合衆国の180トンが続き、カナダ、ガーナ、メキシコと続いていきます。10位以内に入っている国の産出量は概ね年間100トンを超えている国が多く、それらの国で合計2,000トン程度が賄われています。ちなみに日本は過去には黄金の国ジパングと呼ばれ、全国各地に金山がありましたが、現在はほとんどの金山が閉山し、菱刈鉱山のみ現在でも金採掘が行われており、年間約8トンを産出しています。

金の埋蔵量ランキング

金の埋蔵量は採掘可能な金がどの程度その国に存在しているかを表しており、技術の進歩や予測と実際の埋蔵量とのずれにより変動します。

金の埋蔵量上位3カ国

1位:オーストラリア

現在、世界で最も金の埋蔵量が多いといわれているのはオーストラリアとなり、その埋蔵量は10,000トンといわれています。オーストラリアは国内の様々な場所で金を採取することができ、2023年現在でも2kg以上の金を含む大きな金塊が発見されたと話題になりました。

2位:ロシア

ロシアは広い領土にもたくさんの金が埋蔵されており、その埋蔵量は7,500トン以上といわれています。また、地理的に調査しにくい地域も多く、さらに埋蔵量が増えるのではないかともいわれています。

3位:アメリカ合衆国

カリフォルニアのゴールドラッシュなど、金と関わりの深いアメリカですが、残っている埋蔵量は3,000トン程度といわれており、1位、2位の2カ国と比べると差が開いています。これはアメリカの埋蔵量が少ないというよりは上位2カ国の埋蔵量が他国と比べてかなり多いからといえます。

4位以下の国

4位以下の国にはスーダンやペルー、ブラジルなどの国が挙げられ、どの国も2,000~3,000トンといわれています。ここで気になるのが産出量で1位だった中国の名前がないことですよね。実は、中国の金の埋蔵量は残り2,000トン程度といわれており、世界で8位の埋蔵量といわれています。中国は現在、金の需要が高く、金の採掘をどんどん行っていますが、ペース的にも金の枯渇がもっとも懸念されている国であり、産出量の順位が今後下がっていくと予測されています。

これからの金産出はどうなっていくか

金の産出国が変化していく

埋蔵量と産出量から考えると今後、世界で最も金を産出するのはオーストラリアやロシアになっていくのではと考えられます。これは、現在産出量トップである中国の埋蔵量が減少してきている点やロシアが2022年から行っているウクライナへの軍事侵攻で巨額の戦費を消費しているため、その補填に向けて採掘量を増やしていくことも考えられるためです。

新たな金の採掘方法

今まで通り金鉱山からの採掘がこのままだと破綻していく事も考えられます。金は限りある資源であり、全世界の金の埋蔵量は合計でも約50,000トンといわれており、年間の採掘量のペースを考えると20年を待たずに枯渇してしまう計算になります。このような状況への危機感から、利用した金の再利用が注目されています。特に注目されている方法が2つあります。

都市鉱山

都市鉱山という名前から都市部にある鉱山のような印象を受けますが、都市鉱山は天然鉱山ではありません。都市部のような人がたくさんいる街では、家電製品や工業製品のゴミがたくさん出ます。廃棄されるスマホやカメラのような家電製品や工業製品には端子などに金をはじめとした貴金属やレアメタルが使用されており、それらを鉱物資源と見立てて都市鉱山と呼んでいます。地球上に限りある資源「鉱物資源」を再利用するという試みは世界中で注目されており、この都市鉱山という言葉も近年注目度が上がっています。

実際、2020東京オリンピックで選手に授与されたメダルすべてがこの都市鉱山から集められたリサイクル金属で製作されました。現在の日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トン程度といわれており世界有数の規模を誇っており、現在、世界に残っている金の埋蔵量が5万トン程度といわれていますので実に15%程度の金が都市鉱山に眠っています。この他にも銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%、レアメタルであるイリジウムは世界の16%、錫は11%、タンタルは10%と、日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在します。

海水中の金を抽出する

海水中には極微量ではありますが、金が含まれており、もしも全ての海水中に含まれている金を抽出することができた場合、その重量はなんと50億トンにものぼるといわれています。有史以来、人類が手に入れてきた金の総量が17万トン、現在の総埋蔵量が5,000万トンということを考えると、どれだけすごい量があるのかがわかるかと思います。そんな海水からの金抽出ですが、金を含む貴金属が固まってできているものがあります。それが海底熱水鉱床といわれているものです。

海底熱水鉱床は、地下深部に浸透した海水に地殻から様々な元素が溶け、マグマ等により熱せらた際に熱水として海底から噴出し、周辺の海水によって急速に冷却されることで、金や銀などの貴金属やレアメタルを含む各種金属が沈殿して形成されたものです。金鉱山などでとれる通常の金鉱石に比べ、重量あたりに含まれる金の含有量がかなり多く、レアメタルなどの希少金属も同時に採取できることから、今後の金属資源として期待されています。

まとめ

今回は金の採掘量や埋蔵量が多い国、今後の金採掘の情勢についてご紹介しました。金の需要は多岐にわたり、需要の増加が起こっていますが、今後大きな技術革新がない限り、金の採掘はますます困難になっていくと考えられます。現状のような金を採掘して使う事から金をリユース・リサイクルなどの流れを加速させ、採掘しなくても需要にこたえられるようにしていくことが重要なのかもしれませんね。

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