目次
金のネックレスの種類
ネックレスとペンダントの違い
首部分の装飾品には、ネックレスとペンダントの2種類が挙げられますが、この2つに明確な定義はありません。有力とされている説では、ネックレスはチェーンを含む首周りにつけるアクセサリー全般を指し、ペンダントはその中でもチェーンや先端に装飾品をぶら下げたものを指すとされています。
一般的にわかりやすい区分でいうと、チェーンのみ、あるいは飾りがチェーンと一体化している装飾品はネックレス。チェーンとは別にペンダントトップがあり、着けたときにペンダントトップの重みで首元のチェーン部分が「V字」になる装飾品は、ペンダントと覚えておくと分かりやすいでしょう。
ただし、アクセサリーのデザインや販売店によって名称が変わるケースも珍しくなく一概には言いきれないため、あくまでもひとつの目安として覚えておいてください。
喜平ネックレス
喜平とはネックレスのチェーン部分のつなぎ方を表す名称で、あずき型のチェーンの環(コマ)をつなぎ、90度にひねって押しつぶしたシンプルなデザインのものを指しています。喜平ネックレスのデザインはカットの種類と編み方によって決定され、身につけられる資産としても需要があり、人気の高いデザインとなっています。
カット
喜平ネックレスは1つの輪の断面にある平面の数によって種類分けされています。2平面の二面カット、6平面の六面カット、8平面の八面カット、十二面、十四面など様々です。この断面数が多いほど加工に手間がかかるため、価格も高額になります。また、面の数により輝きが変化し一般的にカットが多いほど反射面が増えるため輝きが強くなり、それぞれのカットで着用時の印象も大きく変化します。
編み方
金具の種類は、1つの環(コマ)に対して1つの輪を繋げるシングル編み、2つの輪を繋げるダブル編み、3つの輪を繋げるトリプル編みなどがあります。編みが多いほど密度が高くなり、重厚感が増します。
これらのカット面の数や輪の編み方の形状から喜平ネックレスのイメージが大きく変わり、例えば、カットが二面で1つの輪の「二面シングル」はカジュアルな印象ですが、カットが六面で2つの輪の「六面ダブル」はより華やかな印象、カットが八面で3つの輪で作られた「八面トリプル」になると金がぎっちりとつまっているかのような重厚感がみられます。
金のネックレスの価値はどう決まる?
金のネックレスの価値は大きく分けて品位・重量・デザインや宝石の有無という3つの価値基準があります。ここではそれぞれについて解説していこうと思います。
金の品位
金の品位とは、その金製品にどの程度の割合の金が含まれているかを表す数字になります。たとえば、「K24」や「K18」などです。聞いたことがある方も多いと思います。この数値が高いほど、金の含有率が高い事を示しており、価値が高くなります。良く用いられる品位を以下にまとめました。
K24(24金・純金)…含有率99.99%以上
K24は、純度ほぼ100%のものをいいます。金は柔らかい物質のため、金のインゴットや金貨、喜平ネックレスや一部リングなどのシンプルな形状のアクセサリーに用いられます。
K18(18金)…含有率約75%
日本で最も人気なのがこのK18です。金の含有率は約75%となり、残りの約25%は銀・銅となります、パラジウムなど他の金属が用いられることによって様々なカラーゴールドを作ることができます。
金としての輝きを保ちつつバランスよく強度を高めることができるため、純金では出来なかったデザイン性の高い細工を施すことができ、ジュエリーではリング・ブレスレット・ネックレスなど幅広いアクセサリーに使われています。
K14(14金)…含有率約58.5%
K14は海外で生産されているジュエリーに比較的多く使われています。金の含有率は半分程度ですが、混ぜる金属により色の調整もしやすいので金色のみではなく、白銀色や赤やピンクなどのカラーゴールドとして用いられることも多くあります。純金の含有率が減るので輝きは減り、変色してしまうリスクも高くなってきます。しかし、混合物が増す分、耐久性も増すため高価な万年筆など、ジュエリー以外の装飾部分として使われることも多い金属です。
K10(10金)…含有率約41.6%
K10ですが、素材としての価値は上述した3種類より劣りますが、カラーゴールドの色が鮮やかなため、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどが人気カラーとなります。丈夫かつ加工がしやすいというメリットがありますが、金属アレルギーを起こしやすい事や硬度が高いため、サイズ直しや修理が難しいなどのデメリットもあります。
金の重量
当たり前ですが、ネックレスに使われる金の重量が増えれば増えるほど、価値は高くなります。特に喜平ネックレスは、重量が10g刻みになっており、金としての価値を計算しやすくなっています。
デザインや宝石の有無
アクセサリーはリユースされやすい品物であり、中古品として市場に出回る事も少なくありません。そのため、有名ブランドの人気デザインのネックレスは付加価値が付く事も多く、金本来の素材としての価値に加え、付加価値が加算されます。また、質の良い宝石が付いているものに関しても、その宝石の価値が加算されるため、それらもネックレスの価値を決める重要な要素となります。
売却を検討する際のポイント
今売るべきかを考える
金の価格は日々変化しており、1日で1gあたり100円以上値動きする事も珍しくありません。日々の相場はサイトでも確認できますので、相場をチェックし、今が売り時というタイミングを探してみましょう。
宝石やブランドの価値を見てくれるお店に依頼する
金のネックレスの中には、単純に「金」としての価値以上に「ジュエリー」として高い価値を持つものもあります。有名ブランドや質の高い宝石、デザイン性が優れているものは、金としての価値に加えてそれらの価値も付与されます。
しかし、もしもこれらの品物を「金の価値のみ」で判断されてしまうと、売り主にとっては大きな損失となってしまいます。このような事にならないように、金のネックレスを売却するときには、ブランド品としての価値や、金以外の素材の価値についてもしっかりと見極めてくれるお店を選びましょう。
まとめ
現在、金の価格が高騰しており、昔買った喜平ネックレスが、当時の数倍の値段で売れたなどの話も珍しくありません。金のネックレスは指輪などに比べ、重量が重くなる場合も多く、それだけで大きな資産となりえます。それゆえに売却する場合はお店選びによって、買取金額に大きな差がでやすい物になるため、信頼できるお店に依頼を出すようにしましょう。
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