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日本の全てが隠し金山?世界が注目している都市鉱山について解説します

038_都市鉱山

日本は鉱物資源の乏しい国といわれていますが、みなさんは都市鉱山という言葉を聞いたことがありますか?2021年に開催された東京オリンピックの中で聞いた人も多いかもしれません。今回はそんな都市鉱山についてご紹介していきます。

都市鉱山とは

都市鉱山という名前から都市部にある鉱山のような印象を受けますが、都市鉱山は天然鉱山ではありません。都市部のような人がたくさんいる街では、家電製品や工業製品のゴミがたくさん出ます。廃棄されるスマホやカメラのような家電製品や工業製品には端子などに金をはじめとした貴金属やレアメタルが使用されており、それらを鉱物資源と見立て都市鉱山と呼んでいます。地球上に限りのある資源「鉱物資源」を再利用するという試みは世界中で注目されており、この都市鉱山という言葉も近年注目度が上がっています。

東京オリンピックとの関係

東京オリンピックと都市鉱山は一見、無関係のように思われがちですが、じつは世界でも注目された初の試みがされています。オリンピックでは様々な競技でアスリート達が競い合い、多くのメダリストが誕生します。東京2020大会でアスリートに授与されたすべてのメダルが、この都市鉱山から集められたリサイクル金属で制作されています。

この試みは「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」と名づけられました。このような取組は、オリンピック・パラリンピック競技大会史上初の試みで、プロジェクトの実施に当たっては、主催の組織委員会のほか、東京都、環境省、株式会社NTTドコモ、一般財団法人日本環境衛生センターなどが連携してこのプロジェクトに取り組みました。

東京都では、都庁舎の他にも、都営地下鉄主要駅や都の公共施設で回収拠点を設け、都が主催するイベントではメダル協力ボックスを設置する試みを行いました。都庁舎でのイベントでは、水泳の北島康介選手をはじめ、オリンピアン・パラリンピアンの方々が駆け付け、協力を呼び掛け、授与されるメダル100%が都市鉱山からの貴金属で作られる事となりました。

日本の都市鉱山の埋蔵量

日本は過去には黄金の国ジパングと東方見聞録にていわれていた国ですが、現在では金の採掘量も多くなく、稼働している金山は鹿児島にある菱刈金山のみです。そのため、日本は資源の貧しい国といえますが、都市鉱山の金や貴金属の埋蔵量はどの程度あるのでしょうか。

【日本の都市鉱山の埋蔵量は世界有数】

都市鉱山という観点で見ると、日本は世界でも有数の資源大国になります。現在の日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トン程度といわれており、現在世界に残っている金の埋蔵量が5万トン程度といわれていますので実に15%程度の金が都市鉱山に眠っています。この他にも銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%、レアメタルであるイリジウムは世界の16%、錫は11%、タンタルは10%と、日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在します。

都市鉱山の課題

都市鉱山は上述のように環境にもやさしく、資源が乏しい日本にとってはかなり魅力的なものといえます。しかし、都市鉱山を利用するための課題もいくつか存在します。ここではその中でも大きな課題を2つご紹介します。

コスト面や手間の課題

リサイクルするためには家電製品やスマートフォンといった廃棄物を回収する必要がありますが、その回収率が低く、十分な量を確保するのが難しいことや、分別や解体の作業にかかるコストが高く、金属資源を回収しても経済的に成り立たない、という課題があります。

総埋蔵量すべてを回収できるわけではない

上述した通り、日本の都市鉱山に眠る金は6,800トンありますが、これはあくまでも日本に存在するすべての都市鉱山に存在する量であり、すでに焼却されたり、埋め立てられたりして回収が難しいものも含まれた量になります。そのため、簡単に再利用できるものとなると埋蔵量がかなり下がってしまう事になります。

まとめ

今までゴミとして扱われていた物の中に貴重な資源が眠っているというのは夢のような話です。これから地球上の資源枯渇はさらに深刻になると予想されており、都市鉱山を活用したリサイクルの動きが加速していくと考えられます。そのためには、技術の発展や仕組みの確立が重要ですが、利用者がそれぞれリサイクルを意識し、回収に協力することも重要だと考えられます。今回の記事を機に金属リサイクルについて意識してみてはいかがでしょうか。

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