ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュとは日本だけの話ではありません。1848年頃アメリカのカルフォルニア州で「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」と言われるゴールドラッシュがあり、新しく金が発見されては金脈を求め採掘者が一攫千金を狙っていました。歴史を見ていくとオーストラリアのニューサウスウェールズ州、カナダのクロンダイクと言った場所でも採掘者の一攫千金が狙われていました。
日本におけるゴールドラッシュ
日本で金と言われると佐渡島の砂金が有名で、イメージする方も多いはずです。ですが、もっと古くの日本では北海道でゴールドラッシュが始まったと言われています。1899年に北見枝幸の枝幸山地周辺の川で砂金が発見されたのが始まりです。当時砂金が一週間ほどで100gを採取したとうわさが広まりました。
また、上流の川でも当初一人当たり一日185gから225gほど採取できたと言われています。これだけの量の砂金が取れるという噂は広まり連日老若男女を問わず押しかけており少なくとも5000人以上、1万人や2万人とも言われる人が集まっていました。
この光景から、北見枝幸は「東洋のクロンダイク」と呼ばれるようになり、同時期に始まっていたカナダのクロンダイク地方のゴールドラッシュに匹敵するであろうという想いを込めて表現されていました。
しかし、東洋のクロンダイクと呼ばれた北見枝幸はわずか4年ほどでとりやすいところは掘りつくされてしまい期待に反して徐々に衰退してしまいました。このゴールドラッシュ時に、国内最大級の砂金の塊が発見されました。大きさは長さ10.6㎝、幅6.4㎝、厚さ2.4㎝で重さは何と769gだったとも言われています。
その後のゴールドラッシュ
枝幸砂金の影響を受け、その周辺地域で砂金を掘り起こすために人々が続々と集まるようになりました。
雄武町や興部町、紋別市がその一例で特に紋別市では、枝幸砂金の影響を受けてか、その周辺地域でも砂金堀りのために人が続々集まってくるようになります。枝幸町の南東にある雄武町(おうむちょう)、興部町(おこっぺちょう)、紋別市(もんべつし)がその一例です。
枝幸から流れてきた砂金堀りの人たちによって、後に「東洋一の金山」と呼ばれるようになったところが発見されました。「鴻ノ舞金山」です。発見されたのは大正時代ですが、昭和時代になると、日本一の産出量になりました。当然、数万人規模の大きな町ができましたが、枯渇により1973年で閉山しています。
漫画にもなっている日本のゴールドラッシュ
2014年に少年雑誌で発表され、実写化の話も出ている「ゴールデンカムイ」ですが、実は、明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画です。北海道で砂金を採っていたところ、アイヌが秘蔵していた金塊のことを知り物語が発展していきます。今金が高騰していますが、漫画を介して歴史を参考にしてみても面白いかもしれません。
まとめ
日本だけではなく、海外においてもゴールドラッシュと呼ばれる歴史がありました。現在金の価格が数年前に比べ高騰していますが、金の歴史を知ることで価値や重みをさらに感じることができます。ゴールドラッシュの影響で大きく成長し、そして歴史を動かすだけの情熱がある金。それに触れることができる喜びと感謝をぜひ体験してみてください。
また、北海道では、昔の北海道であったゴールドラッシュにちなんで、北海道名産のトウモロコシに「ゴールドラッシュ」と名前を付けて販売されておりとても人気だそうです。北海道の人にとっては、今も昔も価値のある「ゴールドラッシュ」ということがわかります。