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12月の誕生石「ターコイズ」について

1102_誕生石 ターコイズ

晴れ渡った青空やコマドリの卵の色に例えられる、美しいスカイブルーが特徴の宝石「ターコイズ」。和名は「トルコ石」という風にも呼ばれています。最も古くから使われてきた宝石のひとつで、幸運をもたらすお守りとして世界各国で多くの人々に愛されてきました。今回はそんなターコイズの魅力についてご紹介していきます。

まずはここから!ターコイズとは?

ターコイズは今でも、ブレスレットやシルバーアクセサリーの宝石として大人気です。中でも、スリーピングビューティー鉱山で産出される「スリービングビューティー」は発色が美しく人気があります。もちろん12月生まれでない方にも愛されていますよね!

またターコイズは加工しやすいので、インテリアや彫刻品など、幅広く使われる素材でもあります。誰もが一つは持っている、または持っていたことがある石だと思います。ターコイズは水酸化銅アルミニウム燐酸塩で、濃いブルーに茶色の褐鉄鉱や黒い酸化マンガンの筋目が入っていることも多く(通称スパイダーウェブ ターコイズ)、ジェムストーンとして評価されています。ターコイズはほとんどの場合不透明で、カボション型に磨かれますが、ごくまれにですが、珍しい半透明のターコイズも存在します。

ターコイズの宝石言葉

パワーストーンなど石には皆さんもご存じの通り様々な宝石言葉が存在します。その宝石言葉を目的としてパワーストーンを購入した方も多いのではないでしょうか。ターコイズの宝石言葉はズバリ!強運・成功・社交性・冒険心・自由・健康・繁栄・穏やかな心!ポジティブなエネルギーで災いを退け、持ち主を成功に導くと伝えられている、強い守護石なのです。持っているだけで幸せな気持ちになれそうなところもターコイズの魅力です。

さて、そんなターコイズについて皆さん詳しく知りたいですよね!ここからはターコイズについてもっと深堀し皆さんにご紹介していきます。最後まで是非お付き合い頂ければと思います。

ターコイズの名前の由来

ターコイズの名前はフランス語で「トルコの石」を意味する「ピエール・テュルクワーズ(pierre turquoise)」から来ています。これは西ヨーロッパの人々がこのジェムストーンをトルコ産だと誤解していたためだそうです。実際には、シナイ半島や、ペルシャ(現在のイラン)のアリメルサイ山の原産で、ペルシャでは紀元前5000年からターコイズが採掘されていました。ペルシャ語でターコイズは「勝利」を意味する「フェロザー(ferozah)」と呼ばれ、今でもイランの国の石となっています。

また、ネイティブアメリカンの間では父親からその息子へと譲り渡されてきた石とされ、ターコイズを贈ることで相手との仲が深まり、互いの想いが強まれば強まるほど、この石の加護を受けられるという相乗効果があるようです。また守護の力が高い石でも知られており、旅や交通安全のお守りとしてもおすすめです。危険を回避したり、トラブルを寄せ付けない石ともいわれています。

ターコイズの歴史

ターコイズは最も古くから採掘されていたジェムストーンのひとつです。その歴史はエジプトのシナイ半島、紀元前6000年までさかのぼることとのことです。みなさんが想像もつかないほど前から存在する石なんです!それから何千年にもわたって、古代エジプト人はターコイズを宝飾品として使い、ミイラとともに優れた品を埋葬していました。1900年に王妃ゼルの墓が発掘されたとき、その手首にはターコイズとゴールドのブレスレットが発見されました。これは世界最古のジュエリーのひとつと言われています。

アメリカのアナサジ族の人々は、現在のアリゾナ州、ニュー・メキシコ州、コロラド州でターコイズを採掘していました。チャコキャニオンの町はターコイズの交易で非常に豊かになり、多くの場合、ターコイズは熱帯の鳥の羽と交換されました。この地域で産出されたターコイズは、アメリカ大陸の通商路を通って運ばれ、遠くはユカタン半島のマヤ文明の大都市、チチェン・イツァでも出土しています。十六世紀まで、アメリカ南西部の文化ではターコイズが通貨として使われていたのです。アメリカのアナサジ族の人々は、現在のアリゾナ州、ニュー・メキシコ州、コロラド州でターコイズを採掘していました。チャコキャニオンの町はターコイズの交易で非常に豊かになり、

多くの場合、ターコイズは熱帯の鳥の羽と交換されました。この地域で産出されたターコイズは、アメリカ大陸の通商路を通って運ばれ、遠くはユカタン半島のマヤ文明の大都市、チチェン・イツァでも出土しています。十六世紀まで、アメリカ南西部の文化ではターコイズが通貨として使われていたこともあります。北アメリカ・ニューメキシコのズーニー族は、ターコイズが悪魔から守ってくれると信じ、銀の台にみごとなターコイズを載せたジュエリーを作りました。ナバホ族はターコイズが空から落ちてきたもので、それゆえに悪魔から守ってくれるのだと信じていました。アパッチ族の戦士は、ターコイズを身につけることで狩りの腕が上がると信じ、弓にターコイズを取りつけておくと、その弓から放たれた矢は必ず的に当たるという言い伝えもあります。

いずれの部族も、ターコイズが幸運と幸福をもたらすと信じていたのです。ヨーロッパ人がターコイズに関心をもつようになったのは、シベリアの人々がジェムストーンを使いはじめた紀元前500年頃にさかのぼることができます。しかし、ターコイズが西ヨーロッパの服飾に影響を与えるようになったのは、中世後期に中近東との交易が盛んになってからのことでした。中国は国内にターコイズの鉱脈がいくつかありましたが、ほとんどはペルシャ、トルコ、チベット、モンゴルから輸入していました。

アジアでは、ターコイズは邪眼よけのお守りと考えられていました。チベット人はターコイズを彫って儀式の祭具を作り、伝統的な宝飾品を身につけました。ペルシャ、インド、アフガニスタン、アラビアの古代の写本によると、ターコイズを身につけた人の健康はターコイズの色の違いによって決まると伝えられています。また、ターコイズは繁栄をうながすと考えられていました。また、ターコイズは新しい計画を始めるのに役立ち、身につけた人を落下、特に落馬から守ると信じられています。ヨーロッパでは今日でも、ターコイズの指輪は自分を忘れないでほしいという贈り物として贈られるのです。

ターコイズの弱点?

ターコイズは微細な穴が無数に空いている多孔質の石なので、非常に脆く、そのままでは研磨や加工ができにくい石でとてもデリケートなので取り扱いには十分に注意が必要です。また、水、汗、化粧品、酸、熱、湿気などとの接触は避けてくださいね。現代では、透明樹脂を浸透させる含浸処理が、一般的に行われています。これを「スタビライズドターコイズ」と呼びます。また、表面保護のためにワックスでコーティングすることも一般的です。

状態のいいターコイズを見極めるポイント

ターコイズの宝石としての価値は色や硬さ、いつどの鉱山で採掘されたか、採掘された際の形状、マトリックスと呼ばれる不純物の入り具合など、さまざまな要素により決まります。いい石の条件として、発色がよく色が濃い、母岩が線としてターコイズのなかに入って模様を形成するマトリックスが、薄く入っているという点があげられます。

色が濃いということは、銅が強いターコイズで、密度がある硬い石となります。逆に色が薄ければ銅が少なく表面の穴も多く、軟らかい石に。穴に皮脂などが入って、鮮やかな青は緑に変色が起こしやすくなります。マトリックスの入り方でよく知られるのが、網目状に細い線が入るスパイダーウェブ。ターコイズは小さい粒子のほうが硬く、それが母岩によりひとつの塊となったときにスパイダーウェブが形成される。こうした石は非常に硬く、ジュエリーとして長く愛用してもほとんど傷や変色が起きない。マトリックスが入らないものは軟らかい石になってしまうんです。

ヒーリング効果

ターコイズの特徴は、なんといっても大空や水を象徴する澄んだ水色、新鮮な草や木々の葉をイメージする緑色です!こうしたターコイズカラーが疲れたカラダとココロを包み込み、病んだ心を大空に解放すると言われています。石の放つ穏やかな波動が持ち主の肉体と精神のバランスを回復し、平安と安定感をもたらすとされます。水色は、乾いた大地を潤す水をも象徴するので、イライラしている現代人の感情の炎を和らげ、勘の強い子供には健全さを取り戻し、心から不安を洗い流してくれるとされます。

身体に痛みがある場合は、患部にターコイズを置いて眼を閉じ、痛みの素が石によって吸い出され、細胞のダメージが補修されていく様子をイメージすると、治癒が早まるとか。ストーンヒーリングの分野では、とくに視力を保護するとされ、古代には粉末にして目の薬に混ぜられたこともありました。他に、喉や肺などの呼吸器系統、肝臓や胆嚢などによいとされます。

こんな人にはぜひターコイズがおすすめ

◎旅行のお守りに

◎積極的に夢や目標へ向かう勇気がほしい

◎ストレスから解放されたい

◎災いから身を守るお守りがほしい

◎コミュニケーション能力を高めたい

◎積極性、行動力を高めたい

◎大切な人との絆を深めたい

12月の誕生石は他にもいろいろ

ここで少し話は変わりますが、誕生石は1月につき1つと思われがちですが、実はターコイズ以外にもあるんです!その中でも「いて座」や「やぎ座」によっても守護石が分かれます。いて座だと「トパーズ(友愛・希望・潔白)」「アメジスト(誠実・心の平和)」「ガーネット(真実・友愛・忠実)」やぎ座だと同じく「ガーネット(真実・友愛・忠実)」「エメラルド(安定・明晰さ・希望)」「アクアマリン(沈着・勇敢・聡明)」があります。また、「ラピスラズリ」も12月の誕生石の一つです。ターコイズと同様古い歴史のある守護石です。

いかがでしょうか。とても歴史があるターコイズ。特徴やヒーリング効果を知っていただければ、よりターコイズのアクセサリーを身に着けるのがより楽しくなりますね!是非、12月に誕生日を迎える大切な方への贈り物、自分への贈り物として身に着けてみてください♪

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