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スモーキークォーツの値段、価値

732_スモーキー クォーツ 値段

スモーキークォーツは和名で煙水晶と呼ばれる言葉どおり、煙のような灰色から茶褐色系の色を有する“色付き水晶”の一種です。大きな石も採石されることから、インパクトのあるジュエリーも制作できること、また、透明感のあるブラウングレー等の色合いが美しく、華美になりすぎない魅力が支持されています。スモーキークォーツの名称由来や価値、その特徴や石にまつわる言葉の意味などを、詳しくご紹介します。

スモーキークォーツの意味

和名「煙水晶」という名前の通り、茶色~茶黒色をした水晶です。スモーキークォーツは、微量のアルミニウムを含む水晶が、自然の放射線を受けてこのような色あいに変化したもの。さらに色が濃く、黒くなると「モリオン(黒水晶)」という名前で呼ばれます。現在市場に流通しているスモーキークォーツは、この石ができる原理を人工的に促進して、無色の水晶に放射線を照射して色を変化させたものがほとんどです。スモーキークォーツという石の成り立ちにおいては同じ経路をたどっていますので、鉱物的には天然スモーキークォーツと同種・同成分であり、パワーストーンとして持つ意味合いも同じだと考えられています。

もちろん天然に変化したスモーキークォーツには特別な魅力があり、その神秘的なたたずまいを見れば、やはりさすがだと思わざるをえませんが、透明感のある美しい原石は大変に希少なため、残念ながらアクセサリー用の石としては、あまり流通していないのが現状です。ほとんどは、高級宝飾用ルースや、原石のまま置物として取引されています。この石は古来より魔除けとして用いられてきました。浄化作用の高い水晶系の石の中でも特に破邪のパワーが強く、古代ローマやケルト民族の間では、悪魔祓いや厄除けのお守りとしてスモーキークォーツを使っていたそうです。マイナスエネルギーやネガティブな波動を吸収し、強い守護力で持ち主を守ってくれると伝えられています。そのため他のパワーストーンに比べて、少しこまめに浄化をしてあげた方が良いようです。ちなみに、宝石言葉【素直】・【安眠】・【責任感】・【負けない心】です。

産地について

スモーキークォーツの主な産出は以下のとおりです。

・中国

・ロシア

・ブラジル

・スコットランド

・アメリカ

・日本

・ボリビア

・南アフリカ共和国

・スイス

・スペイン

・オーストラリア

・ドイツ

・イギリス

・タンザニア

・エジプト

・スリランカ

・マダガスカル

・アフガニスタン

・ミャンマー

・ケニア

日本の山梨県でもスモーキークォーツが産出されるようですね。

スモーキークォーツの特徴・特性について

スモーキークォーツは、二酸化ケイ素が結晶したことによってできた透明な鉱物のクォーツ(石英/Quartz)の一種で、灰色や灰茶色のものを指す宝石名です。

 

・色の発色要因

鉱物中のケイ素が、アルミニウムイオンにごく少量置き換わり(置換して)、そこに多量の放射線が当たったために現れた色が中心で、灰色に見えると言われています。放射線量が多いほど、黒くなるとも言われていますが、いまだ明確な発色要因は解明されていません。

 

・スモーキークォーツの名称の由来

スモーキークォーツは、その名のとおり煙のようなクォーツという意味で、和名も煙水晶と名付けられています。実際のスモーキークォーツは、透明度がある中にも茶色や黄色が含まれた灰色から黒に近い色をしています。なお、スモーキークォーツの中でも、スコットランドにある山脈ケアンゴームで採石されたものを、産地の名称のままに“ケアンゴーム”もしくは“カンゴーム”と呼ぶこともあります。

 

・スモーキークォーツとケアンゴームとモーリオン

ケアンゴームは、黒に近い色をしていることから、モーリオンに分類されることがあります。実際、モーリオンとスモーキークォーツの化学成分は同一であり、違いに関する境界線も曖昧なため、一目見ただけでは判別は難しいのです。しかし、スモーキークォーツやケアンゴームは光に透かすことができ、モーリオンは不透明で光を当てても透かすことはできないという区別が主流になってきています。そのことから、光に透かしてみる方法で簡易に判別することができます。

和名では、どちらも黒水晶と記載されて販売されることも多い上記2種です。パワーストーンとして石を求める際には、効果などの意味でこの違いが特に重要になってきますので、判別方法は知っておくと良いでしょう。ただし、どのスモーキークォーツでもそう呼ばれるわけではなく、一見“不透明に見えるほど黒に近いもの”をそう呼ぶ傾向にあります。

 

・おもしろいスモーキークォーツ

色の付いたクォーツ(石)には、それぞれの色によって異なる宝石名が付いています。例えば、紫は“アメシスト(アメジスト)”、黄色は“シトリン”などがそれです。また、この2つの色は、どちらも鉄イオンによる色中心が要因のため、層になってひとつの宝石として産出されることがあり、“アメトリン”とも呼ばれています。実は、この2つの層にスモーキークォーツの層が入ったものが、ボリビアのユールティ鉱山で採石されているのです。

めずらしい現象で、2本の並行に並ぶラインが石に面白い表情を与えているものです。こうしためずらしい宝石は、商品価値以上にオンリーワンの魅力があり、収集家の注目の的になっています。※「色中心」とは:結晶の原子配列に乱れがあり、パターンに欠陥ができてしまうこと(一種の格子欠陥)を指します。このことで、特定の波長の光を吸収するようになり、その効果で特定の色が見えます。

スモーキークォーツの価値

スモーキークォーツは、透明度が高く色は薄すぎず濃すぎないもの、インクルージョン(内包物)がなく、クラック(ひび割れ)や欠け、フラクチャー(内部亀裂)のないもの、色が均等で偏りのないものが原則として高評価になります。また、いくつかのスモーキークォーツを組み合わせて作るジュエリーの場合には、色合いや透明度等がそろっているかも評価の対象になります。ただし、意図的に色合いを変えている作品についてはその限りではありません。

 

・人工的な処理による価値

スモーキークォーツは、ローズクォーツやロッククリスタルなど、他のクォーツ類に放射線を照射することで作られることの多い宝石です。しかし、その行為が人工的なものか天然のものかを鑑別することが鑑別機関でも困難なため、鑑別書には「通常、色の変化を目的とした人為的な照射処理が行われています」などと断りが記載されているのが現状です。そのことから、放射線処理をしていることよって価値が下がることも、鉱山から直接仕入れたもので100%天然と分かっているものも価値に変動はほとんどみられません。

 

・スモーキークォーツのフォールスネーム

スモーキークォーツは、クォーツの中では比較的産出量が少なく、宝石質(※)で産出されることはまれな石です。独特な奥の深いスモーキーな色合いや、大ぶりにカットされた石でも華美になり過ぎず、上品さを保ったままに人目を惹くことができるその特徴は、多くの人を魅了しています。希少価値と美しさで、その価値は本来であればもっと上昇してもおかしくなかったはずなのです。しかし、前項で挙げたように、クォーツに放射線を当てることで色が出せてしまうことから、他の宝石から比べるとリーズナブルな宝石という立場のままです。そこで、一部の宝石商が考え出したのが、“スモーキートパーズ(Smoky Topaz)”というフォールスネーム(※)です。珍しいトパーズということで、高値で販売したのです。現在でも海外の一部では、このネームでの販売が確認されていますので、土産などで購入を考える際には価格帯に気をつけるようにしましょう。

 

※「宝石質」とは:原石の段階で、“宝石になる可能性のある石”と判断されたものを指します。天然石ビーズなどの販売業者が、宝石に次ぐ品質の石のことを「宝石質」と呼ぶ例もありますが、ここでいう「宝石質」とは前者のことです。

※「フォールスネーム(false name)」とは:誤った名称を意味します。見た目の似ているより価値の高い宝石名を意図的に付けることで、消費者に錯覚を覚えさせる目的があります。またこれを転用して、“価値の高い宝石のように美しい”ということを表現する目的で、通称として使用される例もあります。(例:ハーキマー産水晶=ハーキマー・ダイヤモンド)

パワーストーンとしても人気?

スモーキークォーツは、西洋では魔除けの石として使われ、強い守護力でネガティブなものから身を守ると言われています。エネルギーを拡大しながら、集中させるという極端なパワーを持ち、心身を安定させ、持ち主の精神を安定した方向へ導き、恐怖や不安を解消するのに役立つ力があるとされています。それと、実は古代より「悪霊を祓う守護石」「争い事に勝つ石」「種族を保存する石」として重用されてきました。そのため、古代ローマ帝国では、この石に彫刻を施した印章を作成し、代々使用することが行われていたそうです。古代イギリスのケルト族は、ほぼ黒に近いスモーキークォーツを「モーリオン」とか「ケイルンゴルム」と呼び、悪霊祓いやヒーリングストーンとして使用しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?単結晶のクォーツの一種であるスモーキークォーツは、落ち着いた色合いをしているため、服用やシーンを選ばずに着用できるという魅力があります。比較的大粒なものも流通しているので、観賞用として購入する方も少なくありませんが、クォーツの中では流通量が多いスモーキークォーツは大粒のものでも比較的リーズナブルな価格で購入することが可能です。また、扱いやすい部類の宝石でもあるので、是非お気に入りの色合いやサイズのものを探してみるのも面白いかもしれません。

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