金・貴金属 2023年9月15日

オブジェクトの最高峰！純金の小物はなぜ人気？

#金地金

小物や置物は空間に色どりを添え、インテリアとしても重宝されています。そんな中でも純金を用いたものは、高級感があり、小さなものであっても強い存在感を放ちます。しかし、金自体が高価なため、その金額は高額になる場合も多いです。そんな金の小物はなぜ人気があるのでしょうか。

なぜ純金の小物が人気なのか
金の小物を所持する際の注意点
- 保管方法
- 盗難に注意
人気のある金の小物
まとめ

なぜ純金の小物が人気なのか

小さくても存在感のある外見

純金でできたものは、濃い山吹色の光沢をもち、他とは一線を画す輝きをもっています。そのため、小さなものであっても存在感があり、広い場所を必要としないながらも高級感のある空間をつくることができます。このような特徴から、飾れる資産として人気です。

不変性

金は科学的に非常に安定した物質です。そのため、腐食や錆びなどの変質がほとんどなく、その輝きを数千年と保ちつづけます。その不変性から、古来では不老不死の力があると勘違いした権力者が「不老不死の薬」を求めて、数多くの人間に探索や研究をさせたりしていました。

このような性質をもつため、見た目が重視される小物と相性が良く、純金製の置物は飾っていても劣化せずその輝きを保ち続けるため、高価ながらも人気の素材となっています。

換金性が高い

金は、世界中で常に取引されている商材であり、金そのものに価値がある「実物資産」です。そのため、貨幣や株、債券といったその国の経済状況に左右されやすい投資商材と比べると価値が安定しており、世界のどの地域であっても同価格で取引されています。これは純金を加工して作られたものであろうが変わりません。よって金融資産として換金性が高く、人気があります。

純金はジュエリーに向かない

純金ならばジュエリーで所有すればよいという考えもあると思います。これ自体一理あるのですが、問題が一つあります。それは、純金はジュエリーの素材としてあまり向かないことです。

純金は展延性に優れており、純金であればたった1gで1㎡に広げたり、3,000mの金線にすることも可能です。そのため、加工しやすく、様々なことを行なえるのですが、その分、金属としてあまりにも柔らかいという弱点もあります。

そのため、普段使いするジュエリーには向かず、出来たとしてもシンプルな構造のものになってしまいます。その点、小物や置物であれば、飾るだけのため純金であってもキズがつくこともなく、純金特有の輝きを楽しめます。そのため、ジュエリーよりも小物の方が人気が高いのです。

金の小物を所持する際の注意点

純金は柔らかいため変形しやすく、傷つきやすいという欠点があると上述しました。ここでは純金製の小物を保管する際、どのようなことに注意すればよいのかについてご紹介します。

保管方法

純金は外的要因によって酸化などの化学変化はほとんどありません。そのため、保管場所に気を遣う必要はありません。しかし、純金は柔らかい素材のため、落下などによって変形してしまったり、埃を拭き取ろうとして傷がついてしまうこともあるため注意が必要です。

盗難に注意

純金の小物はたとえ小さかったとしても、非常に高価な価値をもっており、100万円を超える金額で取引されているものも少なくありません。そのような貴重なもののため、盗難には細心の注意を払いましょう。特に小物や置物は飾る目的で目につきやすい場所に置いていることも多いため、空き巣などに入られると格好の獲物となってしまいます。「家にいないときは金庫にしまっておく」、「家自体の防犯対策をしておく」などを行い、被害が起きないようにしましょう。