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金の価値はなぜ高い?世界で人気の理由をわかりやすく解説

1106_金 なぜ価値がある

みなさんが普段よく目にする金のリングやネックレス。「金って売ったら高そう」、「そもそも購入時の値段が高い」、そんなふわっとしたイメージは誰にでもありますよね。ただ、そもそもなぜこんなにも取引相場が変動するかご存じですか?ジュエリーや資産などさまざまな分野で活用される金が、なぜ、世界中から求められるのか、なぜ値段が高騰するのか、今回は、過去の事例も踏まえ、金相場の動きについてご説明いたします。


そもそも金とは?

永遠の輝きを放ち、株式や通貨と同じく市場で価値があると位置付けられている金は、ふるくから世界中で愛されてきました。金の価値は高く、投資対象としても人気が高いため、金の購入を考えている方は多いでしょう。しかし、金の価値が変動する仕組みを知らなければ、安心した取引は行えません。金といえばまずは圧倒的な希少性。

これまで地球上で発掘された金の総量は約18.3万トンで、これはオリンピック公式プール約3.8杯分しかないほど少量です。想像するのが難しいですが圧倒的に「少ない」ということはわかりますよね。また、地球に埋蔵されている残りの金は、約5.3万トンしかないと言われています。ですが、大部分は採掘が困難な場所にあるので、枯渇する日も遠くはない貴重な資源です。鉄の原料になる鉄鉱石の総埋蔵量が約1,500億トンと推定されているのに対して、金がいかに希少な金属なのかがわかりますね。

また、金の価値が高いほかの理由には、おおくの人がつかうパソコン・スマホの部品、歯科・医療部品の製造につかわれているというものがあります。金はサビや腐食につよく、何百年・何千年たっても形状がのこるため、宝飾品や製品の重要なパーツとして用いられているのです。このように、金は地球上にわずかしか存在しない貴金属として希少性があるのです。

金の価値の歴史

金には古くからの歴史があり、紀元前6000年頃より装飾品として価値を認められている物質です。人類が長期にわたり取引してきた金には、これまでの歴史の分だけ信用力が積み重なっているため、為替相場も上昇します。

古代エジプトにおいても金はとても貴重で、ツタンカーメンの黄金マスクには、文字通り金が使われています。墓に眠る王が身につけていたマスクは、現在の価値でおよそ300兆円といわれる、規格外の高価なものです。このマスクや、王が眠る黄金の棺(ひつぎ)をつくるために、当時の国民が持っていた金は、すべて王家に徴収されていました。

エジプト王家による金の徴収は徹底しており、一般市民は小さなかけらを持つことさえも許されていなかったのです。現代のように巨大な採掘機械のない古代エジプトでは、ザルで川の砂をすくい上げ、砂金を採るという、原始的な方法で金があつめられていました。

1人があつめられる金は、ごくわずかなのにも関わらず、実際にあつめられた量は莫大なものでした。国民が苦労してあつめた金が、ファラオの宝飾品として加工されたのです。たとえば、ツタンカーメン王の棺には110kgの金がつかわれていました。110kgもする棺の加工に必要な、砂金をあつめる労働者数と時間の長さは計り知れませんね。エジプト王家にとって、金がいかに重要な存在だったのかがうかがえます。このように当時は、権力や永遠の命を象徴するものとして扱われていました。

日本の「金の価値」の歴史

さて、日本では金がどのようにあつかわれてきたのか、歴史を紹介していきます。日本はかつて、13世紀のイタリア人旅行家マルコポーロによって「黄金の国ジパング」と呼ばれていました。彼は、中国滞在中に、莫大な金を産出し、王の宮殿が黄金でできている東アジアの島国のはなしを聞きます。その島国こそが日本だったのです。マルコポーロが聞いた黄金の宮殿とは、平泉(岩手県平泉町)にある中尊寺金色堂なのではないかと推測されています。中尊寺金色堂は、ときの平泉の権力者である奥州藤原氏によって建立された、内観・外観ともに黄金の貼られた仏堂です。

中世の日本では、金色堂につかわれたように、おおくの金が産出されたのでした。ちなみに、金色堂につかわれていた金は、現在の岩手県陸前高田市にあった玉山金山から採れたものを使っていました。玉山金山はのちの仙台藩主伊達家の直轄領になり、採掘される豊富な金は、伊達家とヨーロッパが貿易するための海外使節派遣の費用にもなりました。

中尊寺金色堂のほかにも、日本で金をつかわれた建造物としては、京都の金閣寺が有名ですね。金閣寺は室町時代に、ときの幕府将軍である足利義満によって建立されました。金閣寺に金箔がつかわれた理由としては、日本の最高権力者である義満が「みずからの威厳を国内外に示すため」とも「仏教の極楽浄土を表現するため」ともいわれています。

中尊寺金色堂や金閣寺など、全体が金でつつまれた寺院は、かぎりなく高位の権力者でなければ建てられないものです。金閣寺建立とおなじ室町時代には、金を贅沢につかった屏風(びょうぶ)がつくられるようになります。金屏風は、ときの幕府や有力大名が諸外国の国王に贈った日本を代表する品として、外交で重要な役割を果たしました。

以上、紹介したように、金は世界各国とおなじく、日本でも権威をしめす貴重な物質として認められてきたのです。日本の金鉱山で、とくに有名なものは、新潟県の佐渡ヶ島にある「佐渡金山」です。1601年に発見された佐渡金山は、その莫大な埋蔵量から、江戸幕府の直轄領として最盛期には年間400kgを産出するまでになりました。江戸時代中に佐渡金山で採れた合計41トンの金は、幕府の財政をささえるのに大きな役割を果たしました。明治時代に入ってから、欧米先進国の技術を導入した日本は、金の採掘量を大幅に増やしました。当時の日本は、欧米の経済システムである金本位制を導入していました。金本位制は、国にある金が多ければ多いほど経済を拡大させられるしくみのため、国内発展のために重宝されたのです。金本位制を導入した日本と世界各国の経済は、貨幣のシステムを通じて一体化していきます。

第二次世界大戦後に金・米ドルの交換体制が確立し世界経済が急成長した?

第二次世界大戦後には、戦勝国かつ世界経済のリーダーとなったアメリカを中心に「ブレトン・ウッズ体制」とよばれる為替相場を安定させるしくみがつくられました。ブレトン・ウッズ体制とは、金と米ドルの相場を固定した金本位制のことです。以前の金本位制は、各国間の決済に金をつかっていました。一方のブレトン・ウッズ体制では、各国間の決済に米ドルをつかいます。金は、戦後も巨大化しつづける経済にあわせて、流通量を増やすことができなかったため、通貨発行量が拡大しやすい米ドルが価値の基準になったのです。

ブレトン・ウッズ体制下では、為替変動のリスクがないため、計画的に製品の生産ができた日本・欧州・アメリカは経済の急成長を実現させました。米ドル本位制にしなかった理由は、当時の世界では、まだ世界各国で価値を共有するものは金という物質でなければならないという固定観念があったからでした。やがて、ブレトン・ウッズ体制(金・米ドル本位制)で世界経済を運営する中で、金は増加しないのに米ドルだけが増えます。そして、金と米ドルの交換比率は下落しつづけることが明らかになりました。

1965年ごろからベトナム戦争に軍事介入したアメリカは、軍事費の増加から、米ドルを国外へ流出させてしまいます。ドルが過剰供給され、金との交換ができなくなることを恐れた国際市場では、ドルと金を交換する動きが活発化しました。1970年には、金の保有量が1940年代の半分になってしまったアメリカで、ニクソン大統領が金・米ドルの交換を停止します。このいわゆる”ニクソンショック”の影響で、ブレトン・ウッズ体制は崩壊して、世界各国は管理通貨制度に移行しました。管理通貨制度によって通貨を発行するようになった現代では、通貨の発行にかかわることはなくなりました。現代では、金はおもに投資市場で取引され、とくに国際的な危機のときに買われる資産として注目を集めています。

地政学リスクの影響

地政学リスクの影響が高まると、金相場は上昇します。地政学リスクとは、世界の政治経済の予測ができず、先行きを不透明にするリスクのことです。

 

・紛争やテロ

・国の財政破綻

・大手企業の倒産

・パンデミック(世界的な流行病)

 

などが地政学リスクに該当します。地政学リスクが高まると、安定した資産を求める人が増え、モノに価値がある金の需要が上昇するため、金相場も上昇する傾向にあります。一方で、紛争やテロによる影響がなく、地政学リスクが下がると、他の資産にも需要が流れるため、金相場は低下する傾向にあります。

インフレ

物価上昇が続くいわゆる「インフレ」になりますと、モノの値段が高まって購買力の低下が招かれます。しかし、金の価値も同時に上昇します。そのため、インフレが予測されると金に需要が集中し、価格が上昇するのです。さらに近年では、物価低下が続く「デフレ」に対しても金が有効と言われています。デフレになって、景気が悪化すると企業や国家の信用不安が高まり、株や債券が下降します。そのため、破綻リスクの少ない金が、投資対象として人気になるのです。

金を売るベストなタイミング

金を売るベストなタイミングは、「相場が高いとき」に売ることです。ただし、相場を見たとしても、どのタイミングが最も高値になるかは投資のプロでも正確に予測することができません。

 

・世界情勢が不安定なとき

・円安ドル高のとき

・どこかの国が金を買いに走ったとき

 

これらを把握しておくと、売り時を見極めるうえで役に立つはずです。日ごとの変動幅は大きくないため、過去と比べて相場が高い時期であれば売るタイミングと考えてもいいでしょう。また、金の買取価格は、「相場×純度×重量」で決まります。

 

・純度

K24(24金,純金):99.99〜100%

K22(22金):91.7%

K18(18金):75%

K14(14金):58.5%

K10(10金):42%

数字が大きいほど金の含有率(%)が高く、買取価格も高くなります。純度は直接刻印されていることが多いので、まずはお手元の金製品の刻印を確認してみてくださいね。

 

・重量

金の買取価格には、重さも影響します。0.1グラム程度の違いでも買取価格が上下します。調理用のデジタル計量器などでいいので、お手持ちの金製品が何グラムあるのか、事前に把握しておきましょう。

まとめ

金を高く売りたいのなら、売り時を見極めることが重要です。最終的には、自身で決断を下す必要があるので、「これくらいの価格なら売ってもいい」という基準を設けておくと良いでしょう。なお、金は相場以外にも純度や重さ、業者によって買取価格が変わります。ある程度情報収集ができたら、一度査定を依頼することをおすすめします。

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