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人気がない?ロレックス「ミルガウス」が生産終了した理由と今後の値上がり予想

1260_ロレックス ミルガウス 新作

ロレックスは毎年、春先に新作を発表しますが、2023年はミルガウスがメーカーサイトから消されていたのです。そこで今回は、ロレックス・ミルガウスの生産終了の理由と、実際の相場変動について解説します。

ロレックス「ミルガウス」とは?

ロレックスのミルガウスにはどのような魅力があるのか、使いやすさや特徴を紹介します。

ロレックス「ミルガウス」の魅力

ロレックスのミルガウスは、1956年に初代モデルが発表されました。

X線を使用する医師や、発電所で勤務する方のために開発された耐磁モデルで、1,000ガウスもの高耐磁性が特徴です。ムーブメントを覆うことで、耐磁性を維持しています。

また、世界でもトップクラスの素粒子物理学研究所「欧州原子核研究機構(CERN)」が実施した試験で、1,000ガウスの磁場でも影響を受けないことが確認されました。

ミルガウスは一時生産がストップされたものの、2007年には稲妻針に初めてとなるグリーンサファイアガラスを追加して再販売されています。ユニークな外観も特徴的なモデルです。

ロレックス「ミルガウス」の豆知識

ミルガウスの「MIL」は「ミリタリー」ではく、フランス語で「1,000」という意味であり、ガウスは磁束密度の単位のことです。型番末尾の「GV」はフランス語で「Glace Verte」=「緑のガラス」を意味し、Z ブルーの「Z」はジルコニウムに由来します。

また、ミルガウス以外に、稲妻針やグリーンガラスを採用したロレックスはありません。さらに、ミルガウスは当初はスタンダードモデルでしたが、途中でプロフェッショナルモデルとなりました。

デイトジャスト同様リューズガードがなく、ブレスレットのクラスプはシングルでした。なお、同じ耐磁ケースとムーブメントを使用している初代40mmエアキング(Ref.116900、2016-2022)は兄弟モデルです。

ロレックス「ミルガウス」の使いやすさ

ロレックスのミルガウスは、ケースが分厚く、重く感じることがあります。

また、ブレスレットの金具がシングルなため不安を感じる方もいるようです。しかし、デザインは他のモデルと比較しても魅力的です。

そのため、他人とかぶりにくい点は「使いやすい」と評価できるでしょう。

ロレックス「ミルガウス」の歴史

ロレックスのミルガウスの歴史は、1956年から始まりました。ここでは、ミルガウスの誕生から生産終了までの歴史を紹介します。

1956年 初代ミルガウス Ref.6541の誕生

ミルガウスは、ケースの内部に軟鉄製のインナーケースを使用することで、ムーブメントの磁化を防ぐシステムを採用しています。アップデートは行われていますが、この方法は初代~最新モデルまで引き継がれています。

ロレックスは、軟鉄製インナーケースを磁気シールドと呼んでいます。磁気シールドの一般的なメカニズムは、インナーケースが磁気(磁化)を吸収し、それを一気に外部に伝えるというものです。

1959年 二代目ミルガウス Ref.1019の誕生

初代モデルRef. 6541からデザインを一新し、ロレックスの第2世代ミルガウスRef.1019が造られました。販売されていた期間はおよそ30年で、1960年代半ば~1988年まで製造されていました。

Ref.1019は、回転ベゼルや稲妻秒針がないシンプルなデザインです。ダイヤルカラーはホワイトとブラックの2色、ベゼルは滑らかで、針やインデックスもシンプルです。

また、他のロレックスに比べて「ROLEX」のブランドロゴが大きめで目立ちます。

2007年 ミルガウス Ref.116400として復活

復活したミルガウスは3タイプで、ホワイト文字盤のRef.116400、ブラック文字盤のRef.116400、グリーンガラスと黒文字盤Ref.116400GVです。

なお、ミルガウスRef.116400GV用のグリーンガラスを製造するためには難しい技術が必要であり、製造開始当初は日本の企業が製造をしてました。

また、他のサファイアクリスタルガラスとは製造方法に違いがあるため、Ref.116400GVには偽造防止のためのロレックスの王冠透かしがありませんでした。

復刻ミルガウスの大きな特徴は、初代モデルの稲妻秒針を取り入れていることです。

また、ビビッドなカラーリングはロレックスのプロフェッショナルモデルでは珍しいアクセントカラーとなっています。なお、Ref. 116400は、配色から「トロピカルマンゴー」と呼ばれることもあります。

2014年 Zブルー文字盤がRef.116400GVに追加

2014年には、Ref.116400GVにジルコニウム由来の鮮やかなZブルーダイヤルのモデルが追加されます。

2023年 ミルガウスが生産終了

ミルガウスは、磁気シールドによる独特の厚みや、特異なカラーリングから不人気モデルと呼ばれることもあります。

2023年にRef.116400GVの生産終了に伴い、ロレックスのカタログから再び「ミルガウス」の文字が消えました。

ロレックス「ミルガウス」生産終了の理由は人気がなかったから?

ロレックスのミルガウスは、人気がなかったため生産が終了したのではと考える方も多いです。しかし、ミルガウスの生産終了の理由はいくつか挙げられます。ここでは、主な3つの理由について解説します。

ミルガウス専用のムーヴメント

ミルガウスには独自の耐磁ムーブメントCal.3131が搭載されています。2016年に登場したエアキングにも採用され、耐磁ムーブメントがミルガウスの魅力を底上げしました。

しかし近年、ロレックスはCal.31シリーズからCal.32シリーズへと移行しつつあります。

実際、2015年に発売されたデイデイトから、シードゥエラー、サブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスターIIといった主要コレクションがCal.32シリーズにアップデートされており、ロレックス自身も「最新世代」と自負しています。

ミルガウスもCal.32シリーズへと移行するのかとも噂されていましたが、そのまま生産終了となったのです。

個性的すぎるデザイン

ミルガウスの大きな特徴のひとつは、耐磁時計としての独自性だけではなく、独特の文字盤デザインです。

秒針にはヴィンテージモデルにも採用された「稲妻針」が採用され、アクセントには目立つオレンジが使われています。

また、Ref. 116400GVはグリーンカラーのサファイアクリスタルを採用し、他のモデルでは見られない個性を放っています。

これら上記の個性的なデザインは好き嫌いが分かれやすく、他のモデルよりも人気が出なかったのです。

高耐磁性能のライバルの出現

ロレックスのミルガウス(1,000ガウス)に匹敵する高い耐磁性を持つモデルには、オメガのシーマスターアクアテラ(15,000ガウス)などが挙げられます。

オメガは2010年代後半から、シーマスターをはじめとする様々なシリーズでマスタークロノメーター認定を取得した超高耐磁モデルを発売しています。

高い耐磁性を売りにしているミルガウスに対して、スタンダードスペックで高い耐磁性を持つライバルの出現は、ミルガウスを生産終了に追い込んだ原因の1つと言えるでしょう。

ロレックス「ミルガウス」の各シリーズの特徴

次に、ミルガウスの初代~3代目モデルまでの特徴を紹介します。

文字盤の種類 初代モデル 第2世代 第3世代
型番  Ref.6541 Ref.1019 Ref.116400 Ref.116400GV
シルバー シルバー、黒 黒、白 黒、Zブルー
製造年 1956年~1960年代初期 1960年代前半頃
~1980年代末頃
2007~2015頃(黒)
2007~2016頃(白
2007~2015頃(黒)2014~2023(Zブルー)
ケース径 37mm 37mm 40mm 40mm
厚さ 13.5mm 約14mm 約13.5mm 約13.5mm
重さ 110g 約107g 約157g 約157g
ムーブメント Cal.1065M、Cal.1066M、Cal.1080 Cal.1580 Cal.3131 Cal.3131

第2世代、第3世代のムーブメントは、一部に耐磁パーツを使用した専用のものが搭載されています。第3世代となるRef.116400GV/116400は、ガラスや文字盤、インデックスの色など印象が異なります。

生産終了後のロレックス「ミルガウス」の買取相場

ミルガウスの購入や売却を検討している場合、どのくらいの買取相場になるのかを確認しておく必要があります。そこで、5つのモデルの買取相場を紹介します。

ミルガウス Ref.116400GV Zブルー

買取相場
2020年 約76万円
2021年 約102万円
2022年 約139万円
2023年 約136万円
2024年 約145万円

ミルガウスRef.116400GV Zブルーは、相場が安定しているモデルです。

相場が安定しているため投資用には不向きですが、売り時を見極める難しさはなく、いつ売却しても高額査定が見込めるというメリットがあります。

2024年段階での相場は約150万円で、最も高額だったときと同等の数字です。生産終了が決まっているため、相場はこれから更に高くなるでしょう。

ミルガウス Ref.116400GV ブラック

買取相場
2019年 約57万円
2020年 約65万円
2021年 約90万円
2022年 約131万円
2023年 約120万円
2024年 約120万円

2007年に復活したRef.116400GVブラックは、ミルガウスの象徴ともいえるモデルです。発売当初は約180万円のプレミア価格で取引されるほどの人気となりました。

リーマンショック後は相場が大きく下落し、一時は買取価格が40万円台に達する急落もありましたが、その後買取価格は約50~60万円まで戻り、2024年現在では約130万円と高値を記録しています。

また、今まではZブルーが人気でしたが、現在はブラックの人気も高いです。2017年頃までは相場が安定していましたが、2018年以降にロレックス人気が高まり、為替の影響もあり相場が急上昇し、価値が上がっています。

また、生産終了も発表されているため、今後も上昇する可能性があるでしょう。

ミルガウス Ref.116400 ホワイト

買取相場
2019年 約53万円
2020年 約56万円
2021年 約71万円
2022年 約101万円
2023年 約110万円
2024年 約110万円

Ref.116400は、初代モデルで使用された稲妻型秒針と、次世代のデザインを組み合わせたモデルです。2015年の生産終了まで、ミルガウスの人気維持に貢献しました。

Ref.116400にはブラックとホワイトの2種類がありますが、販売価格、買取価格はどちらもほぼ同じです。2021年以降、ホワイトの人気が急上昇し、価値が上がり続けています。

買取価格は2013年以降変動がありませんでしたが、生産終了後に高騰し始め、2018年におよそ53万円まで上昇しました。

2019年に入ってからも相場は安定しており、それ以降は高騰し、2024年現在の買取価格は約120万円です。売り時はまさに今といえるでしょう。

ミルガウス Ref.116400 ブラック

買取相場
2019年 約69万円
2020年 約70万円
2021年 約88万円
2022年 約121万円
2023年 約112万円
2024年 約125万円

Ref.116400の黒文字盤はとオレンジの稲妻針の組み合わせがユニークなモデルです。価格も生産終了後、少しずつ人気が上昇しており、約2年で買取価格は大幅に高騰しました。

Ref.116400もホワイトとほぼ同じ価格推移となっており、2019年から買取価格が大幅にアップしたことも同様です。

高騰した理由のひとつは、黒文字盤の新モデルの発表が期待されているからだといえるでしょう。ホワイト同様、上昇傾向にありますが、ホワイトよりも若干価格が安定していることが特徴です。

その他ロレックス「ミルガウス」に関する疑問

ミルガウスの購入や売却をするにあたって、中古で購入できるものなのか、値上がりの可能性はあるのかなど疑問を抱く方もいるでしょう。最後に、ミルガウスについて疑問を抱きやすいことを紹介します。

ロレックス「ミルガウス」は品薄?中古で買える?

ミルガウスは長年愛されているモデルであり、在庫のあるお店で相談・予約すれば購入できます。

ただし、生産終了に伴い希少価値が高まったため、競争率が高まる可能性は高いです。実際、生産終了が決まってから、中古市場での買取り価格が約20万円上昇するなど、最新モデルの価格は高騰しています。

在庫状況については、大手百貨店やロレックスの正規販売店に確認する必要があります。

ロレックス「ミルガウス」は今後値上がりする?

モデルチェンジで生産終了となったリファレンスモデルは、市場で売買されません。

旧モデルの人気はこれまで通り高いですが、供給はなく、反対に市場に出る良品は確実に減ります。結果、生産終了モデルの価格は徐々に上昇していくでしょう。

ロレックス「ミルガウス」は再び復活しそう?

ミルガウスはカタログからは姿を消しましたが、過去にも生産終了から復活をしたという歴史があります。ロレックスにとって、ミルガウスは重要かつ特別なモデルであり、復活する可能性はあるでしょう。

理由は、ロレックスのコーポレートカラーである「グリーン」を使用した唯一のガラスだからです。

さらに、プロフェッショナルモデルという位置づけにもかかわらず、ケースは鏡面仕上げの美しい構造となっており、他のモデルとは一線を画す要素があります。

まとめ

稲妻の針とグリーンのガラスで知られるモデルですが、個性的なデザインのためか、使用している方は少ない傾向があります。過去に生産終了から復活した歴史もあり、決して不人気なわけではありません。しかし、現段階では中古市場で購入する必要があります。ミルガウスの購入や売却を検討している方は、中古市場での価値を確認してみましょう。

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