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ROLEXの正規品、並行輸入品の違いについて

ROLEXの正規品、並行輸入品の違いについて

ROLEXですが、テレビやインターネットなどで価格高騰中!と記載されているのをよく見ますが、実際、モデル別の値上がり率トップ3を見てみるとGMTマスター2が約100万円の上昇で300万円前後、サブマリーナ 116610LVが150万円の上昇で350万円前後、デイトナは2021年の一年間で200万円程も値段が上昇し、今では相場が520万前後と言われています。デイトナなどの人気が高いモデルは価格の上昇率が160%以上となっているモデルもあるほどです。更にアンティークや金無垢のモデルなどは更に高額になっているモデルも多数ございます。需要が高まり、今では正規販売店での購入は一部の人しか行えず結果としてリセール店や並行輸入品取扱い店で定価以上の価格でしか買えない状況が続いています。どうしてもROLEXは欲しいけど並行輸入品を買うのは少し不安・・・と思われている方のために本日は国内正規品、並行輸入品について説明していきます。

国内正規品とは

ROLEXに限らずブランド品をインターネットなどで検索すると「国内正規品」や「並行輸入品」と言う言葉をよく見かけます。ROLEXやLouisVuitton、Hermèsなどの高級ブランドからナイキやアディダスなどのスポーツブランドまで海外発祥のブランドには国内正規品と並行輸入品と言う言葉が存在します。国内正規品とはブランドが日本国内で販売する事を目的として製造している物を差します。主にブランドの直営店やブランドと提携している国内正規販売店で販売されている物となります。つまりROLEXの店舗で購入した物は国内正規品と言う事になります。

並行輸入品とは

対して並行輸入品とは正規代理店と関係のない第三者が海外の正規店や海外卸尚から輸入して販売されている物を差します。実はこの並行輸入品ですが、皆様の身近にもたくさん存在します。例えば某大型量販店での海外ブランド製品や某大型ディスカウントショップなどで売られている物には並行輸入品がたくさん御座います。正規販売店では定価販売だけどあるお店だと少し安く買えるなーと思ったその商品は並行輸入品の可能性があります。また並行輸入品の中には本来日本で発売されていないモデルが存在する事もあります。海外では通常の商品として販売されているモデルでも日本では販売されていないモデルは多数存在します。

逆に日本では販売されているが海外では販売されていないモデルなどもあります。そういった人とは違う物をGETできる可能性も並行輸入品には存在します。一般的に並行輸入品は国内正規品よりも安く買える事が多いです。しかし今のROLEXは需要が高いため、並行輸入品であっても安く買う事は困難になっています。

なぜ並行輸入品は安いのか

ではなぜ並行輸入品は国内正規品よりも安いのか?国内正規品はブランド側が定めた定価が存在します。販売店はこの定価を守る義務があるため、国内正規販売店ではどこで買っても同じ金額となります。しかし並行輸入品にはこの定価が存在しません。なので仕入れ値や国内での相場を元に販売価格を変動させることが可能になります。安く仕入れる事ができれば正規販売店よりも少し安く販売する事で多くの売り上げを獲得する事も可能になります。

結局並行輸入品は安心していいの?

たとえ少し安く販売されていたとしても並行輸入品は海外では正規品と言う事になりますので基本的に心配される必要なないかと思います。しかし中には悪徳な業者も存在しており並行輸入品と言いながら偽物を販売している業者も少なからず存在します。そのため、販売されている業者が信用できそうかはネット上の口コミ等を参考にされると大丈夫かと思います。また、並行輸入品はもともとは海外での販売を想定しているので日本語表記の説明書などが付属しない場合がございます。また、その国に合わせた多少の仕様の変更などがある場合もございます。それでも商品自体は国内正規品と同じ物である場合がほとんどですので商品自体は問題なく使用する事が可能かと思います。

ROLEXの国内正規品と並行輸入品の違い

ではROLEXの場合、国内正規品と並行輸入品の違いはあるのでしょうか?結論として付属品などに多少の違いはあっても時計自体に違いはありません。なぜかというと、全てのROLEX製品はスイス本社の工房で製造されており、それがどの国に納入されるかが違うだけだからです。ですので時計のどこかをみれば日本のものか海外のものかが分かる、などというポイントは一切ありません。刻印されているシリアルナンバーなども、それ自体に販売国を示すような情報は含まれていないため、時計そのものをみただけでは“日本正規品”か“並行輸入品”かを見分けることはできません。新品のROLEXに付属するギャランティーカードにはどこの国で初めて購入されたかという事が記載されていますがそれを見ない限り日本正規品か並行輸入品かは一切わからないようになっています。

しかし一つ気にしないといけないポイントとしては国内正規品で購入したROLEXは購入した日からメーカーの保証期間がスタートします。それに対して並行輸入品は海外で買い付けた日からメーカーの保証期間がスタートしています。そのため、国内正規品よりもメーカーの保証期間が短い場合や、売れ残っていた個体に関しては場合によってはメーカー保証が切れてしまっている場合がありますのでそちらに関しては注意が必要かと思われます。

国内正規品と並行輸入品の付属品の違い

まずは先程も述べた通り取扱い説明書は言語が日本語でない場合があります。当然言語は本来販売されていた国の言語となります。ですので操作が複雑なモデルなどは販売店のスタッフさんにしっかりと確認する事をお勧めします。デイトナを買ったがクロノグラフの使い方が分からない、デイトジャストの日にちの合わせ方は地道にリューズをくるくると回すしかないの?など買ってから操作が分からないなんてことになった際に少し困る可能性はありますね。また並行輸入品には「GUARANTEEMANUALWORLDWIDESERVICE」と言う冊子が付属します。

こちらは各国の言語でROLEXの保証についての規定などが記載されており、万が一時計になにかあった際に確認するものとなります。中には日本語で表記されたページもあるのですがこちらは国内正規店で購入した場合付属しません。せっかく日本語のページもあるなら国内正規品にも付属してもいいと思うのですがこちらは並行輸入品にしか付属しない物となります。次にROLEXには緑タグ、白タグと言う2種類のタグが存在します。緑タグはロレックスが独自に定めた検査基準である高精度クロノメーターを通過した証明で、日本正規品・並行輸入品どちらにも付属しています。白タグはROLEXの管理用のタグで裏面に個体番号などのシリアル類が記載されています。こちらの白タグは国内正規店で購入した場合必ず購入時に店頭で回収されてしまいます。しかし海外で購入した際はこちらは回収されません。なので並行輸入品には緑タグ、白タグの両方が付属する事になります。

しかし最近になって海外でも白タグを回収するようになったので最近購入した並行輸入品には白タグが付属しない個体も存在するようなのでこちらの違いはないと考えてもいいのかもしれません。最後の違いはショッパーなどです。当然の事ですが、国内正規店のROLEXのお店でROLEXを購入すればROLEXのロゴ入りのショッパーに商品を梱包してくれます。しかし店舗で並行輸入品を購入される際はそのお店のショッパーで梱包されることになります。ちょっとした物を持ち運ぶ際にブランド品のショッパーを使われる方もいらっしゃいますがそのような方からしたらROLEXのロゴ入りのショッパーが手に入らないのは少し残念に思ってしまうかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?例え国内正規品でも並行輸入品でも結論としてはどちらも正真正銘ROLEXである事は変わりありません。しかし、日本語表記の説明書が付属しない、メーカーの保証期間が短い等の違いはあるかもしれません。その場合は販売店によっては独自の解説書を付属してくれていたり販売店独自の保証期間が存在するお店もあります。そのようなサービス面も含めて安心できると思われたお店であれば並行輸入品であっても購入されるのはありだと思います。是非ROLEXの購入を検討中であればこの記事を参考にしてみてください。

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