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世界の五大時計ブランドとは

1799_世界 五大 時計

所有する人のステータスを表すアイテムは、車や洋服、宝石など数多くあります。腕時計もそのひとつです。美しいデザインとさまざまな高機能を誇る逸品は所有者の手首で光り輝き、周囲からの羨望を集めます。1個数百万円という高級品も当たり前のように存在しており、値段に見合った価値を提供しているのです。ここ日本で高級腕時計と言えば皆様が思い浮かべるのはロレックスやオメガだと思いますが、実はそのどちらも「世界五大時計ブランド」には含まれていません。本カテゴリでは「世界三大高級時計メーカー」に含まれる、押しも押されぬ3社に2社を加えた「世界の五大時計ブランド」の情報を特集します。各ブランドの歴史や特徴、そして代表モデルを紹介していきます。
五大時計ブランドが創造するアイテムの数々はなぜ素晴らしいのか、なぜ多くの人々から「一生に一度でいいから、手に入れたい」と所望されるのかを知りたい方は、ぜひ多少長くなりますが、内容に目を通していただければと思います。

世界五大時計のブランドとは?

世界五大時計に含まれるブランドは下記の5つになります。

 

① パテック・フィリップ

② ヴァシュロン・コンスタンタン

③ オーデマ・ピゲ

④ ブレゲ

⑤ ランゲ・アンド・ゾーネ

 

続いての項目ではそれぞれの会社について簡単にご紹介していきます。

①パテック・フィリップ

創業から150年以上の歴史を誇る老舗で、世界中のセレブリティから愛用されています。1881年の「高精度緩急調整機構の技術特許取得」を皮切りに、長い歴史の中で数々の特許を取得してきた高い技術力は、信頼の証といえます。また、アメリカの宝飾ブランドとして絶大な人気を誇るティファニーと深い関係があり、相乗効果でブランド力を高めてきました。永久修理保証制度という制度を設けているため、市場では新モデルだけでなく、アンティークも常に高い人気を誇ります。

②ヴァシュロン・コンスタンタン

ヴァシュロン・コンスタンタンの創業者のひとり、フランソワ・コンスタンタンは非常に優れたビジネスマンで、まだ飛行機がなかった19世紀から、同ブランドの時計を世界中に広めました。各国の王族への贈答品に選ばれた実績も多く、大切に保存されている当時の時計を分析した結果、ブランドの高技術が裏付けられたこともあります。また、ラグジュアリーなデザインセンスも、ヴァシュロン・コンスタンタン大きな特徴のひとつです。

③オーデマ・ピゲ

幼い頃から仲良しだったふたりの時計師が1875年に創業します。現在も彼らの親族や子孫により運営されているという、稀有な高級腕時計ブランドです。ひとつの時計に、必ずひとつ以上の複雑機構を搭載する高技術には定評がありましたが、オーデマ・ピゲの名が世界的に高まったのは、創業から約100年後の、1970年代のことです。ラグジュアリー・スポーツウォッチの元祖とも言われる「ロイヤルオーク」を発表したことで、一世を風靡したのです。

④ブレゲ

ブレゲはフランスで花開いたブランドで、なんとマリー・アントワネットの時代から続く長い歴史を持っています。しかしその業績が、100年近く停滞していた時期もありました。それでもブレゲが世界の5大ブランドの一角を占めているのには、理由があります。創業者のアブラアム=ルイ・ブレゲが、あまりに偉大だからです。天才時計師であったアブラアム=ルイ・ブレゲは、トゥールビヨン、自動巻き、そしてミニッツリピーターなど、現在も高級腕時計に搭載されている複雑機構を開発した人物です。「時計の歴史を200年早めた」と称賛されています。

⑤ランゲ・アンド・ゾーネ

ランゲ・アンド・ゾーネはドイツ生まれのブランドです。ドイツの政治は第二次世界大戦の前後に、大きく混乱しましたが、その流れに巻き込まれ、一度は消失という悲劇も経験しています。しかしベルリンの壁が崩壊した後、不死鳥のように蘇り、過去の技術・ノウハウを見事に再現したという、ドラマティックな歴史を持つブランドなのです。現在は、マニファクチュールを構え、モデルごとに専用キャリバーを開発するなど、高技術を誇っています。

 

ここからは各ブランドの歴史に触れ、より魅力に取りつかれてみてください。

パテック・フィリップの歴史

パテック・フィリップは、「世界三大高級時計メーカー」のひとつです。1839年にアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックという2人のポーランド人が創業した「パテックチャペック社」が前身です。

1844年には、フランス人時計師ジャン・アドリアン・フィリップが入社します。一方チャペックが退社したことで、社名は1851年に「パテック・フィリップ」に変更となりました。世界大恐慌に見舞われた1930年代に業績は悪化した際、文字盤製造会社を経営していたジャンとシャルルのスターンの兄弟が経営権を取得し現在に至っています。

パテック・フィリップが高級腕時計界の殿堂入りを果たしている理由は、その高い技術力にあります。1881年の「高精度緩急調整機構の技術特許取得」にはじまり、世紀を超え多数の特許を取得してきた実績があるのです。また、アメリカの宝飾ブランド・ティファニーと関係が深く、多くのダブルネームアイテムを発表してきたことが、ブランド力をより強固にしたと考えられます。2001年にはジェノバに、自社ミュージアムを設立、その歴史を誇示するに至りました。

また、創業から150年を越えた現在でも、パテック・フィリップは新モデルを発表しています。1本500万円を超えることも珍しくない同社の腕時計は、今日も世界のセレブの手首を彩っているのです。

パテック・フィリップの特徴

パテック・フィリップの技術力の高さ、そして真摯なカスタマーサービスを象徴するのが、同社が用意する永久修理保証です。たとえ、購入から何十年の時間が経過していたとしても、製造当時に限りなく近い状態までの修復を約束しています。このため同社のアンティークがオークションに出品されると、億単位の値がつくこともあるようです。

パテック・フィリップの人気モデルは数多く、とてもすべてを紹介することはできませんが、1932年に初代モデルが発表されたドレスウォッチ「カラトラバ」を外すことはできません。

シンプルでありながら優美なデザイン、そして高い機能性は世界中の人々から評価され、ここ日本でも皇族に愛用されました。また同社のスポーティウォッチとして人気を博したのは、1970年代に発表された「ノーチラス」です。

左右に設けられた突起がシンボリックなデザインで、防水性も高くなっています。いずれも機能アップデートや多彩なデザインを施された現行モデルが、数多くリリースされています。

 

【代表的な作品】

・カラトラバ(Ref.5196G-001)

ドレスウォッチの代表的モデルです。シンプルなデザインは追従する時計ブランドの模範となっており、クラシカルなラウンド型のケースが放つ優美なエレガンスには、世代を超えた支持が集まっています。

 

・ノーチラス(Ref.5711/1A-010)

1976年の誕生以来、カジュアル・エレガンスを体現し続けているノーチラスの生産終了モデルです。2021年オリーブグリーンダイアルでモデルチェンジしています。パテック・フィリップの中でも希少性が高く、正規店では入手困難なステンレス最高ランクの時計です。シリーズ内には、アクティヴなライフスタイルに適するメンズ/レディーズモデルが多数ラインナップされています。

 

・パテック・フィリップ ノーチラス 7118/1R

高級感のある雰囲気はカジュアルシーン、ビジネスシーン双方に対応可能な汎用性の高いデザインとなっていますが、やはりその特徴は上質感です。時間を知るだけではなく、装着する悦びを得られるモデルとなっています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史

ヴァシュロン・コンスタンタンは、「世界三大高級時計メーカー」のひとつです。老舗メーカーの中でもひと際歴史が長いことで知られ、1755年のスタート以来、一度も破綻に陥ることなく経営を続けています。

創業者のジャン=マルク・ヴァシュロンは、ジュネーブに自らの工房を開いていました。その後、ジャンの孫であるバルテミー・ヴァシュロンがイタリアで出会ったビジネスマン、フランソワ・コンスタンタンを経営者として招き入れたことで、1819年にブランドの礎が固まります。

コンスタンタンは優れた営業手腕を持ち、同社の時計を世界中に広めました。1900年代にはブランド価値がさらに高まり、インドやエジプトの王族、富豪への贈呈品に選ばれるまでになります。1955年には創業200周年を迎えた際には、厚さ1.64㎜という機械式ムーブメント「キャリバー1003」を発表します。薄型に関する新記録を打ち立てました。さらに1981年には、チャールズ皇太子と結婚するダイアナ妃のため、特別設計のモデルを製作しています。

このように輝かしい実績を持つヴァシュロン・コンスタンタンですが、1996年にはリシュモングループ傘下となり、流通力をさらに拡大しています。2015年に創業260周年商品を発表したことからもわかるように、新モデル創造に賭ける意気込みも、未だ衰えを知りません。

ヴァシュロン・コンスタンタンの特徴

ヴァシュロン・コンスタンタンは、これまでに数多くの複雑な機構を持つ時計を発表してきました。1929年にエジプト王へ贈られた懐中時計がクロノグラフ、永久カレンダー、ミニッツリピーターなどの機能を複合的に備えていたことからも、その技術力がわかります。また数多の宝飾時計を生み出した、ラグジュアリーなデザインセンスも大きな特徴のひとつです。その融和は極めて高品質な時計として結実しており、全モデルがスイスの公的認証「ジュネーブ・シール」を取得し続けています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの現行モデルの中で人気が高いのは「トラディショナル」コレクションです。トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、そしてミニッツリピーターの3大複雑機構が搭載されているほか、普遍的なエレガントデザインも魅力です。そのラインナップは約50種に上り、価格も数百万円~数千万円と多彩です。

また、同社唯一のスポーツウォッチコレクション「オーヴァーシーズ」も人気で1970年代に登場した「タイムピース」の進化形であり、スポーツウォッチ特有の美と、120mの防水機能に代表される技術的特性を備えています。

 

【代表的な作品】

・オーヴァーシーズ(Ref.4500V/110A-B128)

モデルネームにもなっている旅をコンセプトにした時計で、22Kゴールドの、ローター付き自動巻きムーブメントを搭載しています。ブランドの象徴であるマルタ十字が、ベゼルとストラップに表れています。ステンレススティール、レザー、ラバーのインターチェンジャブル・ストラップでパーソナライズが可能です。深みのあるブルーダイアルは正規店では入手困難な商品です。

 

・フィフティーシックス オートマティック(Ref.4600E/000A-B442)

1956年のモデル「リファレンス 6073」からインスピレーションを得たのがこちらです。シンプルな3針モデルながら、上質なダイアルとケースが高級感あふれるモデルです。セクタータイプのシルバー文字盤、ダークグレーのストラップ、そしてスティール製ケースが、現代的な優美さを演出してくれます。ヴァシュロンの時計製造技術の高さが伺えます。

 

・マルタ ムーンフェイズ(Ref.7000M/000R-B109)

資材に18Kピンクゴールドを採用した大胆なトノー型ケース、クラシカルな中に遊び心も除くこの腕時計の中には、複雑機構の中でも特に複雑な高精度のムーンフェイズが搭載されています。実に122年以上にわたり正確に時を刻むとされるムーンフェイズです。ダイアル三日月の延長上にパワーリザーブ表示、ジュネーブシールの証明付きです。

オーデマ・ピゲの歴史

オーデマ・ピゲは、「世界三大高級時計メーカー」のひとつです。1875年にジュール・ルイ・オーデマとエドワール・オーギュスト・ピゲによって、スイスのル・ブラッシュにて設立されました。

創業者の2人は幼馴染みです。特にオーデマは時計師の家に生まれ、クロノグラフなどの複雑機構を得意とする天才でした。22歳で工房を設立すると、すぐに多くの仕事が舞い込んだため、やはり時計師であったビゲに声をかけたのです。

その後2人は正式に手を組み、1882年には社名を正式に「オーデマ・ピゲ」としました。ブランド誕生後の2人にははっきりとした役割分担があり、技巧派のオーデマはムーブメント開発、そしてビゲは営業を担当していたそうです。驚くことにオーデマ・ピゲは現在も、ふたりの子孫や親族によって運営されているファミリー企業です。創業者引退後も、その卓越した技術は受け継がれ、より鋭く発展しました。

1921年の「1.32mmの極薄懐中時計」開発、1938年の「1.64mmの極薄手巻き式ムーブメント」開発、そして1967年の「極薄センターローターの自動巻きムーブメント・Cal.2120」開発など、数多くの偉業を実現します。腕時計の可能性を大きく広げることに貢献したのです。

オーデマ・ピゲの特徴

天才時計師を創業者に持つオーデマ・ピゲは、一貫して高機能なプロダクトを生産し続けているブランドです。創業当初から同社の時計には、ひとつ以上の複雑機構が搭載されてきました。懐中時計時代から続く伝統の技術を元に、革新性の高い複雑機構を発展させていく姿勢こそ、オーデマ・ピゲの真骨頂と言えます。その人気モデルとして挙げられるのは、何と言っても「ロイヤルオーク」です。ラグジュアリースポーツの、元祖とも言える腕時計です。

初代モデルが発表された1972年当時は、高級腕時計の素材にステンレススティールが使用されることはなかったため「業界の常識を覆すアプローチ」として、大きな注目を集めました。もちろんその高機能、そして高級感溢れるデザインは正当に評価され、オーデマ・ピゲの知名度を世界的に高めたのです。現行モデル(2021年4月時点)は約100種類あり、中にはケースにダイヤモンドを配した、贅沢な逸品もあります。また、ロイヤルオークを超える新世代コレクションとして2019年に登場した「CODE 11.59」にも要注目です。

 

【代表的な作品】

・ロイヤルオーク(Ref.15500ST.OO.1220ST.03)

41mmのステンレスケースで仕上げられた、人気シリーズの2019年に発売されたモデルです。前作に比べパワーリザーブが10時間延長されているほか、ケースの厚みも増し、さらにインパクトが増大した印象です。

 

・CODE 11.59(Ref.26393OR.OO.A028CR.01)

CODE1159は発表から革新的技術で進化を続けています。オーデマ・ピゲの象徴「ロイヤルオーク」を超える新世代コレクションとして2019年に登場し、その新モデルとして登場したのがこちらです。ブティック限定販売で、スモークブルーのラッカーダイアルとブラックラッカーのインナーベゼルが印象的なフォーマルでもカジュアルでも使いこなせる上級者向けモデルです。

 

・ロイヤルオーク オフショアクロノグラフ(Ref.26405CE.OO.A030CA.01)

こちらもロイヤルオーク オフショアクロノグラフのブティック限定モデルで、2020年に発表されたケースはブラック&ブルーセラミックです。テキスタイル加工ラバーストラップは、カジュアルでありながら、洗練された印象をもたらします。

ブレゲの歴史

ブレゲの創業は1775年となります。なんと250年近く続くブランドです。しかし、プレゲのすごさは、歴史の長さだけではありません。創業者のアブラアム=ルイ・ブレゲが、天才中の天才時計師だったのです。トゥールビヨン、自動巻き、そしてミニッツリピーターなど、現在の高級腕時計に搭載されている複雑機構を開発したのが彼だと言えば、そのすごさがわかるのではないでしょうか。

どんなに高技術を誇っていたとしても、アブラアム=ルイ・ブレゲに敬意を表さない時計ブランドは、ないに違いありません。スイス生まれのアブラアム=ルイ・ブレゲは、15歳で故郷を離れ、パリの時計職人の門を叩きます。自らの工房を設立してからは、自動巻き機構を実用化するなど、その天才性を発揮します。1783年には、時の女王マリー・アントワネットから懐中時計の製作を依頼されたという実績もあります。

ブレゲの特徴

ブレゲは復興にあたり、ショーメによって「かつての精密を極める時計を分解分析し、現代に蘇らせる」という計画を与えられました。このプロセスは、現代のブレゲが新モデルを発表する際にも、充分活かされています。

200年以上も前の工芸技術を忠実に再現するため「ムーブメントのごく小さな部品に至るまで、手作業で仕上げる」という工程を経ているのです。このため、たとえ新品であったとしても、ブレゲの時計には天才創業者の、神秘的な魔法が宿っています。

また、ブレゲの時計には、デザインの特徴も多くあります。丸穴の空いた「ブレゲ針」、独特のインデックス書体である「ブレゲ数字」などは、その最たる例です。また、文字盤にパターンを彫り込む「ギョーシェ加工」も、ブレゲが好んで採用した技法です。こうしたデザインが融合した時、芸術とも呼べるエレガンスが生み出されていくのです。

ブレゲの現行の代表モデルには、伝統の懐中時計ムーブメントを腕時計の中に再現した「トラディション」、アブラアム=ルイ・ブレゲが手掛けた18世紀の作品にインスパイアされた「クラシック」などが挙げられます。

 

【代表的な作品】

・マリーン 5517TI/G2/5ZU

2018年に発表された、スポーツウォッチのモデルチェンジ版で、ブレゲの中でも人気のモデルです。軽量で腐食性に強いチタンをケースに採用し、針とインデックスには夜光塗料が塗布されています。ケースバックから舵輪をイメージしたローターを見ることができます。

 

・タイプXXI(Ref.3810ST/92/SZ9)

タイプXXは、1955年にフランス海軍航空部隊からの依頼で製造されました。そのブレゲを代表するパイロットウォッチのひとつ「タイプXX」の発表50周年を記念して、2004年にモデルチェンジ、デイ・ナイトインジケーターを新搭載しました。また、大きめ42mmのケースサイズとサブダイアルを低くした立体感のある文字盤が特徴です。連続した時間計測のため、フライバック機能を搭載しており、ブレゲらしい独創的な表示機構が特徴的なモデルです。

Aランゲ・アンド・ゾーネの歴史

ドイツ生まれの高級腕時計ブランド、A.ランゲ・アンド・ゾーネは数奇な運命をたどってきました。1845年、パリで時計職人として修行を積んだフェルディナント・アドルフ・ランゲにより、ドイツ東部のグラスヒュッテで創業された同社は、財政難で苦しんでいたグラスヒュッテを、精密時計産業地帯として復興させるほどの成功を収めます。

しかし、グラスヒュッテは第二次世界大戦後、社会主義国の東ドイツに属することになります。A.ランゲ・アンド・ゾーネの資産は国に没収され、ブランドはいったん消失の憂き目に遭います。

創業者の4代目にあたるウォルター・ランゲは、ブランド復興の野望を胸に西側へ亡命します。1989年のベルリンの壁崩壊を機に、再興へと着手しました。その際にはスイスの高級腕時計ブランド・IWC社長のギュンター・ブリュームラインから、協力を得ています。その甲斐あってA.ランゲ・アンド・ゾーネは1990年に、創業の地にマニファクチュールを再建設できたのです。1994年には復興コレクションを発表します。2000年に盟友のIWCと共にリシュモングループ入りし、国際的な知名度を向上させるに至っています。

A.ランゲ・アンド・ゾーネの特徴

A.ランゲ・アンド・ゾーネは政治に巻き込まれ、長きに渡り蓄積してきたノウハウを手放すという辛苦を味わっています。しかし復興後の努力は、見事なものです。自社一貫生産を可能にするマニファクチュールで、過去の技術を精密に再現しているほか、「瞬転数字メカニズム」を活用した機械式デジタル時計を開発するなど、技術革新にも余念がありません。

またA.ランゲ・アンド・ゾーネのムーブメントには「エングレービング」と呼ばれる銅版画の技法で、文字盤から小さな部品までを装飾した、美しいデザインも見受けられます。

同ブランドの人気モデルに挙げられるのは、復興コレクションのひとつとして発表された「サクソニア」です。シンプルなデザインとコンパクトなケースで、女性からも愛されるユニセックスモデルとなっています。

また2004年に発表された「ダブルスピリット」の進化系である「トリプルスピリット」も人気となり、2つのイベントタイムを最長12時間まで積算して比較計測できる、高機能腕時計となっています。

 

【代表的な作品】

・ランゲ1(Ref.191.032)

A.ランゲ&ゾーネの定番モデルであるランゲ1に、新型キャリバーL121.1を搭載し、2015年に発表されたモデルです。前身モデルよりもベゼルが少しだけ薄くなった結果、文字盤の視認性は高まっています。黄金比率で構成され、均整の取れたアシンメトリーダイアルは、A.ランゲ&ゾーネのアイコンモデルです。

 

・1815トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”(Ref.730.048)

ダイアルは、ピンクゴールド素材をベースに、ブラックロディウム加工を施しています。専用工具(ビュラン)を使い、トランブラージュ彫りと呼ばれる手法で、表面を丁寧にエングレービングしています。ダイアルに刻まれているインデックスやブランドのロゴも彫金仕上げとなります。テンプ受けに一粒ダイヤモンドをセッティングする手法は、懐中時計時代の最高級モデルで採用されていたものと同じです。

 

・1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー “ハンドヴェルクスクンスト”(Ref.421.048)

「1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー “ハンドヴェルクスクンスト”」は、2017年に発表されました。ダイアルをブルーエナメル仕上げにし、その上に丹念な手作業で装飾をエングレービングした作品です。ゴールドをロディウム仕上げした針、スチールをゴールドプレート仕上げした針、スチールを青焼きした針の3種類を採用しており、裏蓋はブルーエナメル仕上げによるホワイトゴールドです。

それ以外にも魅力的な世界的ブランドは沢山!

もちろん上記の世界五大時計も素晴らしいのは当然の事、ただ、それ以外にも世界には個性的で素敵な時計のブランドは無数にあります。その中で我々がおすすめする有名時計ブランドを幾つかご紹介いたしますので気になった方は是非とも調べてみてください。

・ロレックス:圧倒的な知名度を持つ高級腕時計の巨人

・ブランパン:伝統と革新の共存

・ロジェ・デュブイ:超越した技術力と臨場感、大胆さ華やかさ世界一

・ウブロ:異なる素材とアイデアの融合、かっこいい時計代表作

・ジャガールクルト:半永久稼働の時計など未来に共存し続ける

・オメガ:信頼のスイス製を象徴するビッグネーム

・IWC:アメリカ、スイス、ドイツのいいとこ取り

・ユンハンス:実直なモノ作りを続ける創立150年超の名門

・カルティエ:世界で初めてのメンズ腕時計を製作

・ベル&ロス:デザイン性と機能性を融合させたニューカマー

・ハミルトン:アメリカ時計の歴史を体現する名門

・セイコー:技術力は世界屈指!日本を代表する腕時計ブランド

まとめ

世界五大時計に触れてみていかがでしたか?何百年と続く会社の背景をしり、それぞれの会社の魅力を知り、きっと皆様もちょっといい時計を欲しくなったのではないでしょうか?簡単に手に入らないからこそ、努力する価値はあるかと思います。

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