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ロレックスの姉妹ブランド、チューダーとは?

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ロレックスの生みの親、ハンス・ウィルスドルフの秘蔵っ子ともいえるブランド、TUDOR。1920年代にロレックスで培ったノウハウを活用し、高い精度の腕時計をより手に取りやすい価格で届けたいというハンス・ウィルスドルフの想いの詰まったブランドです。日本ではチューダー/チュードルと呼ばれ親しまれています。当初はロレックスの兄弟分というイメージが強かったものの、ミリタリーウォッチとして各国の軍隊が採用するなど、高いパフォーマンスが認められ、今や独自の世界観を確立しており、ヴィンテージチューダーは高い資産価値もあります。この記事ではそんなチューダーに注目していきます。

チューダーの発足

ロレックスの創業者として知られるハンス・ウィルスドルフは、1926年にチューダーというブランドを創設しました。その目的は、ハイエンドな時計を手頃な価格で提供することでした。ロレックスは1905年に創業し、高級な腕時計の製造に専念していました。ハンス・ウィルスドルフはかねてより、ロレックス製品と同じくらい信頼性が高く、よりアクセスしやすい腕時計を提供したいと考えていました。「私は数年間、ロレックスの時計よりも低価格で販売でき、かつ信頼に値する時計を作る可能性を模索してきました。そのため、この新しい時計の製造と販売を目的として、別のブランドを設立することにしました。」—ハンス・ウィルスドルフ

この新しいブランドの名前は、ハンス・ウィルスドルフのルーツである、イングランド王国のチューダー(テューダー)朝にインスパイアされています。チューダー(テューダー)朝とはイギリス史において薔薇戦争を勝ち抜き、絶対王政を敷いて栄華を誇った王朝です。1932年に最初のチューダーの刻印が入った時計が登場しました。当初から、チューダーは男性用モデルと女性用モデルを提供していました。最初期のロゴはTudorのTのバーが日に続く文字(udor)の上に伸びているデザイン(愛好家からは「ロングT」とも呼ばれる)でした。

ハンス・ウィルスドルフはロレックスの評判を損なうことなく、チューダーの存在がロレックスの評判とともに相乗効果を生み出すことを願っていました。また、チューダーとロレックスは関連性があるが、異なるものであることを示したいという考えが年頭にありました。初期のチューダーにはロレックスのケースとブレスレットを使用しており、ムーブメントはエグラー社などの信頼できる外部サプライヤーから供給されました。

海外での評判

チューダーは早くから、海外での展開を見据えた販売戦略が採られました。とくにオーストラリアで人気となり、その中でもメルボルンで1874年に創業した宝石店の老舗Catanach's(カタナック)の功績は大きく、オーストラリアでみつかるヴィンテージチューダーには、Catanach'sの刻印が文字盤に刻まれているものも存在します。

チューダーブランド創設から10年後の1936年、ハンス・ウイルスドルフは、チューダーのブランド価値が定着しつつある手ごたえを感じます。彼はチューダーをより独立した存在とするため、チューダーに新しいロゴを与えます。それは、英国の歴史におけるチューダー家の紋章であるバラと、盾を組み合わせたデザインでした。このロゴは、力強さと優雅さの融合の象徴と解釈されることが多く、チューダーが頑丈でありながらエレガントな腕時計であることを意味します。第二次世界大戦中の停滞期を抜け出した1946年3月、ハンス・ウィルスドルフは会社「Montres TUDOR S.A.」を設立しました。その1年後、ロゴがアップデートされ、盾は1947年に姿を消し、チューダーの名前とバラが新たなロゴとなります。

ロレックスとチューダー

チューダーとロレックスの相関関係は、技術面やデザイン性、流通チャネルやアフターサービスまで様々な点に及びます。1927年にロレックスが開発したオイスターケースは、いわずもがなロレックスを象徴するものですが、1947年からはチューダーにも搭載されており、彼らのコラボレーションの重要性が再び証明されています。1948年、チューダーブランドの最初の広告が登場しました。この広告のスタイルにもロレックスの影響が見て取れるものでした。そして、1952年に「チューダー オイスター プリンス」が発表され、両者の絆が再び強調されることになります。ハンス・ウイルスドルフはこのモデルについて次のように語っています:「私はチューダー プリンスがロレックスと2つの象徴的な機能を共有するに値すると判断しました。それは有名な防水オイスターケースとパーペチュアルローターです。すべてのチューダーオイスター プリンスには、ロレックスだけに限定されていたこれらの機能が搭載されています。これは、我々がチューダーという時計に自信を持っている証拠であり、この腕時計を誇りに思います。」

1953年には、堅牢性、現代性、汎用性、精度の側面を強調する新しいキャンペーンが生まれました。それはチューダーの腕時計が過酷な条件の中でも機能することを宣伝しており、その中には、削岩機を操作する労働者にチューダーを30時間着用したり、炭鉱労働者が252時間にもおよぶ作業で着用したり、チューダーを着けたバイカーがレーシングバイクに乗って1,600km以上も走り続けたなどというエピソードが語られました。

ミリタリーウォッチとしての名声の確立

また、探検隊や軍隊がチューダーの時計を採用した実績も、チューダーの高い機能性を証明しています。まず、英国の科学者チームが、グリーンランドへの遠征のために「チューダー オイスター プリンス」を装備しました。フランス海軍も1950年代半ばからチューダーのダイビング ウォッチを使用しており、その後、1954年に「オイスター プリンス サブマリーナー リファレンス 7922」、1958年に200m防水を備えた「リファレンス 7924」を採用します。1957年には、厚さ6mmのケースを備えた「チューダー オイスターシン」も発表されました。1963年まで数量限定で生産され、今日のコレクターが最も切望するチューダー ウォッチの1つとなっています。

1969年、チューダーの視覚的アイデンティティの新たな変化が訪れます。バラはもはや存在せず、1947年に姿を消した盾の復活です。翌1970年、「チューダークロノグラフ」が誕生しました。1年後にリリースされ、手巻きのバルジュー234を搭載した2番目のバージョンは、カジノのルーレット盤を連想させる風貌から「モンテカルロ」というあだ名が付けられます。チューダー初の自動巻きクロノグラフ、オイスターデイト「ビッグ ブロック」の登場は1976年まで待つ必要があります。これは、ローター用のスペースを確保するために厚みがましたため、その愛称が付けられています。これらの自動クロノグラフを駆動するのは、バルジュー7750です。このキャリバーは、名作キャリバーの1つとしてよく知られています。

独自の世界観

21世紀を目前にするころにはチューダーにおけるロレックスの痕跡がほとんど薄れており、独自のスタイルを確立した風格がでてきました。1997年に「チューダー プリンス デイト」が登場し、デフォルトのオイスター ブレスレットが姿を消し、フォールディング クラスプ機構のレザーブレスレットに置き換わります。

2009年と2010年には、「チューダー グランツアー クロノグラフ」や「チューダー グラマー」などの新しいモデルとともに、「モンテカルロ」を含むアイコニックなモデルの復刻版が登場しました。2015年には500メートルまでの防水モデル、「チューダー ペラゴス」が誕生します。2016年と2017年には、すべてのチューダー「スポーツ ウォッチ」に自社ムーブメントが登場し、ブラックベイ コレクションにいくつかの新しいモデルが追加されました。

2017年からは、レディー ガガやデビッド・ベッカムがアンバサダーに迎えられ、ツールウォッチにとどまらないチューダーの華やかな顔を引き立てました。

まとめ

ロレックスの創始者、ハンス・ウィルスドルフによって発足した時計ブランド「チューダー」。もともとロレックスの誇る高い精度の腕時計を、より手頃な価格帯で提供したいという創業者の意思を象徴するブランドです。そのため、ブランド設立当初はロレックスの影響を如実に受けていましたが、その後軍隊などに採用されるとツールウォッチとして高い評価を得るようになり、独自の世界観を確立するようになります。軍隊で支給されたオイスター プリンス サブマリーナーのヴィンテージものなどは、ヴィンテージウォッチ愛好家や、ミリタリーマニアから渇望され、高い資産価値も有します。

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