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【世界五大時計】高級時計ブランドおすすめランキング
高級時計の象徴とされる世界五大時計ブランドは、スイスを代表する高級時計ブランドを中心に、数世紀にわたって伝統を築いてきました。精密な技術と複雑な機構、美しいデザインが特徴で、職人の手による製造が多い点も魅力です。
これらのブランドは、王侯貴族や著名人に愛され、時計愛好家やコレクターにとって憧れであり、特別な存在として高く評価されています。
1位:パテック・フィリップ
<ノーチラス Ref.5711/1A-011:買取参考価格 11,000,000円>
世界五大時計の第1位は、高級時計ブランドの中でも最高峰とされる「パテック・フィリップ(Patek Philippe)」です。1839年にスイスで創業し、卓越した技術と伝統を守り続けてきました。
その顧客にはローマ教皇やヴィクトリア女王といった、歴史的な人物が名を連ねています。また、日本では2019年にYouTuberのヒカキンさんが推定5,000万円の「ノーチラス 5719/10G」を購入したことが話題となりました。
なかでもノーチラスをはじめとするスポーツモデルは、近年その価値が急上昇しており、時計愛好家から高い関心を寄せられています。
創業 | 1839年 |
価格帯 | 約600~1,600万円 |
代表モデル | ノーチラス / アクアノート / カラトラバ |
2位:オーデマ・ピゲ
<ロイヤルオーク Ref.15400ST.OO.1220ST.01:買取参考価格 4,400,000円>
第2位にランクインしたのは「オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)」です。その精緻な仕上げと革新的なデザインから、現代の時計市場で非常に高い人気を誇り、商業的な成功を収めています。
1875年に創業して以来、家族経営を続け、外部からの干渉を受けることなく独自の製造方法を守り抜いています。その結果、初のステンレススチール製スポーツウォッチ「ロイヤルオーク」が誕生し、時計業界に革新をもたらしました。
創業 | 1875年 |
価格帯 | 約250~800万円 |
代表モデル | ロイヤルオーク / オフショア / ミレネリー |
3位:ヴァシュロン・コンスタンタン
<オーヴァーシーズ Ref.4500V/110A-B128:買取参考価格 3,500,000円>
第3位に選ばれた「ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)」は、世界最古の時計ブランドであり、その伝統と歴史において他を凌駕しています。
1735年に創業したブランパンも歴史のあるブランドですが、1980年代に一度製造が中断されていたため、その点で途切れることなく続いているヴァシュロンが「最古」とされています。
また、オーデマ・ピゲと並列して扱われることが多く、ランキングの順位は評価基準によって入れ替わることがあります。
創業 | 1755年 |
価格帯 | 約250~800万円 |
代表モデル | オーヴァーシーズ / パトリモニー / トラディショナル / マルタ / ヒストリーク |
4位:ブレゲ
<マリーン Ref.5517TI/G2/5ZU:買取参考価格 1,000,000円>
第4位は、天才時計技師アブラアム=ルイ・ブレゲが創業した「ブレゲ(Breguet)」です。トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーなど、数々の革新的な技術を生み出し、現在の時計業界に多大な影響を与えました。
知名度では世界三大時計ブランドには及びませんが、「時計の歴史を200年早めた」と評されるその輝かしい業績は、五大ブランドの一つとして高く評価されています。
創業 | 1775年 |
価格帯 | 約100~400万円 |
代表モデル | マリーン / クラシック / ヘリテージ / タイプXX |
5位:ランゲ&ゾーネ
<サクソニア Ref.330.026E/LS3303AP:買取参考価格 2,700,000円>
第5位の「ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)」は、グラスヒュッテで創業され、ドイツ時計ブランドの中でも名高い存在です。スイス時計業界の伝統的な手法にとらわれず、独自のデザインや機構を採用し、時計製造の限界を押し広げてきました。
第二次世界大戦で一時的に経営が停滞しましたが、1994年に復活を遂げています。現在はリシュモングループに所属していますが、創業時から続く職人技の精神は変わらず、芸術品と呼べる時計を生み出し続けています。
創業 | 1845年 |
価格帯 | 約300~600万円 |
代表モデル | サクソニア / オデュッセウス / ランゲ1 / ダトグラフ |
【高級・ハイブランド】高級時計ブランドおすすめランキング
卓越した技術力とデザインで魅了する高級時計ブランドは、所有することが一つのステータスともいえます。時計選びは、見た目だけでなく、ブランドの歴史や職人の技術も大切な要素です。そこで、特におすすめのブランドを厳選してご紹介します。
1位:リシャール・ミル
<オートマティック フライバック クロノグラフ Ref.RM11-03:買取参考価格 28,000,000円>
ランキング第1位に輝くのは、超高級時計ブランド「リシャール・ミル(Richard Mille)」です。価格帯は8,000万円を超え、億単位のモデルも少なくありません。
この価格設定は、特定の富裕層をターゲットにしたマーケティング戦略によるもので、限定生産がその特性となっています。
リシャール・ミルは高価格で確実に販売することを重視し、顧客には著名なセレブやスポーツ選手も名を連ねています。まさに「一流の証」としてのステータスを放つブランドです。
創業 | 2001年 |
価格帯 | 約1,000~8,000万円 |
代表モデル | オートマティック フライバック クロノグラフ / ロベルト・マンチーニ |
2位:ロレックス
<コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN:買取参考価格 4,000,000円>
高級時計ブランド「ロレックス(Rolex)」は、1905年にハンス・ウィルスドルフによってロンドンで創業されました。日本でも高い知名度を誇り、ハイブランドウォッチの代名詞ともいえる存在です。
創業当初は時計の輸出を中心に事業を展開していましたが、携帯できる時計の需要を感じ、日常使いの腕時計の製造に転換します。1907年にはスイスに移転し、翌年には「ROLEX」を商標登録して本格的なビジネス展開を始めました。
創業 | 1905年 |
価格帯 | 約80~250万円 |
代表モデル | コスモグラフ デイトナ / サブマリーナ / エクスプローラー / GMTマスター |
3位:ジャガー・ルクルト
<レベルソ デュオ Ref.266.3.44:買取参考価格 820,000円>
1833年に創業して以来「ジャガー・ルクルト(Jaeger LeCoultre)」は、自社製造にこだわり続けています。
多くのスイス時計ブランドは一部工程を外部に委託していますが、ムーブメントからケース、文字盤まで全て自社で手掛け、真のマニュファクチュールを実現しています。
代表作「レベルソ」は、1931年の登場以来、反転式の文字盤が特徴で、ポロ競技向けに設計されました。また、「マスター」は1000時間コントロールテストに初めて合格し、その名にふさわしい高精度を証明しました。
創業 | 1833年 |
価格帯 | 約50~150万円 |
代表モデル | レベルソ / マスター・コントロール / ランデヴー /ポラリス |
4位:ウブロ
<ビッグ・バン Ref.301.SX.130.RX:買取参考価格 650,000円>
1979年、スイスのニヨンで「ウブロ(Hublot)」は、イタリア人カルロ・クロッコによって創業されました。
1980年に発表したラバーベルトを使った「クラシック」は、革新的すぎたため当初は批判を浴びましたが、その後イタリアのファッション界で高く評価されています。
2005年に登場した「ビッグ・バン」は、独自のデザインで注目を集め、経営の立て直しにも成功したフラッグシップモデルです。ウブロの特徴的なビス止めベゼルは、ブランドの象徴となり、世界中で人気を博しています。
創業 | 1980年 |
価格帯 | 約60~350万円 |
代表モデル | ビッグ・バン / クラシック・フュージョン / アエロ・フュージョン |
5位:カルティエ
<サントス ドゥ カルティエ LM Ref.WSSA0013:買取参考価格 540,000円>
「カルティエ(Cartier)」は、1847年にパリで創業し、フランス王室御用達の高級宝石商として名を馳せました。ジュエリー分野でその地位を確立すると共に、高級時計の世界でも一流のブランドとして知られています。
戦車をモチーフとした「タンク」や世界初の実用的なメンズウォッチ「サントス」といった名作は、時計史に名を刻む逸品です。カルティエの時計は、ジュエリーを連想させる芸術的なデザインの精緻さを追求しています。
創業 | 1847年 |
価格帯 | 約40~300万円 |
代表モデル | サントス / タンク / パシャ / バロン ブルー |
6位:オメガ
<スピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.005:買取参考価格 450,000円>
1848年スイスで、「オメガ(Omega)」はルイ・ブランによって創業されました。ブランド名は、ギリシャ文字の究極を意味する『Ω(オメガ)』から名付けられています。
1932年にはオリンピックの公式タイムキーパーに認定され、その精度の高さを証明しました。また、1965年にはスピードマスターがNASAの厳しいテストに合格し、宇宙で使用される時計として採用されたことで、世界的に注目を集めました。
オメガ独自の規格である「マスタークロノメーター」は、スイス連邦計量・認定局(METAS)と共同開発した認定基準をクリアした高性能時計だけに与えられます。
創業 | 1848年 |
価格帯 | 約40~60万円 |
代表モデル | スピードマスター / シーマスター / デ・ビル |
7位:グランドセイコー
<スプリングドライブ Ref.SBGA011:買取参考価格 330,000円>
1960年に誕生した「グランドセイコー(Grand Seiko)」は、日本の「セイコー」が手掛ける最高級の時計ラインとして、スイスの名ブランドにも引けを取らない技術を誇ります。
特に注目すべきは、1969年に世界初のクォーツ式時計を発表し、業界に大きな衝撃を与えたことです。
また、スプリングドライブ技術により、精密さと美しさを兼ね備えた時計を提供しています。ヘリテージコレクションでは、クラシックなデザインと最新技術の融合が高い関心を集めています。
創業 | 1881年 |
価格帯 | 約20~50万円 |
代表モデル | SBGA375 / SBGN027 / SBGW283 |
8位:ブライトリング
<クロノマット JSP Ref.AB0115(※日本限定モデル):買取参考価格 350,000円>
「ブライトリング(Breitling)」は、1924年にレオン・ブライトリングがスイス・サンティミエで創業した時計ブランドです。
時計制作の起源は、精密な計器作りにありました。創業当初からクロノグラフやストップウォッチの精度に優れ、軍やパイロット、航空機関連の分野で広く採用されています。
堅牢な作りと優れた視認性は、過酷な環境でも頼りにされ、パイロットウォッチの分野を確立しました。現在も、実用性とデザインを兼ね備えた高級時計として多くのファンに支持されています。
創業 | 1884年 |
価格帯 | 約40~70万円 |
代表モデル | クロノマット / ナビタイマー / スーパーオーシャン |
9位:タグ・ホイヤー
<カレラ タキメーター クロノグラフ デイデイト Ref.CV2A10.BA0796:買取参考価格 200,000円>
1860年にエドワード・ホイヤーによって「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」は創業されました。長年にわたり、高精度なクロノグラフを中心に時計作りを続けています。
代表モデルである「カレラ」は、スポーツウォッチとして高いコストパフォーマンスを有し、世界中で人気のあるコレクションです。レーシングウォッチをベースにしたデザインで、計測器としての機能性を重視しています。
1980年代のクォーツショックを乗り越え、現在もその高品質を維持し、スポーツやアクティブなライフスタイルに適したディテールで人気を集めています。
創業 | 1860年 |
価格帯 | 約20~50万円 |
代表モデル | カレラ / モナコ / アクアレーサー / フォーミュラ / リンク |
10位:IWC
<ポルトギーゼ・クロノグラフ Ref.IW371446:買取参考価格 460,000円>
「IWC(International Watch Company)」は1868年、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって創業されました。当初は懐中時計を中心に製造していましたが、1899年からは腕時計の製作を開始し、1915年には自社ムーブメントの開発にも成功します。
IWCの時計作りは「質実剛健」を理念に、どんな環境下でも正確な時間を刻むことを追求しています。代表モデルの「ポルトギーゼ」は、ポルトガル商人からの依頼で生まれた精度と堅牢さを兼ね備えた名作です。
また、1930~40年代にかけて、クラシックなコクピットデザインのパイロットウォッチを生産し、その機能性とデザインにおいて高い評価を得ています。
創業 | 1868年 |
価格帯 | 約60~150万円 |
代表モデル | ポルトギーゼ / パイロットウォッチ / ポートフィノ |
高級時計を選ぶときに見るべき4つのポイント
高級時計を選ぶなら、デザインはもちろん重要ですが、機能性や将来的な資産価値も見逃せません。時計は長く愛用できるものだからこそ、慎重に選ぶことが大切です。では、注目すべき選び方のポイントを4つご紹介しましょう。
ブランド
高級時計を選ぶとき、ブランドの選定は非常に重要です。各ブランドには独自の歴史や魅力があり、その時計を身につけることで自分の個性を表現することができます。
また、他人からの印象も看過できない要素です。たとえば、ロレックスはその高い認知度から、着用することで周囲の注目を集めますが、人気故に他者と重なることもあります。
ブランドの特徴や背景を考慮し、ステータスを重視するか、個性を大切にするかなど、自分の目的に合った選択をすることが大切です。
駆動方式
高級時計の駆動方式には、機械式とクォーツ式の2種類があります。機械式時計はゼンマイを使って動き、手巻きと自動巻きのタイプがあります。
手巻きの場合は、ゼンマイを手動で巻く必要がありますが、自動巻きは腕の動きでゼンマイが巻き上がる仕組みです。機械式時計の魅力は、電池を使用しないアナログ方式にあります。
一方、クォーツ式は電池で駆動するため、長期間にわたって正確な時を刻みます。
防水機能
防水機能を重視して選ぶことは欠かせないポイントです。ケースの密閉性が高まることで、水分や湿気からムーブメントを守り、時計の耐久性を高めます。
水圧に応じて防水性能は分類されるため、「防水」の表示があっても完全防水ではない場合もあります。日常使用には3〜5気圧防水のものが適しており、マリンスポーツを楽しむなら20気圧防水以上を選ぶと安心です。
資産価値
もしも将来の売却を視野に入れるなら、資産価値も考慮すると良いでしょう。ロレックスなどリセールバリューが高いブランドは、古いモデルや限定生産品が中古市場で高値をつけることがあります。
また、アフターサービスが充実しているかもチェックしましょう。機械式時計は定期的なオーバーホールが必要ですが、クォーツ式よりもメンテナンス性が良く、長期間使用できるため、資産価値が高くなる傾向があります。
高級時計は中古市場で購入するのもおすすめ
高級時計を手に入れたいけれど、予算が限られているなら、中古品を検討するのも一つの選択肢です。
中古市場では、状態の良い商品が新品よりも手頃な価格で手に入ることがあります。しかし、人気の高いモデルは予想以上に高額になることもあるので、期待通りの価格にならないかもしれません。
もしも中古時計を購入するなら、「前オーナーのメンテナンス履歴」や「傷、汚れの確認」、「保証期間の有無」をチェックし、慎重に選ぶことをおすすめします。
まとめ
高級時計を選ぶ際は、ブランドの歴史や市場の動向を参考にし、自分の価値観に合った一品を見つけることが大切です。トレンドや人気だけでなく、長期的な価値も考慮しながら、理想の時計を選びましょう。