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IWCの名作!ヨットクラブをご紹介!

1321_ヨット クラブ iwc

インターナショナル ウォッチ カンパニー(通称:IWC)はスイスを代表する時計ブランドの一つです。現在では「アイダブリューシー」と呼ばれていますが昔は「インター」と言う通称で親しまれてきた人気の時計ブランドで根強いファンの多いブランドとなっております。本日はそんなIWCの隠れた名作「ヨットクラブ」の歴史と合わせて知っておきたい「ポルトギーゼ」についてご紹介いたします。

ヨットクラブの誕生

ヨットクラブは1967年に誕生しました。ヨットマスターには通称「ペラトン自動巻き」と呼ばれている85系キャリバーと呼ばれるムーヴメントを搭載しています。アンティークROLEXに搭載されている1500系やOMEGAの550系などと並び自動巻きムーヴメントの傑作と呼ばれいます。これらは高い精度と信頼性、更に巻き上げ効率が優れており、なかでも堅牢設計がもたらしたIWCの85系の信頼性は画期的な性能となっていました。

さらに85系は「ラチェット式」と呼ばれる巻き上げ方式を採用しておりこれによって衝撃に強く、巻き上げ効率に優れ、かつ高い耐久性を備えるというメリットがありました。しかしその一方で薄型化には向かず、厚みのある構造もまた85系に優れた耐久性をもたらすことになったのです。85系キャリバーを搭載したIWCのモデルには「インヂュニア」や「アクアタイマー」と呼ばれるIWCの人気モデルがありこれらは中古市場でも100万超えで売買されているのに対して同じムーヴメントを搭載したヨットクラブは30万円台と比較的低価格で購入できるのも人気の理由となっています。

ポルトギーゼとは

ポルトギーゼは1939年に誕生したIWCを代表する時計の一つです。ポルトギーゼは1930年代後半に二人のポルトガル人がIWCのシャフハウゼンにある工場に訪れ、「マリンクロノメーターと同等の制度のスティールケースが欲しい」と言ったことがきっかけで誕生したモデルと言われています。モデル名のポルトギーゼはポルトガルが由来とも言われています。

不評からのスタートが今でもブランドを代表するモデルに!

1939年にケース系42mmと当時の時計としては非常に大きなモデルとして依頼者のポルトガル人の手元に納品されました。その数年後に現在のポルトギーゼと名付けられ一般販売が開始されました。大きな文字盤で視認性は非常に良かったのですが、当時の時計では圧倒的に大きなモデルだった為、発売当初はそれほど売上られなかったそうです。しかし1993年IWC創業125周年を記念し復刻されると細い針や小振りなインデックスなどがエレガントなディテールが評価され、高精度で視認性の優れたドレスウォッチのように使いこなせるモデルとして世界中で再注目されることになり、今ではブランドを代表する人気のモデルとなっております。

ヨットクラブがポルトギーゼと統合

2010年にヨットクラブがポルトギーゼと統合されました。統合後に発売された「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」は大きなケースで視認性が良く、自社ムーブメントを搭載したクロノグラフとして誕生し、帆走やヨット競技の経過時間をひと目で確認することが可能になりました。ポルトギーゼヨットクラブクロノグラフは革ベルトを装着していた優雅なイメージのポルトギーゼとは違いステンレス製のブレスレットを装着することによりスポーツモデルとしての性能をさらに高める事に成功しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?オリジナルのヨットクラブはTHEアンティークウォッチと言ったシンプルなデザインで当時としては高性能なモデルでした。2010年以降に販売されたポルトギーゼヨットクラブはスポーツモデルとして高い機能性を誇るブランドを代表する人気のモデルとなっています。更にクロノグラフではなく「ムーン&タイド」と呼ばれる潮の干満と南北両半球のダブルムーンフェイズを表示する「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド」など派生モデルも存在しています。古き良きアンティークウォッチか最新のスポーツモデルか、全く異なる二つの顔があるのもこのモデルの魅力の一つかも知れませんね。

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