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ロレックスってどんなブランド?
ロレックスは日本だけでなく世界中で愛されているブランドで、1905年の設立以来、数々の名作時計を世に送り出してきました。ロレックスはロンドン生まれの会社で、創業者であるハンス・ウィルスドルフが24歳という若さで、ウィルスドルフ&デイビス社を設立したのが始まりです。
創業当時は時計の輸出業がメイン
当時は腕時計メーカーではなく、時計の輸出業が事業のメインでした。1907年には多くの時計会社が集まるスイスに会社を移転し、1908年より「ROLEX」の商標登録を行いました。1927年にロレックスはドーバー海峡の横断に挑戦します。
イギリス人女性による挑戦は無事に成功し、そのときに着用していたロレックスの時計は世界的に話題となりました。これにより、ロレックスの技術力の高さが一躍世間に広まり、一流時計メーカーとしての知名度が大きく高まりました。
世界的な知名度を誇るブランドに
その後デイトジャストやコスモグラフ デイトナが誕生し知名度をさらに上げていきます。そして現在知らない人はいないほどの高級時計ブランドへと成長しました。昔から知名度が高く有名なブランドを持つことはステータスという風潮は根強く、多くの人は知名度に惹かれる傾向があります。
時計をよく知らないという方もロレックスという名を知ってると言う人はかなり多いと思います。それが現在も幅広い人気につながっているともいえます。ですが、知名度だけではなくロレックスは高級腕時計でありながら、実用性が高いという特徴があります。
高級時計でありながら実用性が高い
その実用性とは、防水性能が高いということや、ハードに使ってもトラブルが少ないように工夫された機械を採用しているという点です。また、つけ心地の良さも考慮されており、いろいろな意味で扱いやすいといった傾向があります。
ロレックスには大きく分けてスポーツモデルとドレスモデルの2ラインがありますが、それぞれ異なる機能を持つ時計がラインナップされ機能性に優れています。また、腕時計のストラップは、主に革ベルト、ブレスレット、ラバーベルトという3つに分かれています。
ブレスレットタイプを主軸に展開
ロレックスは長らくブレスレットタイプの腕時計を中心的存在としており、定価数百万円という高級モデルでもブレスレットタイプが主になっています。しかし、歴史的に高級腕時計で採用された多くは革ベルトの傾向にあります。
特に定価100万円以上が主という高級ブランドになるとその傾向が強く、ラインナップの大半が革ベルトというというブランドが多いです。ブレスレットを中心に有名になったということもロレックスというブランドの一つの特徴といえます。
ロレックスが人気な理由
まずロレックスにはさまざまなシリーズが存在し、どのシリーズもテーマとターゲットがはっきりしています。例えばエクスプローラーは暗くても時間がわかり、24時針を採用している「冒険家」向けのモデルとして開発されました。
GMTマスターはパイロットや旅行好きの人に向けられた時計となっています。このようにモデルによってさまざまなシリーズ、それにあった目的がはっきりしています。ターゲットとされているユーザーに合わせた特徴があるという点に魅力があるのもロレックスが人気な理由です。そのためさまざまな層の人にロレックスが響いているのでしょう。
人気ドラマで人気俳優が着用したことで注目度が集中
また昔有名人がつけていたと言うこともあり人気になったとも言われています。『ロングバケーション』で木村拓哉さんが着用したロレックスの「エクスプローラー I」や、『踊る大捜査線』で織田裕二さんが着けた「ハミルトン」、「ウェンガー」などが大ブレイク例としてあります。
最近は小粒になってきましたが、有名人と同じ時計にあこがれる傾向は、昔も今も変わらないと言えます。ロレックスは時代と共に変わるトレンドや趣向に沿った商品開発を行っています。そのためその時代にあった魅力的な新作が発表されています。それらがロレックスが長らく人々に愛され人気を誇って来た背景にあるのです。
ロレックスの価値について
1950年代に新開発したスポーツモデルのすべてが、今や世界的な人気ラインへと変貌しています。手巻きデイトナや初代ミルガウスなど、アンティークモデルが高値で流通しているため、資産価値として確立しています。
常に品切れ状態が続く
近年の人気はとくに高く、ロレックス正規店ではスポーツモデルのステンレススチールモデルは常に品切れ状態になっています。並行品を取り扱っている店舗では、国内定価よりも高い価格で販売されています。
「ロレックスが欲しい」と思っている人に対して新品の数が少ないため、需要と供給が見合っていないのも現状なのです。ロレックスは非常に人気ですが、決して供給量が多いとはいえません。
人気モデルはプレミアムがつく
そのため市場価値が高まり、なかでも人気なモデルはプレミアム化していくというのが一連の流れです。ロレックスには数々の人気モデルがありますが、供給をはるかに上回る需要により、これらを正規店で購入するのはかなりの難易度です。
中古での買取価格は、新品の販売価格ではなく需要と供給のバランスからなる「市場価格」によって決定されるので、人気なのに流通量が少ないロレックスは必然的に価値が上昇するという仕組みです。そしてこういった背景が続くなか、ロレックス社は多くのモデルの定価の値上げを立て続けに行っています。
ロレックスはセールを行わない
直近では2021年8月、2022年一月に価格改定をしています。ロレックスの価値が下がらないとされる大きな理由は、このようにロレックス社が、強気の値上げを敢行するほどの圧倒的ニーズがあるといえます。
このような値上げをする事により、ブランドとしての価値が上がり、高級腕時計ブランドとしての立ち位置をますます強固なものにしていることでしょう。またメーカーによる安売りやセールがないのも、資産価値が下がらない大きな要因です。
セールによって販売する事によって商品の価値も下がってしまいます。ロレックスは一切安売りされず、むしろ値上げをしても買い手がなくならないことで、高い資産価値を保ち需要が常に安定している事がわかります。
今後ロレックスの価値が下がることはあるのか
相場には確実性というものはなく、流動性があるのが常です。ロレックスの相場は安定しているとはいえ、これまでに下降や上昇の波を何度も経て今に至ります。ですが過去にも下がったことはありますが、原因は世界恐慌をはじめとした社会的なものでした。
ロレックスの価値は落ちない
社会的な要因で価格は下がるものの、「ロレックス」というブランド自体の価値は落ちないので、ことが落ち着けばまた上昇傾向に戻るのが常です。そういったことから大変希少価値が高いロレックス製品は、一時流通市場から一段下がった中古市場で高額取引が行われているのです。
極めて流通数が少ないプレミア級モデルにおいては、上項で述べたような定価の値上がり率とは比べものにならないほどの高騰した価格で買い取られている現状があります。一時的なトレンドで下がった、上がったと世間では騒がれますが、長期的な目で見ると上昇しています。
短期的な相場の下落は一過性のものにすぎない
ロレックスが今まで築き上げた地位と実績を持ってすれば、今後も価値が落ちることは考えにくいと言う見解が濃厚です。ロレックスほどのブランドになれば、短期的な相場の下落は一過性のものにすぎず、ブランドそのものの価値が大きく下がることはないと思われます。
ロレックスは不動の価値を世界的に認められておりますので数字が左右することはないと言えるでしょう。また、2020年に突如として現れ、私たちの生活や価値観を一変させた新型コロナウイルスも関係しています。投資や資産として人気なのは、最近では金やエルメスのバーキンなども挙げられます。
ロレックスは圧倒的トップに君臨する
以前から人気だった「高級腕時計投資」はますます有効な実物資産であると注目されています。そして実際、このコロナ渦を経て高級腕時計の相場は全体的に高騰が続いています。数ある高級腕時計ブランドのなかでも、ブランド力、ステータス、品質など腕時計ブランドとして圧倒的トップに君臨するロレックス。
一般的な腕時計に求められるファッション性や実用性といった点だけでなく、今後も高まるであろうロレックスのリセールバリューに価値を見出すのは必然といえるでしょう。しかしロレックスすべてのモデルが「今後も価値が下がらない」「相場が上がり続ける」とは言えません。
とにかく人気があって高値がつく
全体的にリセールバリューが高いロレックスでも、モデルごとに資産価値への期待値は異なります。それでも多くのモデルにプレミアムがつき、価値が見いだされてる事実は変わりません。
将来的にはさらに価値が上がることが期待されています。ロレックスは相当ポテンシャルの高いブランドと言えるでしょう。
まとめ
ロレックスがなぜ高いのかと言うことを解説しました。ブランド力に伴った技術力、実用性があり希少価値が高まってているため資産価値がある存在になっています。現在も資産価値は上がり続けているので、今後のロレックスの価値に注目です。