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日本に現存する金山は?まだ見つかっていない金山の可能性について

153_日本 金

昨今の世界情勢から価格の急騰が続いている金ですが、主に金鉱山から金鉱石を採掘し、そこから金を抽出するのが一般的です。今回は日本の金山や歴史についてご紹介します。

日本の金山の歴史

昨今の日本は資源の多い国ではなく、多くの資源を輸入に頼っており、金に関しても全く採れないわけではありませんが、産出国の中では産出量は多くありません。しかし、日本はかつては「黄金の国ジパング」とよばれるほど金の採掘が盛んに行われていました。ここでは特に歴史的に有名とされている金山についてご紹介します。

佐渡金山

佐渡金山は新潟県佐渡島にあった鉱山で、佐渡金山の金鉱脈は、東西3,000m、南北600m、深さ800mに広がっており、徳川幕府の貴重な財源として江戸時代を支えた鉱山です。江戸時代から平成まで388年間もの間、金を算出し続けていた日本で最も有名な金山で、産出した金は78トン、銀2,330トンにのぼり、まさに日本最大の金銀山でした。

鴻之舞金山

鴻之舞金山は北海道紋別市にあった金山で、元山鉱・倶知安鉱を中心に、金・銀・銅などを産出しましたが、中でも金の埋蔵量は上述した佐渡金山や後述する菱刈鉱山に次ぐ日本3位の産出量を誇っており、この地や北海道枝幸市などで起こったゴールドラッシュから東洋のクロンダイクともいわれました。

玉山金山

玉山金山は「陸奥の金」として日本で初めて金が発見されたと伝えられる金山のひとつで、日本金山の歴史をスタートさせたといっても良い金山です。ここで採れた金は奈良県東大寺の大仏に使われたほかに奥州藤原氏の黄金文化を支えており、中尊寺金色堂に使われた金もこの玉山金山から採掘されたものといわれています。上述した「黄金の国ジパング」といわれる原因となった金山ともいえるかもしれませんね。

日本で稼働している金山

現在ほとんどの金山は資源の枯渇を原因として閉山しています。日本国内で商業用鉱山として稼働している唯一の鉱山が一つあり、それが菱刈鉱山です。菱刈鉱山は比較的新しい地層から金が採れる珍しい鉱山ですが、金鉱石中に含まれる含有量が他の鉱山に比べ優れており、比較すると10倍程度の金含有率を誇る優秀な金鉱石が採掘されます。1年間での金の採掘量は約6トン程度であり、これが日本国内で産出される金の全てになります。

菱刈鉱山以外の可能性

基本的に金鉱脈は長い年月をかけて地球内部にある金成分を含む地層がたまたま地表付近に移動してきたものを採掘しているにすぎません。そのため、金鉱床は数億年前にできたものもあるほどで、それだけ希少なものともいえます。しかし物事には例外もあり、100万年前程度に鉱床が出来る事があります。上述した菱刈鉱山もそんな例外的な鉱床であり、菱刈鉱山の鉱床は「浅熱水性鉱脈型金銀鉱床」と呼ばれています。これは地下水に火山活動によるマグマの成分が溶け出し、その成分が冷え固まる事によってできます。このような鉱床の近くには火山活動をもとにした温泉がある事がほとんどです。日本は火山大国・温泉大国のため、これからも菱刈鉱山のような優秀な鉱山が発見される可能性もあるかもしれません。

新しい鉱山の形

地球上に現存する金の量は残り5万トンを切っているともいわれており、このままのペースで採掘がおこなわれた場合、あと十数年で地球から金が枯渇するのではといわれています。そこで従来の金山から金鉱石を採掘する方法以外にも金を入手することができないかという試みから下記のような新しい金採掘に注目があつまっています。

海底熱水鉱床

海底熱水鉱床は、地下深部に浸透した海水に地殻から様々な元素が溶け、マグマ等により熱せらた際に熱水として海底から噴出し、周辺の海水によって急速に冷却されることで、金や銀などの貴金属やレアメタルを含む各種金属が沈殿して形成されたものです。金鉱山などでとれる通常の金鉱石に比べ、重量あたりに含まれる金の含有量がかなり多く、レアメタルなどの希少金属も同時に採取できることから、今後の金属資源として期待されています。

都市鉱山

都市鉱山という名前から都市部にある鉱山のような印象を受けますが、都市鉱山は天然鉱山ではありません。都市部のような人がたくさんいる街では、家電製品や工業製品のゴミがたくさん出ます。廃棄されるスマホやカメラのような家電製品や工業製品には端子などに金をはじめとした貴金属やレアメタルが使用されており、それらを鉱物資源と見立てて都市鉱山と呼んでいます。地球上に限りある資源「鉱物資源」を再利用するという試みは世界中で注目されており、この都市鉱山という言葉も近年注目度が上がっています。

実際、2020東京オリンピックで選手に授与されたメダルすべてがこの都市鉱山から集められたリサイクル金属で製作されました。現在の日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トン程度といわれており世界有数の規模を誇っており、現在世界に残っている金の埋蔵量が5万トン程度といわれていますので実に15%程度の金が都市鉱山に眠っています。この他にも銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%、レアメタルであるイリジウムは世界の16%、錫は11%、タンタルは10%と、日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在します。

まとめ

今回は日本の金鉱山のこれまでとこれからについてご紹介しました。埋蔵量の限られている金は現在価値が急騰しています。そんな金を安価かつ効率的に抽出する技術が日本で開発されたなら、日本が再び「黄金の国ジパング」と呼ばれる日も来るかもしれませんね。

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