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ラパポート・ダイヤモンド・レポートとは

164_ラパポート ダイヤモンド

ラパポート・ダイヤモンド・トレーディング・ネットワークから毎週発行されるダイヤモンドの価格指標のこと。ラパポートは1976年に創設され全世界95か国13000もの取引先を持っている。協賛企業によるダイヤモンドトレーディングのコンプライアンスを完全に尊守する団体。ダイヤモンドビジネスにおいて最新の情報が集まる。加盟企業にとっても情報ソースとして利用されている。

ラパポートレポートはデ・ビアスグループが中心となって設立されたダイヤモンドの需要供給を参考に市場の基準価格を発表していますが、レポート発行の経緯として一説にはダイヤモンドを先物取引できるようにインフラ整備しようとしたためと言われている。
ダイヤモンドを取り扱う会社としては世界最大手であるこのデビアス社が、ダイヤモンドの生産量(採掘量)や流通するダイヤモンドの量を調整し、価格の急激な変動を抑制してある水準の価格を維持し、ダイヤモンドの価値の維持に努めています。このレポートは、ダイヤモンドの大きさや品質ごとに1カラット換算の価格が一覧表になったものです。これが、世界中のダイヤモンドを取り扱う業者の価格に関する国際的基準となっているのです。

日本国内においても、ダイヤモンドを取り扱う卸問屋などは必ずこのレポートで示された金額を見て、価格を決めています。さらに小売業者になると、卸問屋がレポートを元に作成した相場表などを実際の販売価格の決定の参考にしています。
ちなみにこのレポートを一般の消費者が目にする機会は滅多にないでしょうが、お金を支払えば誰でも見ることは可能です。

ダイヤモンドの価格

ダイヤモンドの相場価格の基準となる金額は、上記で説明したようにラパポート・ダイヤモンド・レポートが元となっています。加えて、以下の3点によって国内のダイヤモンドの小売価格は決まってきます。
それは「外国為替相場」「需要と供給」「流通経路」です。

「外国為替相場」

ラパポート・ダイヤモンド・レポートによるダイヤモンドの評価額はドル建てです。したがって、ドルと円の為替相場の変動も、ダイヤモンドの価格に大きく影響していきます。円安が進むとダイヤモンドの価格は上昇し、逆に円高になると価格は下がります。

「需要と供給」

需要と供給とは、そのダイヤモンドが今現在人気があるかどうかということです。例えば、人気のあるブランドが特定の種類のダイヤモンドを使用したジュエリーの新作を売り出すため、世界中から特定のダイヤモンドのみを大量に購入したとします。すると、それと同じ種類のダイヤモンドの価格は上昇します。他にも「大きさより品質」逆に「品質より大きさ」といったその時々のダイヤモンドを購入する消費者たちの傾向もまた、ダイヤモンドの価格に影響を与えるのです。

「流通経路」

流通経路とは、そのダイヤモンドがどのような過程を経て購入者の手元に届くのか、ということです。流通過程が長ければ長いほど、必然的にコストもかかってしまいます。

一般的なジュエリー販売店の場合は、多くの独自の店舗を経営しています。そのことにより、店舗運営費や人件費がかかります。さらに大手百貨店に店舗を出す場合にはそのテナント料がかかります。有名なブランドは広告宣伝費もかかるでしょう。それら全てがダイヤモンドの価格に上乗せされて、販売されるのです。

デビアス社

デビアス社は、ダイヤモンドの採掘・加工・流通を主幹事業とする巨大企業です。南アフリカ共和国発祥で、世界中のダイヤモンド流通に大きな影響を与えています。現在はアングロ・アメリカン社の子会社となっていますが、世界中のダイヤモンドシェアをほぼ掌握した歴史を持っています。人力で掘られた穴で世界最大といわれる「ビッグホール」をご存じでしょうか。この穴はかつて、デビアス社所有のダイヤモンド鉱坑でした。地表から採鉱する露天掘りによって形成された大穴は、デビアス社の大きな力をうかがい知ることのできる歴史的な遺産です。

「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーを耳にしたことのある方も多いでしょう。このフレーズを最初に使用したのがデビアス社です。時を重ねても輝き続けるダイヤモンドを不変の愛になぞらえ、プロポーズに欠かせないジュエリーとして印象づけることに成功しました。「婚約指輪は給料の3ヵ月分」という話もデビアス社によって広められたと言われています。

デビアス社のブランドヒストリーは1880年から始まります。アフリカ南端の南アフリカ共和国、当時のケープ植民地において、セシル・ローズがデビアス鉱山会社を創業しました。社名である「デビアス」の意味は、現地のダイヤモンド鉱床近くに農場を構えていたデビア兄弟に由来しています。有名財閥ロスチャイルド家の融資を受けたデビアス鉱山会社は、植民地内のダイヤモンド鉱山会社を吸収合併し、1888年にDBCM(De Beers Consolidated Mines Limited)と改名します。この頃にはすでにダイヤ鉱山のおよそ9割をデビアス社が占め、ロンドンのダイヤモンド・シンジケートと販売契約を結ぶほどに成長しました。

しかし、1900年代に入ると不運が続きます。ケープ植民地政府の首相にまでなったセシル・ローズが死没し、世界各地で産出量の豊富なダイヤ鉱山の発見にされたことで、市場流通量が急速に増加します。その結果、デビアス社のシェアは4割にまで低下しました。ここで登場したのが、デビアス社に発展をもたらす人物であるアーネスト・オッペンハイマーです。金鉱山会社のアングロ・アメリカン社を立ち上げていた彼は、デビアス社の筆頭株主となり、1929年には会長となりました。このオッペンハイマーが築いたダイヤモンドの生産・販売戦略こそ、現在のデビアス社の基礎と呼べるものです。

オッペンハイマーがデビアス社の会長に就任した1929年当時、ダイヤモンド原石の生産量は市場需要量に対して過剰となっていました。過剰生産はダイヤモンド価格・価値を大きく落としてしまいます。そこでデビアス社がとった戦略は、生産から販売まですべての工程でデビアス社が管理を行うことでダイヤモンドの価値を取り戻すことでした。
デビアス社は、この戦略のために、以下の3つの組織を立ち上げます。

・ダイヤモンド生産組合(DPA) 【ダイヤモンドの採掘】:ダイヤモンド原石の生産量を調整する
・ダイヤモンド貿易会社(DTC) 【ダイヤモンド原石の売買】:分類作業も行い、生産したダイヤモンドを全て買い上げる
・中央販売機構(CSO) 【ダイヤの販売】:小売店へダイヤを卸す

DPA・DTC・CSOにより、デビアス社の一括管理が実現します。ダイヤモンド生産の大手であるデビアス社がダイヤモンド販売を統括することで、ダイヤモンド市場への過剰供給による値崩れを防ぐ体制が出来上がったのです。

独占というと聞こえは悪いものの、適正な一元管理によってダイヤモンド取引の流れが制御され、ダイヤモンドの希少価値が守られてきたとも言えるでしょう。

まとめ

ダイヤモンド相場は以下の要因によって変動します。
1.「4C評価」
2. 原石から売りに出されるまで辿った「流通経路」
3.「供給量」
4. 景気・トレンドなどによる「需要」
5.「為替変動」

デビアス社がダイヤモンドの価値を保持し、希少性を高めてきたからこそ、ダイヤモンドは変わらない愛の証と称されています。一元管理がされなかったなら、今のようにダイヤモンドの美しさや神秘性へと広く目が向けられることはなかったでしょう。

現在のデビアス社は市場の独占体制を緩めていますが、ダイヤモンドジュエリー業界で大きな影響力を持っています。産出から鑑定・カッティングと厳しい基準をクリアしてきたデビアスブランドのダイヤモンドは世代をこえて羨望の的であることは変わりません。

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