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ダイヤモンドの採掘方法は?工業用と宝石用の違いや、世界最大のダイヤモンドとは?

1445_ダイヤモンド 発掘

ダイヤモンドが炭素でできた鉱物だということについては有名ですよね。同じ炭素からできている炭や鉛筆の芯とは異なり、規則正しく、美しい炭素原子の立体的な配列によって、透明度が高く、硬いダイヤモンド。その歴史は古く、実は紀元前4世紀にはインドで見つかっていた、という記録もあるほどです。日本でも「金剛石」という和名が付くほど、古くから珍重されてきた宝石であることがわかります。
最大の特徴は、透き通るような無色透明で輝かしい姿。そして、地球上の物質の中でもっとも硬いとも言われている硬度の高さも挙げられます。そのため、研磨機をはじめ、何か別の物質を削るための工具や機械の材料としても広く使われるようになりました。そんなダイヤモンドはどのように採掘されるのでしょうか。

ダイヤモンドは工業に重要な鉱物!宝石として使われるのは2割のみ

「磨けば光る」と言われるダイヤモンドですが、研磨するだけの大きさがないものは、光り輝くことはありません。宝石の価値がない「くずダイヤ」と呼ばれるものも存在します。小さなダイヤモンドでも、0.2カラット以下の「メレダイヤ」として使えるものは宝石用として使用しますが、小さすぎるもの、色が黄色すぎるもの、宝石としての用途をなさないものは工業用として分類されます。ダイヤモンドとしての品質は劣っていても、工業用に回すには惜しいダイヤモンドは「準宝石」として市場に出回ることもあります。宝石としての価値がないとみなされたダイヤモンドは、極端に価値が落ちます。しかしながら、ダイヤモンドは優れた特性が多くあることから「工業用ダイヤモンド」としていろいろな場面で利用されています。発掘されたダイヤモンドの8割が工業用として使われ、宝石用になるダイヤモンドはわずか2割しかありません。

 

【工業用としてのダイヤモンド】

ダイヤモンドが工業用材料として使われるようになったきっかけは、1955年、アメリカのゼネラル・エレクトリック社(現在のダイヤモンド・イノベーションズ社)による静水圧法によるダイヤモンド合成技術の成功です。以来、ダイヤモンドカッター、グラインディングホイールを主とした利用が着実に成長していきました。さらにエレクトロニクス産業の成長や加工工程の合理化、難加工性の新素材の登場を背景として、ダイヤモンド工具は右肩上がりに成長していきました。「ダイヤモンドなくして近代工業はなりたたない」とまで言われています。ダイヤモンドは、鉱物の中で一番固く耐摩耗性があるので、ほかの物とぶつかっても傷が付きにくく壊れにくいという特徴を持っています。

また電気絶縁体でもあり、熱伝導性にも優れた一面を持っているので、工業用に多く使われています。主な活用法は研磨、切断、掘削などです。また、電化製品はダイヤモンドがなくては作ることができません。宝石としてのダイヤモンドは持っていなくても、ダイヤモンドを使った製品はどこのお宅にもあるのではないでしょうか。パソコン、スマートフォン、メガネ、照明、スピーカー、エアコン、冷蔵庫、テレビなどにも、ダイヤモンドは必要不可欠です。

 

【宝石としてのダイヤモンド】

実は、ダイヤモンドはすべて同じ原石が使用されているわけではありません。宝石として使われているダイヤモンドの原石は3種類あり、それぞれで品質が異なります。宝石に用いられるのは主に「ソーヤブル」「メイカブル」「ニアージェム」の3つです。

 

・ソーヤブル

宝石に用いられるダイヤモンド原石の中でもっとも希少性の高いのがソーヤブルです。発掘の割合が非常に低く、主な産地にはアフリカ南部やロシアがあげられます。そんなソーヤブルは、ダイヤモンド原石の基本的な形である八面体をしているものが多く、研磨加工がしやすいのが特徴です。しかし、ソーヤブルは美しさをより引き出すため、半分以上研磨しなければなりません。これにより、ルース(裸石)にすると原石の半分以下のサイズになってしまうのです。原石に比べるとサイズは小さくなってしまいますが、その分ダイヤモンドの美しさはより一層高まります。

 

・メイカブル

メイカブルは、ソーヤブルの次に品質の高いダイヤモンドの原石です。形はソーヤブルと同じ八面体のものもあれば、十二面体のものもあります。はっきりとした形が定まっていないため研磨方法が限られてしまい、適切な加工を行わなければなりません。そのため、メイカブルは研磨加工を施す職人の技術力で美しさが左右される原石の種類と言えます。

 

・ニアージェム

ニアージェムは、メイカブルよりも品質の低いダイヤモンドの原石です。ジュエリーではなく、工業用に使われるダイヤモンドの品質に近いため、主にファッションアクセサリーとして使用されています。

ダイヤモンドの採掘方法

ではそのダイヤモンドは、どのようにして採掘されるのでしょうか?ダイヤモンドの採掘方法は、時代と共に変化してきました。ここでは、ダイヤモンドを採掘する3つの方法をご紹介します。ダイヤモンドは、百数十kmもの地球の深部で、さまざまな条件がそろったために出来たといわれています。ダイヤモンドが出来たのは太古の昔と言われていて、約33億年前に地球内部のマントルの運動によって、地下百数十kmの深さでマントルの中で結晶されました。このダイヤモンド原石が、数億年前の火山活動によって、周囲の岩石を取り込みながら噴火するマグマの中に含まれて地表に噴出し、現在採取できるようになったのです。冷えたマグマは、ダイヤモンド原石を含んだ『キンバーライト』と呼ばれる岩石になります。マグマの噴出により、地中にキンバーライトが円筒状に残ることがあります。これがダイヤモンドパイプと呼ばれる、ダイヤモンドが採れる場所です。

 

【バンニング】

ダイヤモンドの最も古い採掘方法は、川ですくった土をバンニング皿という大皿に入れてすすぎながら原石を見つけていくという方法です。バンニングは最も原始的な採取方法ですが、「地表付近のダイヤモンドしか採取できない」「一度に大量に採取できないので効率が悪い」等のデメリットがあり、新しい方法が見つかると共に衰退していきました。今も砂金などを探すときに用いられている方法なので、採掘しているところをイメージできる方も多いと思います。

 

【パイプ鉱山】

地面に地下数百メートルほどの穴を掘り、掘削・粉砕・回収の過程を経てダイヤモンドを採掘します。これはパンニングの次に出てきた手法です。掘削作業が終わった後、爆薬を使って掘り起こしたキンバーライトを粉砕します。そこからダイヤモンド原石を回収する荒っぽい方法です。パイプ鉱山で回収できるダイヤモンド原石量はキンバーライトの2千万分の1…その中で、婚約指輪などの宝石に適した高品質なダイヤモンドは、わずか10%~20%しか見つかりません。この方法が確立したおかげで、ダイヤモンドの産出量は飛躍的にアップしました。

 

【漂砂鉱床】

漂砂鉱床は、最も近代的なダイヤモンドの採掘法で現在のダイヤ採掘法の主流です。キンバーライトが浸食や風化の影響で河川に流出・堆積して、新たに鉱床が出来上がります。そこに大規模掘削機械を投入し採取するため、大規模な採掘機も必要なく効率的に広範囲で採掘できるそうです。因みに、婚約指輪に使われるダイヤモンドも、この方法で採掘されていることが多いのです。

ダイヤモンドの生産国

そんなダイヤモンドが採掘される国はどこでしょうか?現在ダイヤモンドが採掘されているのはロシア、アフリカ、カナダなど。アフリカではボツワナやコンゴなど複数の国と地域で採掘が進められています。かつてはインドやブラジルで盛んに採掘されていましたが、徐々に採掘量が減り、新たなエリアに移ってきています。そもそもダイヤモンドが採掘されるのは、地球の火山活動が非常に活発であった時期にすでに存在していた陸地です。

9億年以上前に地球の奥深くで作られたダイヤモンドが、その後長い時間をかけて地表に近い部分まで上がってきたものを採掘します。今のところ人間がダイヤモンドを採掘できるのは、マグマとともに地表近くまで上がってきたポイントのみで、世界でもごく限られ地域だけなのです。

世界最大のダイヤモンドは?トップ3のご紹介

世界で一番大きなダイヤモンドはご存知でしょうか?原石の大きさではなく、カットされた後のダイヤモンドの重量別で、大きなダイヤモンドランキングのトップ10をご紹介いたします。

 

【1位ザ・ゴールデンジュビリー545.67ct】

ランキング1位は、1985年に南アフリカのプレミア鉱山で発掘されたダイヤモンドです。755.5カラットの原石は、有名な研磨士ギャビ・トルコフスによって、ファイアー・ローズ・クッションにカットされました。色はファンシー・イエロー・ブラウン。タイのラーマ9世のゴールデンジュビリー(即位50周年)記念として贈られ、タイ王室が所有しています。

 

【2位カリナンⅠ530.20ct】

1905年に南アフリカのプレミア鉱山で発掘。3106.75カラットのダイヤモンド原石は、英国王エドワード7世の66歳の誕生日記念に献上されました。後にアムステルダムのロイヤル・アッシャー社が、9個のカリナンと別の96個にカットします。最大のカリナンⅠはペアシェイプカット、色は無色です。名前は鉱山の所有者であるカリナン氏が由来ですが、グレート・スター・オブ・アフリカという別名も持ちます。現在も英国王室が所有し、ロンドン塔内に展示されています。

 

【3位インコンパラブル407.48ct】

このダイヤモンドは1984年にコンゴ共和国にあるMIBA鉱山の近くで遊んでいた子供が発見。色はファンシー・ブラウニッシュ・イエロー。890カラットの原石は、15個に分けてカットされました。最大のものがペアシェイプのインコンパラブルです。米ダラス州の宝石商ゼール社代表ドナルド・ゼールとニューヨークのプレミア・ジェム社のマーヴィン・サミュエル、そしてルイス・グリックの3人が共同所有しています。

まとめ

近年、SDGs(持続可能な開発目標)に注目が集まり、「今後制作するジュエリーに使うダイヤモンドは、合成のものしか選ばない」という企業が現れました。天然ダイヤモンドを採掘するにあたり、木を伐採したり、ダイナマイトを使用したりする自然破壊や、そこで働く現地の鉱夫の過酷な労働環境は以前から問題となってきたことは確かで、合成ダイヤモンドにシフトしていくのは理にかなっているように思えます。SDGsの動きが加速する中、ダイヤモンドは「憧れ」ではなくより入手しやすい日常使いのジュエリーへと、今までの価値観や認識が変わっていくのが感じられます。

しかしダイヤモンドの採掘を主な収入にしている貧困国があることも事実です。消費者である私たちは、単純に天然だからNG、合成だからOKというのではなく、その宝石がどこで生成されたものなのか、採掘されたものなのか?どんなエネルギーが使われたのか?そういった点も見極めた上で、ダイヤモンドの購入、またはリユースを行っていくことが大切ではないでしょうか。

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