Carat:カラット 重さ
カラットは宝石全般の重さを測る際に使われる重量単位のことです。1.0ct=0.200gと定義されています。
ダイヤモンドは、1907年のメートル条約で定められたメートルカラット単位で計算します。
大きなダイヤモンドは小さなダイヤモンドより原石が少なく、より希少価値が高まります。つまり、大きさと価値の評価は単純な足し算の差異ではありません。例えば、1個1.0ctのダイヤモンドと10個まとめて0.1ctのダイヤモンドを比べた場合ダイヤモンドの重量は同じですが、1個1.0ctのダイヤモンドの方が希少性が高いため何倍も高い価値をもちます。
また、カラットは4Cの中で最も見た目の違いが分かりやすい基準でもあります。
Cut:カット 輝き
カットはダイヤモンドの美しい輝きや煌めきを決定づける要素です。
婚約指輪のダイヤモンドに多く用いられる「ラウンドブリリアントカット」は、ダイヤモンドに注がれた光を最も効率よく光学的に反射させる形として考え出され、カットグレードが定められている唯一の形状(シェイプ)です。他のシェイプにはカットグレード以外の評価基準が定められています。
カットの総合評価はダイヤモンドのプロポーション要素と、シンメトリー(対称性)・ポリッシュ(研磨)などのフィニッシュ要素で決まります。この2つの要素が優れているほどダイヤモンドに取り込まれる光が効率よく反射し、ダイヤモンドが美しく輝きます。
Color:カラー 色
カラーはダイヤモンド自体の地色を表します。ジュエリーに使用されるダイヤモンドのほとんどは、色評価がカラーレス(無色)やニア・カラーレスのものですが、少しの色味の差が価値に大きな影響をもたらします。科学的にも純粋で不純物のない本当に無色なカラーレスダイヤモンドを最上位とし、色味が薄くなればなるほど価値が高まります。
GIAのD~Zのダイヤモンドカラーグレーディングシステムでは、基準になる照明と観察条件下で、カラーグレードの基準となるマスターストーンと色を比較することでカラーを測定します。この色の差は大変微妙なもので、素人目で判別できないのはもちろんの事、日常光源下だと専門家でも識別が大変困難です。
Clarity:クラリティ 透明度
インクルージョン(内包物)とは、ダイヤモンドが地中で形成される際に混入した他鉱物の結晶などの異物、あるいは裂け目や割れ目といった結晶構造の歪みを指す用語です。インクルージョンの位置によっては、ダイヤモンドをカットし研磨した後にも残ってしまう場合があり、ダイヤモンドの外観に影響を与えることがあります。ブレミッシュ(疵)はダイヤモンド表面の擦り傷や欠けのこと。先ほどの内包物がダイヤモンドの表面に達してブレミッシュになることもあります。
この2つの要素を併せて「クラリティ特徴」と呼び、ダイヤモンドの透明度を評価する要素となります。
まとめ
【ダイヤモンドのランクによって買取価格はどう変わるのか?】
ダイヤモンド品質評価基準 = 4Cについてご説明させていただきました。
同じ大きさでもカラー、カット、クラリティで大きく値段が変わります。
カラットが大きくても、カットやクラリティが低ければトータル価値は下がり、その逆もあります。また、手持ちのダイヤモンドの4Cがどうなのかが分からないこともあるでしょう。
お手持ちのダイヤモンドの価値を知るには一度見積もりに出してみて、概算査定を知っておくと良いかもしれません。
ここで注意したいのが、
「ダイヤモンドの価格は買取店で多少差があるということ」
ダイヤモンドの価格を決める際に買取店は基本的に相場を見て判断します。その相場よりお店独自の利率を鑑みて買取価格を決定します。この利率こそが価格のバラつきの要因となります。
あるお店では50,000円といわれたものが違うお店では55,000円だった、など。
一度見積もりを出してみて基準となる価格をご自身で把握しておき、実際に売りに出す際には色々なお店で価格交渉をしてみるのも良いでしょう。買取店によってはWebサイト上で4Cから正確なダイヤモンドの買取価格をシミュレーションできるツールも公開されていますので一度試してみるのもおすすめです。
ダイヤモンドの買取なら「買取大吉」にお任せください、知識豊富な専門の鑑定士が、しっかりと査定させていただきます。