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ダイヤモンドを売るのに適した時期はどんなとき?
実はあまり知られていない方も多くいらっしゃいますが、ダイヤモンドも金やプラチナのように相場が一定ではなく変動しています。ではどのようなタイミングがダイヤモンドを売却するに適しているのかをご説明していきます。まずダイヤモンドの相場変動の要因としては「需要と供給のバランス」「流通コスト」などの影響を受けて決まるととともに、日本では「ドル円」の為替レートも大きく影響します。どう言うことかというと、仮に為替レートが1ドル=100円のとき、1カラット100万円で買えるダイヤモンドがあるとします。しかし、為替レートが1ドル=110円の円安になれば購入価格は1カラット110万円になり、1ドル=90円の円高時だと購入価格は1カラット90万円になります。このように、円安では日本円での購入価格は上昇し、円高ではその逆となります。つまり、ダイヤモンドを買うなら円高相場のほうが安く買え、売る場合は円安相場のほうが高く売れるわけです。この理屈は宝石店やデパートなどのお店に限った話ではなく、個人が売る場合も同じ。つまり、使わないダイヤモンドを少しでも高く売るなら、ダイヤモンド自体の相場が高く、かつ、円安の時期がもっとも好条件となります。この理屈に従い、毎日の為替とダイヤモンド相場を調べれば良いことになりますが実際はダイヤモンドの相場情報は一般の人には入手しにくいため、インターネットで検索してヒットする買取店の”ダイヤモンド買取相場”のチェックをするのが現実的です。
ダイヤモンド相場を知る時の見るべき査定ポイントとは?
まずダイヤモンドは査定ポイントのランクなどによっては、同じサイズ感の物でも大きな差が出てきます。それでは基本のダイヤモンド査定ポイントをご説明していきましょう!大きく分けると4項目に分ける事ができます。
カラー(色)
とは何かと言うとダイヤモンドは「無色」と思われているかもしれませんが、実際にはわずかに色がついていることがほとんどです。透明であるほど価値が高く、色が濃くなるに従って価値が下がっていきます。
カット(形状)
実はダイヤモンドには最も輝くとされている理想の形状が存在します。お持ちのダイヤモンドがどの位理想に近いのか、表面研磨の緻密(ちみつ)さ、対称性なども考慮し、最終的に5段階評価でカットグレードを決定します。
クラリティ(透明度)
ダイヤモンドは算出した時から内部にひずみや結晶などを内包していることがほとんどです。もちろん「何もない」状態が最高ですので、内放物(インクルージョン)の度合いを位置、形状、コントラストの観点から11段階でランク付けを行います。
カラット(重さ)
一般的にカラットと言うとなんとなく「大きさ」と思われる方も多いと思いますが、実は大きさではなくカラット=「重さ」を表す単位になります。
1カラット=0.2gで計算します。重さが増せば、比例して石のサイズも大きくなり、希少価値も高くなるため、購入時に最も検討される単位として世の中に浸透しています。
この4項目を「4C」と呼びダイヤモンド査定の際には重要視されています。
細かく言い出すと蛍光性やレーザードリルホールなどの手が加えられていないかなどもありますが、基本としてこの4項目「4C」を見るようにしましょう。
ブランド品かどうかもしっかり確認しましょう!
ダイヤモンドは、ルースの状態で取引される石よりも、リングやネックレスなど「ジュエリー」として取引される石が多いです。このため、ダイヤモンドの取引価格には「ジュエリーとしての価値」が重視されることもあります。特に相場が高くなりやすいのは、ダイヤモンドジュエリーで人気の高い各種ブランドのアイテムです。例えばハリーウィンストンやティファニーは、贈り物としても定番のダイヤモンドジュエリーブランドで質の高いダイヤモンドを使われています。人気が高いアイテムですので、相場も高くなる傾向にあります。
まとめ
ダイヤモンドの買取相場は、カット・カラット・カラー・クラリティの4Cによって決定されます。グレードの高いものほど、高値で取引される見込みがあります。ダイヤの鑑定書が手元にある方は、ご自分である程度の買取相場を調べるのも可能です。各ショップの買取シミュレーションも活用して、まずはリサーチしてみてはいかがでしょうか。使わなくなったダイヤモンドが、想像以上の高値で売却できるのかもしれません。鑑定書が無い場合は、査定する場所によっては「4C」評価が一定ではない事もある為、時間がある場合はすぐに売却を決めずに何店舗かまわって実際の相場を見定めて決定しましょう。本編でお伝えした買取相場や査定ポイントなどはダイヤモンドのみ(石だけ)についてですので実際にはリング(指輪)やネックレスなどのジュエリーアクセサリーになっている事がほとんどだと思いますので土台の部分の金種(金・プラチナなど)や土台の重さによってダイヤモンドの値段にプラスで加算されての買取価格になりますので、金種が何で出来ているのか、また重さはダイヤモンドの重さを引いた重量でその時の金種の相場はいくらなのかをしっかり確認して査定/売却検討するように心掛けましょう。