愛から生まれたブランド
宝石店の娘と職人の息子であるエステル・アーペルとアルフレッド・ヴァンクリーフ2人の名前がブランド名の由来となっております。1896年2人の結婚を機に1906年に自社ブランドとして立ち上げました。故に、愛から生まれたブランドと言われており縁起がとても良いので広い人気です。1925年には国博覧会でグランプリを獲得するほどの勢いで成長を遂げました。これだけの偉業を成し遂げ、時代も変わっていくのに対しコンセプトも変えず1つ1つ手作りだと言うのだから地力の高さが伺えます。
洗練されたデザイン
美しい自然界をモチーフにした物が多く愛・夢・美の3大テーマを掲げ職人が1つ1つ手作業で制作してます。手作業なので作品1つ1つ全て表情が違います。手作業で想像すると1人が1から作っている様子が想像できますがヴァンクリーフの凄いところはジュエリー職人、研磨師、セッティング職人など全ての工程で高度な技術を持ったプロフェッショナルが担当しています。もちろん制作だけではなく素材の選別や検査も例外ではありません。なるほど、高額になる理由にも納得です。
全てが世界に1つとなると特別感も大幅に上がりますね。何よりもやはりミステリーセットの難易度でしょうか習得している職人も少なくカットにも8時間以上要すると言われております。更に近年ではヴィトレイユ ミステリーセットという技術も誕生しました。丸みを作り出し台座を見えないようにし、花びらや羽毛が驚くほど立体的に表現される手法です。
時計も展開するヴァンクリーフ
可愛くてファンタジーな時計が多く1999年にはリシュモングループの傘下にも入り時計部門でも本格的に取り組み始めました。時計の制作自体は1910年からですがこの当時は貴金属や宝石を施した物を制作しておりました。2010年のジュネーブ・ウォッチ・グランプリ レディース部門では見事ポン・デ・ザムルーという時計が選ばれました。男女がポンデザール橋でキスするデザインになっています。この仕組み、とてもロマンチックなんです。お昼の12時と深夜の12時(0時)、つまり1日に2度だけ男女が重なる仕掛けになっています。発想が凄いですね。
そしてなんと、聞き慣れないかもしれませんが、実は、メンズの時計もあります。中でも面白い時計がミッドナイト・プラネタリウム・ポエティック・コンプリケーションで見た目が凄いです。地球、水星、金星、火星、木星、土星の6個の惑星が太陽の周りをリアルタイムで移動します。水星は88日ですが、土星は29年かかります。更にこの時計の凄いところは時間表示が一切ありません。他にもペガサスやフェニックスをイメージした時計などもあります。こちらは普通の時計なので時間は勿論わかります。
まとめ
ヴァンクリーフは高級でかつ凄まじい人気を誇るため買取りも大変高額になる事が多いです。中古市場ではあまりの人気に並んだらすぐに売れてしまうほど…「買取大吉」でもヴァンクリーフは高価買取を行っておりますので是非1度ご利用ください。