高級時計とは?どんなブランドがあるの?
多くの人が憧れを持つ、人気ブランドを紹介していきます。
●パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)
パテック フィリップはさまざまなコレクションを展開しており、ほとんどがシンプルで普遍的なデザインです。主張を抑えながら、気品高い美しさをまとっているのが魅力のひとつです。多くのモデルでゴールドやプラチナなどの高級素材を使用しているが、美しさは素材だけに頼ったものではありません。調和のとれた形状・バランス良く組み合わされたパーツ・カラーの使い方・素材の研磨など、細部に至るまできめ細かい気配りが行き届いた、完成度の高いデザインが施されています。
●ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)
時計の文字盤やケースなどの表面に、光沢を出したり、防水性をもたせたりするために、ガラス質の粉末を塗り、焼き付けによって艶やかで綺麗な色に仕上げる、ジュネーブの伝統技法「エナメル」装飾を施した、芸術品のようなデザインや、宝石や貴金属で飾られた「宝飾時計」でも知られています。
●オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
オーデマピゲの特徴は、「伝統と革新の調和」というブランドコンセプトにあります。オーデマピゲの名を世界に知らしめたのは”クロノグラフ”や”永久カレンダー”、”ミニッツリピーター”などの複雑機構を作り出す技術力でした。懐中時計時代からの積み重ねてきた技術に、新たに独自のスタイルを造りだすのがオーデマピゲの特色です。まさに「伝統と革新の調和」です。最たる例はロイヤルオークの開発ですが、1996年に開発した「グラン・コンプリカシオン」では永久カレンダー、月日・曜日表示、ミニッツリピーター、月齢表示、スプリットセコンド、クロノグラフと複雑機構をこれでもか!と集約させ、超高度な技術力を証明しました。
●ブレゲ(Breguet)
最大の魅力はその実用性の高さと、時計の上級者に愛されるシンプルなデザインだと言えるでしょう。創業当初、主な顧客はフランスの貴族たちでしたが、その実用性の高さとデザイン性からすぐに、ヨーロッパの多くの王族や貴族、エリート達から賞賛を受け愛用されることになりました。そんな歴史から言えるブレゲの特徴は間違いなく、ブレゲが大衆時計ではない「王の時計」だと言うことです。それを裏付けるように、ブレゲには博物館、美術館に展示されるほどのクラスの時計が揃っています。
●ランゲ&ゾーネ(A.LANGE & SOHNE)
ランゲ&ゾーネの特徴は、クロノグラフや自動巻き機構を搭載した懐中時計を開発するなどしたその高い技術力です。この技術力で19~20世紀頃にはドイツ時計界の頂点に立ちました。オリジナルムーブメントの製造にもこだわったランゲ&ゾーネは、自社一貫製造のマニュファクチュール方式を採用していることでも有名です。また、ランゲ&ゾーネ最大の特徴は二度組方式だとも言われています。これはムーブメントの完成後もう一度分解、洗浄し部品の1つ1つに表面仕上げと細部にわたるこだわりの装飾を施す手法です。
これはランゲ&ゾーネが大量生産を目的とした時計メーカーではなく、生産された時計の1本1本に、世界最高峰の質を追求することの証明となります。そのためランゲ&ゾーネが1年間に生産する時計はわずか数千本と言われています。多くのセレブ達に愛されながらも拝金主義に走ることのないランゲ&ゾーネの実直な経営努力は現在も受け継がれ、更に多くの愛用者を生み出す原動力となりました。
●ロレックス(ROLEX)
ロレックスの特徴と言えば、「ROLEX」のブランド名と「王冠」マークの2つです。ROLEXというブランド名は当時の創業者であるハンス・ウィルスドルフが100ほどある候補からも決めれず、誰が見ても読めるようなブランド名にした、こだわりあるモノになっています。機能面の特徴と言えば、3大発明の『オイスターケース』、『パーペチュアル』、『デイトジャスト』の3つもロレックスの特徴と言えますが、やはり時を刻む制度の高さもロレックスの特徴だと思います。何よりもロレックスと言えば、誰もが知る高級腕時計というブランドが最大の特徴だと思います。創業者がブランド名に込めた思いが実ったのか、高級腕時計を知らない人でも、ロレックスは知っているという人がいるのではないでしょうか。
●オメガ(OMEGA)
特徴・・オメガを代表する時計である「スピードマスター」は、1969年にアポロ11号によって、月に降り立った最初の腕時計です。アポロ計画を実行するNASA(アメリカ航空宇宙局)は、宇宙空間で正常に動作する時計を探していました。実際に数多くの時計を試験にかけますが、当時の時計は耐久性に問題があるものばかりでした。NASAが行う試験に唯一合格したのが、オメガの「スピードマスター」です。また、スピードマスターの原型になった「シーマスター」も人気のあるダイバーズウォッチになります。
高級時計は資産価値がある、投資になる
多くの方が買う理由の一つ、資産価値があることです。長年の年数が経っていても、破損や大きな劣化が無ければ購入価格以上になることもあります。もちろん故障破損や劣化が無いようにお金を掛けて、定期的にオーバーホールする必要がありますが、性能を維持しておくことが大事です。安価な時計は使い捨てがほとんどですよね。
高級時計は成功のシンボル
「高級時計を付けていると成功する」と言われますが、必ずしも高級時計を着けている=成功者ではありません。しかし「憧れられる」存在の人は、みんな素敵な高級腕時計を着けているな、といった印象を受けます。例えば大人気タレントの木村拓哉さん。時計好きで様々なモデルを身に着けているところをよく見ます。人気ブランドの、でも独特のこだわりを感じる腕時計コレクターといった印象で、ロレックスのデイトナ アイスブルー文字盤(116506)やオメガのスピードマスター、ブレゲのマリーンIIと時計愛好家からも支持の高い良いモノを持っています。
また、ビートたけしさんや福山雅治さんといった、幅広い分野で活躍し、成功を収めている方々の腕には極上の時計がキラリと光ります。ちなみにこの二人はパテックフィリップです。海外に目を向けてもその傾向は顕著で、ハリウッドスターのジョニー・デップさんやブラット・ピットさん、元サッカー選手にしてモデルのデビット・ベッカムさんなど、世界的に有名な彼らが大の時計愛好家であることは広く知られています。
時計にも維持費があることを知っておこう!
●パテックフィリップ
クォーツ・・・約80,000円~
手巻き・・・約120,000円~
自動巻き・・・約130,000円~
●ヴァシュロン コンスタンタン
クォーツ・・・約40,000円~
手巻き、自動巻き・・・約60,000~
複雑機構・・・約66,000円~
●オーデマピゲ
クォーツ・・・約53,000円~
手巻き・・・約82,000円~
自動巻き・・・約100,000円~
機械式クロノグラフ・・・約153,000円~
パーペチュアルカレンダー・・・約201,000~
●ブレゲ
クォーツ・・・約84,000円~
手巻き・・・約96,000円~
自動巻き・・・約110,000円~
●ランゲ
手巻き・・・約110,000円~
自動巻き・・・約110,000円~
●ロレックス
手巻き・・・約50,000円~
自動巻き・・・約70,000円~
●オメガ
クォーツ・・・約50,000円~
手巻き・・・約60,000円~
自動巻き・・・約70,000円~
まとめ
「維持費はできるだけ少ない方が良い」と考え、メンテナンスをおこたるのは大変危険です。メンテナンスを怠った結果、重大な故障やトラブルが発生すれば、時計そのものを駄目にしてしまうでしょう。オーバーホールで軽微なトラブルを発見し、早期に処置できれば、その後の修理費用を節約することにもつながります。
また、メンテナンス料金が安すぎるお店に依頼をすると、正規品以外の部品を使われてしまうこともあります。この場合、高級時計は「ジャンク品」扱いとなり、本来の価値を失ってしまいます。せっかくの高い買い物ですので、ブランドイメージや価格帯などをしっかり調べて、納得できる一生モノの時計を探してみてください。