イミテーションパールにも種類がある!それぞれと、本物の真珠との見分け方のコツは?
本物のパールにも種類がありますが、イミテーションパールにも種類があります!普段使いのアクセサリーに採用している方もいらっしゃるでしょうか。ここではイミテーションパールの種類と、本物との見分け方のコツを紹介していきます。
1.ガラスパール
ガラス玉を核として、その上に真珠箔を重ねて作られます。重量があり、光沢も見られます。ヴィンテージのコスチュームアクセサリーで使われていることも多く、本物の真珠とは別物として人気のあるアクセサリーパーツです。見分け方としては、本物の真珠と比べかなり重いです、また完璧な球体をしていることが多いです。基本的に自然のものですので完璧な球体はありえません。分解することができるなら転がしてみるといいでしょう、まっすぐ転がったら怪しいと思いましょう。また真珠同士を軽く擦り合わせてみると表面がつるつるしています。本物の真珠は真珠同士をくっつけてこするとざらつきがあり、ひっかかる感じがします。その違いも見分け方の一つです。
2.コットンパール
その名のとおり、綿を圧縮して丸くしたものを核として、その上に真珠のような塗装を施しています。一番見分けるのが簡単なイミテーションパールです。少し表面がデコボコしている見た目と軽さが愛らしく、アクセサリーパーツとして人気の素材のひとつです。見た目だけでもわかりやすいですが、その他の見分け方としてはその名の通り中に綿が入っているためかなり軽いです。また、本物の真珠は触れた際石に触れたように冷たいですが、コットンパールは生温かい感じです。こちらもわかりやすい特徴といえるでしょう。
3.プラスチックパール
プラスチック製の球体を核として真珠箔を施したイミテーションパールです。中には一見本物に似て見えるほどきれいにコーティングされたものもありますが、プラスチックを丸くしたものの上に塗装しているため、本真珠のような重みはありません。見分け方はコットンパールと同じですがコットンパールよりは若干重いです。重さと、ガラスパールのように完璧な球体かどうかで判断しましょう。
4.貝パール
貝パールは貝殻を削って丸くしたものの上に、真珠のような塗装をしています。本物の真珠と同じ貝からできているため、イミテーション真珠の中ではもっとも本物と見分けがつきにくいのが特徴です。見分け方はガラスパールと同じですが重量も冷たさも本物に近いので分かりづらいですが、ガラスパールやプラスチックパール同様、表面がつるつるしていることが多いです。判断しづらい場合は真珠同士でこする方法も試してみましょう。
いかがでしたでしょうか?また、見た目や重さ、質感以外にも、ネックレスやブレスレットになっている場合は、紐やパーツを通すための穴を見るという方法もあります。この穴の断面がポイントで、イミテーションパールの場合、穴を開ける過程で表面の膜が溶けたり剥がれたりすることがあります。そのため、イミテーションパールで出来たアクセサリーだと、パーツとの接地面が膜でふさがっていることがあるのです。一方本真珠の場合はスッパリと切れていて、断面が綺麗なのが特徴です。
イミテーションじゃなかったけど…本真珠にも種類がある?
上記で紹介したイミテーションパールの特徴には当てはまらなかったけど…他の人が持っていた真珠と、買おうと思っている真珠のネックレス、明らかに色がちがう…自分で買ったものじゃないし、まだ少し不安、そんな方もいらっしゃるかもしれません。本真珠は、イミテーションパールと違い自然が作り出したものであるため、育った海、つまり原産国や、真珠を作ってくれた貝の種類によっても色味が違います。海ではなく、淡水で育つものもあります。ここでは、本真珠の種類の中でも海水で生まれる真珠について紹介していきましょう。
1、あこや真珠
あこや貝から生まれる真珠が、あこや真珠です。日本で生産されているほとんどの真珠がこのあこや真珠です。そのため、「真珠」と聞いてみなさんが頭に思い浮かべるのも、おそらくこのあこや真珠でしょう。色は白をベースにピンクが少し入っていたり、緑がかっていたり、またはクリーム色やゴールドっぽかったりなどさまざまです。
美しく上品な光沢、また、あこや貝がきめの細かい成分で真珠を作り出すため、他の真珠に比べても丸くなる確率が高いと言われています。また、貝自体が大きくないため、ほかの本真珠よりも大きくならないことも特徴です。真珠の大きさは、3mmから10mm位までで、一般的なサイズは7.0mmです。6mm以下のサイズは、近年、生産量が減少し、希少性が高くなっています。
2、白蝶真珠
白蝶貝という貝から採れる真珠です。貝自身の大きさが30cm以上になる場合もあるほどで、真珠貝最大真珠自体も20mm近くまで育つ真珠もあります。色は銀色と金色に近いものに分かれ、オーストラリア海域では銀色、インドネシアやフィリピン海域では金色に近いものが生まれることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?紹介した海水真珠以外にも、黒真珠や淡水真珠など、本真珠にもまだまだ種類があります。形も楕円だったり、養殖の際に入れられる核のありなしによって半円や、植物のタネのような形をしているものもあります。ぜひこの機会に、フォーマルな場でつけるだけではなく、普段使いにも使えるお気に入りの真珠アクセサリーを探してみるのはいかがでしょうか?急に必要になった時に、きっと役に立つでしょう。