ウブロとは
創業以来、ウブロは確立された時計製造の秩序を打ち破るデザインと革新を体現してきました。Carlo CrocoとJean-Claude Biverが築いてきた名声、そして現在、Ricardo Guadalupeは2012年からCEOを務めており、究極のスポーツマンシップに寄り添う大胆な時計を開発しています。
大きめサイズのケースと革新的な素材を備えたウブロは、クロノグラフとユニークな仕上げが特徴的です。常にモダンでありつづけるウブロのタイムピースは、21 世紀のウォッチクリエーションに対する妥協のないビジョンを示しています。
二人のキーパーソン
ウブロは何といっても、2人の男性、カルロ・クロコとジャン=クロード・ビバーの物語です。
カルロ・クロコが1980年に自身のブランド「MDM Geneva」を立ち上げたとき、彼のアイデアはシンプルでした。シンプルで手頃な価格、クラシックでスポーティな、あらゆる場面で着用できる時計を作成することでした。その目的は、すぐに認識できるデザインと、従来のレザーやスチールとは異なるブレスレットを作成することでした。3年間の研究開発の後、彼は極上の肌触りを提供する天然ラバーストラップを手に入れました。黒文字盤と相まって、このブレスレットは、最初のウブロウォッチのデザインアイコンとなりました。
すぐに、他のブランドも彼らの要素を取り入れ始めます。その結果、ウブロのブランドとしてのステータスや評判が、上がることとなりました。さらに、ギリシャ、スペイン、スウェーデンの王、さらにはモナコの王子などの王族がウブロを身に着けたこともウブロの格を引き上げました。
こうしてブランドが成功した後、カルロ・クロコは自身の財団に専念するようになりました。
同時期に、ジャン=クロード・ビバーは、彼がディレクションしていたブランド、ブランパンから引退することを決定しました。着任後すぐに彼はウブロから突き付けられた挑戦を理解しました。それはウブロ自身が生み出した流れを革新するということでした。
ウブロを復活させるために、彼はそのDNAに目を向けます。その頃ブランドのアイコニックなラバーストラップはスポーツウォッチのスタンダードとなっていました。ゴールドとラバーを念頭に置いて、それらの融合が新しい時計の潮流を生み出す可能性があると考えました。このようにして誕生した「ビッグバン」と「フュージョン」は、ウブロの新たな出発点を構成することになりました。
それ以来、ブランドの進歩は目を見張るものがあります。2008年にLVMHグループの傘下に入り、その後すぐに独自の製造を開発し、ウブロニウムやマジック ゴールドなど、これまで以上に革新的な素材を組み合わせた時計を中心に、スポーツ界と数多のパートナーシップを築き上げました。
ウブロのコレクション
●ビッグバン
ウブロは2005年に最初の「ビッグ・バン」クロノグラフを発表しました。このコレクションは、「融合の芸術」というコンセプトを完璧に表現しています。ベゼルとケースは鋭い角度を示し、ネジはケースを貫通し、ゴム製ストラップを備えた最初のウブロのヘリテージを継承しています。ビッグ・バンは数々の時計製造賞を受賞しています。誕生したまさにその年、2005年に、スイスの名誉あるグランプリ・ド・オルロジュリー・ド・ジュネーブで「ベスト・デザイン」賞を受賞しました。その後、形状を変更することなく、さまざまな素材やサイズ、ミニッツリピーターやトゥールビヨンなどのさまざまな複雑機構が搭載されました。
●クラシック フュージョン
ビッグ・バンは進化し、今ではそのクラシックなデザインを反映しています。クラシック フュージョンは、よりスリムなフォルム、伝統的な時計製造のノウハウを取り入れたタイムレスなエレガンスを備えたコレクションとして、2008年に発表されました。
●マニュファクチュール ピース
マニュファクチュール ピース コレクションでは、私たちは卓越した領域に足を踏み入れています。MP-05 LaFerrariの世界記録(50日間のパワーリザーブ)を誇る、この並外れたタイムピースのコレクションは、優れた時計製造の伝統と未来のテクノロジーの「融合の芸術」を完璧に体現しています。
●スピリット オブ ビッグバン
ビッグ・バンの発売から約10年後、ウブロはビッグ・バンの精神に沿った、新しい形の新しいコレクションを発表しました。確かにそこにはビッグバンのコードが見られますが、樽のようなトノー型は新たなウブロのディメンションを表現しています。
まとめ
今回、ご紹介したコレクション以外にも魅力溢れるモデルはたくさんあります。気になった方は、一度実物を手に取ってみてはいかがでしょうか。