価値が下がらないジュエリーって?
様々なジャンルの買取ニーズが高まっているため、所持している高価なジュエリーを買取に出したいと考えている方は多いのではないでしょうか。ジュエリーの資産価値は、使われている貴金属(地金)と宝石の種類によっておおまかに決まります。
・ゴールドやプラチナといった素材の時価
・ダイヤモンドやエメラルドといった様々な種類の宝石とその稀少性
・純度やカラット×重量
以上で算出したものが、そのジュエリーの基本的な価値となります。そして、ブランドジュエリーであればブランドのネームバリューでさらなる付加価値が期待できます。ブランドジュエリーの相場は常に変動しますが、値崩れしにくく相場が安定しているジュエリーブランドであれば価値が下がりにくいでしょう。
高価買取が見込まれるブランドジュエリー
ブランドのネームバリューが高く、付与価値が期待できるブランド
① ヴァンクリーフ&アーペル(VanCleef&Arpels)
1906年にフランスで創業されました。ブランドの象徴であるクローバーモチーフを使ったアルハンブラシリーズは古くから愛され続けています。控えめで女性らしさを感じさせるデザイン、自然をモチーフになっているものが多いのが特徴です。
② カルティエ(Cartier)
1847年に創業したカルティエは世界屈指のジュエリーブランドです。多くの国の王室御用達ブランドとして格式高く、アールデコ調の洗練されたデザインや、宝石をより上品に際立たせるカット技法など、ジュエリー史に多くの功績を残しています。カルティエはハイクラスなものから手ごろなものまで幅広い価格帯があり、多くの消費者がジュエリーを楽しむことができます。またジュエリーだけでなく時計もカルティエのラインナップには欠かせません。ラブ、トリニティ、パンテールなど定番シリーズは時期問わず高く売れる傾向です。
③ ティファニー(Tiffany & Co.)
1837年に創業され、ティファニーブルーでよく知られています。そうそうたるジュエラーのなかでは珍しくアメリカから生まれたブランドです。オープンハート、アトラス、バイザヤードなど、シンプルでありながらスタイリッシュな数々のシリーズ全てがデイリー使いしやすいデザインです。馴染みやすいデザインと手の届きやすい価格、シルバーアクセサリーが多いことなどで、幅広い層から愛されています。そしてティファニーは「キングオブダイヤモンド」と呼ばれるほど、ダイヤにこだわってきた歴史を持ちます。
④ ブルガリ(BVLGARI)
1884年にイタリアのローマで創業されました。古代ローマの伝統や歴史、蛇や自然をモチーフにした独創的なデザインが特徴。ローマ建築のコロッセオをイメージしたビーセロワンや、蛇がモチーフのセルペンティなど、多くのデザインが共通して神秘的な力を彷彿とさせます。ブルガリは世界屈指のジュエラーでありながら、そのデザイン性の高さを生かした時計も大変人気です。ジュエリーと同じシリーズで作られた時計も多く、ジュエリー・時計ともに根強いブルガリファンによって買取需要が安定しています。
⑤ ハリーウィンストン(Harry Winston)
1932年にアメリカ・ニューヨークで創業され、ジュエラーのなかではまだ歴史が短いブランドです。にも関わらず、ハリーウィンストンは他に追随を許さないほどの圧倒的な「ダイヤモンド」の存在感・イメージが根付いており、ダイヤモンドを最大限に際立たせるデザインが特徴です。日本の芸能人がこぞってハリウィンストンの大きなダイヤを使った指輪や時計、マリッジリングを購入していることが知られているように、高級ジュエリーブランドとしてイメージしやすいでしょう。主力がダイヤ商品ということもあり、他のブランドよりも平均価格がかなり高めとなっています。
世界的高級ブランド「デビアス」
5つのブランドジュエリーをご紹介しましたが、デビアスも世界中で人を誇っております。宝石アクセサリーの最高級ブランドとして知られる「デビアス」は、同時にダイヤモンド採掘業者の大手であり、資源メジャーの有力企業でもあります。同社の歴史は1888年にまでさかのぼります。同年に英国人のセシル・ジョン・ローズが南アフリカ共和国の鉱山を買収し、ダイヤモンドの採掘事業をスタートさせたのです。社名の「デビアス」は鉱山の所有者だった「デ=ビア」という名の兄弟に由来しています。
アパルトヘイト(人種隔離)政策をとっていた当時の南アフリカでは、「鉱山革命」と呼ばれる空前の鉱山採掘事業が大規模に展開されており、その気運に乗って財閥や貴族階級との結びつきが強かったデビアス社は、巨額の資本を投下し、安価な賃金の黒人労働者を使役してダイヤモンドの採掘を行っていたのです。美しいダイヤモンドの輝きの裏側には、アパルトヘイトという人類史の負の遺産ともいえる陰の部分がかつてはあったことは、我々も真摯に記憶しておかねばなりません。
また「デビアス」社は、米国で一時「独占禁止法違反」で摘発されたこともあるほど、ダイヤモンド販売の事業では他業者の追随を許さないほどの大企業に発展しました。米国での宣伝キャンペーンが奏功した結果といわれています。現在は半ば常識となっている「婚約指輪にダイヤモンドを」という習慣も、デビアスが販売戦略の一環として広めたものでした。
日本でも、かつては富裕層にしか縁がなかった宝石であるダイヤモンドが、高度成長期を経て国民の所得が上昇すると共に、アクセサリーやプレゼントとして求める人々が増えてくるという状況が生まれたのです。こうして、鉱山採掘の資源メジャーとしてスタートした「デビアス」の名は、高級宝石ブランドとして全世界に知られるようになりました。
まとめ
いかがですか?ブランドジュエリーとデビアスについてご紹介いたしました。価値が下がらないブランドジュエリーとはどんなものなのか、デビアスによって影響がどんなものなのかが分かったのではないでしょうか。これらのジュエリーは価値が下がりにくいといっても、年月とともに下がっていくことは避けられません。お持ちのブランドジュエリーの価値が下がってしまう前にジュエリーの買取を強化している「買取大吉」で一度査定をしてみませんか?思いもよらない高額査定がでるかもしれませんよ。