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ムーブメントが魅力である「ゼニス」の歴史やスペック、価値について徹底解説

307_ゼニス ムーブメント

ゼニスは、1865年に創業したスイスの老舗時計メーカーです。創業当初から自社ムーブメントに特徴とこだわりがあります。その性能は、他の時計会社も採用するほどの品質で知られています。今回は、ゼニスの魅力とムーブメントについてご紹介します。

高品質を誇るムーブメント「エル・プリメロ」とは?

「エル・プリメロ」とは、時計ブランドであるゼニスが開発したムーブメントです。1969年1月10日に発表され、2019年に記念すべき50周年を迎えました。「NO.1」や「第1の」という意味のエスペラント語が名前の由来となっており、その名のとおり、時計業界屈指の性能を備えるムーブメントとして広くの人に知られています。

毎時36,000振動(10振動)というハイビート仕様でかつ50時間のパワーリザーブを誇る傑作で、40年以上経った現在でもクロノグラフムーブメントの世界最高峰と呼ばれています。

腕時計とは一般的に、欲しいブランドやお気に入りコレクションに目を付けてから商品を探す人の方が多いでしょう。例を挙げると、腕時計のショップスタッフに「ROLEXのエクスプローラーはありますか?」や「OMEGAのスピードマスターはありますか?」といった質問の仕方が一番多いケースでしょう。

しかし、エルプリメロは製作元であるゼニスだけではなく、その高性能さからゼニス以外の有名ブランド時計でも採用されています。そのために時計愛好家などからはエル・プリメロが搭載されているモデルを探してから商品を選び購入する人がいるぐらい有名なムーブメントです。

ゼニスの歴史について振り返る

ゼニス(ZENITH)は、1865年にスイスのル・ロックルにて創業した高級時計ブランドです。創業者は当時22歳のジョルジュ・ファーブル・ジャコ(Georges Favre-Jacot)で、スイスで初めてのムーブメントまで自社製造するマニュファクチュールというコンセプトを作り上げたメーカーとしても有名です。

マニュファクチュールのみならず、機械の導入により大量生産システムを導入したゼニスは徐々に事業を拡大し、これまで革新的な時計を作り上げてきました。
自社製造にこだわるゼニスは、1969年に毎時36000振動で時間を刻むクロノグラフのエル・プリメロを発表します。ゼニスが誇るエル・プリメロは、現在も世界最速の伝統的な機構をもつ自動巻きクロノグラフムーブメントとしての地位を確立しています。エル・プリメロは1980年代後半から2000年頃にロレックスで製造されたデイトナにも搭載されていて、ムーブメントを自社製作し、供給する時計会社として大きく注目されるようになりました。

名前の由来についてお話すると、ゼニスとは、「天空の頂点」を意味する言葉であります。創業後まもなくして、ゼニスはそれまで分業の体制をとっていた職人を一堂に集め、マニュファクチュールを整えました。その後、国内外の博覧会や天文台コンクールなどで製品が受賞を重ねていく中で、1900年のパリ万博に出品した懐中時計用ムーブメント「ゼニス」が金賞を受賞するのであります。

ゼニスのシリーズを徹底解説

●デファイ

「デファイ」は、ゼニスのクラシックでシンプルなイメージを覆すデザインと、機能性の高さから、最も人気を集めているモデルのひとつです。文字盤の全体をくり抜き、中の機械構造が全面から覗けるフルオープンの文字盤が、デファイの大きな特徴といえるでしょう。エッジが効いたフォルムに硬質なセラミックスやチタンを使用し、サテン仕上げで荘厳な雰囲気を醸し出しています。

さらに、「100分の1秒クロノグラフへの挑戦」と銘打ち、ハック機構を応用したストップ機構で制御されるシンプルなメカニズムとシリコン製脱進機で、高速クロノグラフの50分駆動を実現しているのも出色だ。

 

●クロノマスター

「クロノマスター」は、毎秒10振動のエル・プリメロを搭載し、機械の美しさに重点をおいた、ゼニスの定番といえるクロノグラフシリーズ。2016年に、デファイとパイロットを除くクロノグラフシリーズが、この「クロノマスター」として統合されました。基本型は横並びの3つ目インダイアルを有し、エル・プリメロを象徴する3色インダイアルを軸にしたカラーバリエーションが用意されています。

文字盤のオープンデザインから、心臓部である調速機のハイビートの動きが見えるモデルや、数字を打ち抜いたカレンダーディスクを備えたモデルなど、種類が豊富なことも魅力といえるでしょう。

 

●エリート

「エリート」は、機械美を追求したクロノマスターとは対照的に、過度な装飾や複雑な機能を追加せず、よりシンプルな腕時計を追求したドレスウォッチです。現行モデルの「クラシック」、製造終了モデルの「キャプテン」、クラシックコレクションの礎となった「ウルトラシン」といった、3つのラインナップが存在します。

どのモデルもシンプルで上品な美しさを備え、どんなシーンにもマッチするだろう。ムーブメントにはドレスウォッチと相性が良い「エリート」が搭載されています。また、自社製ムーブメントが搭載された高性能腕時計としては、比較的リーズナブルで購入できるモデルであることも、エリートの大きな魅力といえるでしょう。

 

●パイロット

「パイロット」は、1900年代の初め頃から、航空計器の製造メーカーとして各国の航空会社に時計を提供していた、ゼニスの前身時代を物語るシリーズ。1910~20年代当時のモデルをモチーフとし、ヴィンテージ感を楽しむモデルとして作られており、航空機の黎明期をともに拓いた歴史に浸れるアイテムともいえるでしょう。

「タイプ20エクストラスペシャル」や「タイプ20クロノグラフ」は、ケース素材がレトロ感を存分に醸し出すブロンズ製のモデルもあります。ムーブメントには、世界最高峰のエル・プリメロが搭載され、他の時計メーカーとは一線を画す、ヴィンテージ感あふれる1本となっています。

ドラマティックな復活ストーリー

エルプリメロには有名な復活ストーリーがあります。少し紹介させていただきます。ゼニスは1970年代のクォーツ時計の台頭によって経営が悪化し、アメリカ企業に買収されました。その時に機械式時計の製造中止が決まり、エルプリメロもそのノウハウを全て破棄(放出)するように命じられます。そしてゼニスのオーナーが交代し、機械式時計の需要の回復が見込めるようになった1980年代、エルプリメロを復活させる話が浮上します。ですが、もう図面・部品・工具・機材などのノウハウはもうありません。

しかし、なんとシャルル=ベルモ氏という一人の技術者がエルプリメロのノウハウを密かに保管していました。彼はエルプリメロの開発に携わった人物で、既に隠居生活でしたが、同社の近くに居住していました。ベルモ氏に聞くと、どうやら経営判断に背いて独断でノウハウを隠したそうです。それも、他の同僚に迷惑をかけないように、自分の身内だけで行ったそうです。

そして1984年、晴れてエルプリメロは復活します。まさに、シャルル=ベルモ氏なくしては名機エルプリメロは存在しなかったのです。現在、シャルル=ベルモ氏は“ゼニスの英雄”として語られています。エルプリメロは、本当にドラマのようなストーリーを持っているのです。

やはりエルプリメロはとても興味深いムーブメントです。さらに補足をすると、ムーブメントに名称があること自体が稀有です。通常、ムーブメントはキャリバー番号のみで表現されます。エルプリメロならCal.3019PCHやCal.400(Z)などがキャリバー番号です。しかし、別で“エルプリメロ”というムーブメント名称ももっており、その存在が世間に認知されやすいのも頷けます。

最後に

今回は、ゼニスと魅力あふれるムーブメントについて紹介をいたしました。多くの知識を有する時計愛好家の方々に支持される時計メーカーのムーブメントである点が、お分かりいただけたかと思います。高級時計は嗜好性が高いが故に、付随する“バックグラウンド”が重要です。その点で、エル・プリメロは語るべき点が多く、魅力的なのです。

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