時計は課税の対象にならない事が多い

結論から言いますと、時計は「生活用動産」と判断されて、その譲渡による所得が課税されることはありません。時計の売却が課税の対象となるケースは、法律的な定義に反しているケースです。具体的には、ジュエリーウォッチなどが挙げられます。時計に付加価値として金や宝石が多く使われているからです。時計とは違い、金や宝石は税金上できちんと申告をしなくてはならない財産上で価値のあるものとして扱われます。法律で貴金属や宝石は、1個または1組の価格で30万円を超えるものについて課税される旨が明記されています。時計に限らず、金や宝石はただ保有しているだけでも課税対象となることが多いですが、それは現金と等価であると認識されているからです。

世界的に見ても、特に金は現金に交換しやすく希少性も高いので、財産上で大きな意味を有しています。これらの影響で、金や宝石などがあしらわれている付加価値として存在している時計は、たとえそのような意図がなくとも課税対象となる可能性があります。ただ、時計の場合はモデルによってそれが課税対象となるかどうかを判断することができます。モデルによっては、金や宝石が多くあしらわれた時計は、機能性よりも財産的な価値が高く「ぜいたく品」という名目で課税対象となることがありますので注意が必要です。

売却金額が購入金額より高くても大丈夫

高級時計を売却する際、稀に「購入した時よりも価格が上がっていて利益が出た」なんてこともありえます。購入した時より高く売れることは非常に喜ばしいですが、「利益を出してしまって大丈夫なの？」と不安を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、購入金額より売却金額の方が高い場合でも、課税対象となることはまずありません。したがって、確定申告をする必要もありません。30万円という数字を気にする方も少なくありませんが、金や宝石など、華美な装飾があしらわれていない時計は「貴金属や宝石、書画、骨とうなど」に当てはまる品物ではないため、心配する必要はありません。買取金額が30万円以上になった場合でも、安心してご売却ください。

継続的な売買には注意が必要

時計を売却する際、売買が継続的に行われているかどうかを確認しなければなりません。継続的な売却により利益が大きくなると、それが事業所得とみなされるようになるからです。事業所得とみなされると、税金を納めなくてはなりません。時計が課税対象とならない理由は、時計はあくまでも日常生活に利用される物と解釈されるためです。しかし、継続的に売買をして利益を得ている場合、生活用動産とは所有者が認識していないと解釈されます。継続的な売買の問題点は「時計を生活用動産と所有者が認識していない」という点です。

継続的に売買をして利益を積み重ねていく＝所得を増やす行為になるため、当然所得税の納税義務が発生します。つまり、売買行為が通常の事業と何ら変わらないと判断されてしまうのです。ここで注意が必要なことがあります。どこまでいけば税金の対象になるかは税務署の判断によるという点です。通常なら、たとえ高級時計であっても数回程度の売却であれば納税義務は発生しません。一方、本人が意図せずとも継続的に売買を続けると、利益を上げて所得を増やしていると税務署に判断される可能性があります。そうなると税務調査の対象となりますので、注意が必要です。

課税対象になった場合は確定申告が必要

高級時計の売却は、課税対象となった時点で納税義務が発生しますので確定申告をする必要があります。基本的に、社会人として会社で働いている場合、会社が本人の代わりに「年末調整」として手続きを行ってくれているので申告をしなくても問題はありません。しかし、高級時計の売却で利益を得た場合、自分自身で確定申告をしなければなりませんので、覚えておくと良いでしょう。

高級時計をできるだけ高く売る方法

どうせ売るなら、高く売りたい！という方がほとんどですよね。ここで「買取大吉」から、より高く時計を売却する方法をお教えします。

・付属品をつける

箱やギャランティカード、コマなど、付属品があるかどうかで、買取価格は大きく変わります。付属品完備の状態と本体だけの買取価格を比較すると、例えばROLEXだと、買取価格は数万～数十万単位で変わることもあります。ボロボロ、一部分しかない、などの状態の物でも、一度全てお持ち込みください。

・買取実績が豊富な買取店を利用する

「買取大吉」はブランド時計の買取実績が豊富にあり、ROLEXマイスターも多数在籍しています。ブランド時計の買取は「買取大吉」にお任せください。もちろん、査定のみでも大歓迎でございます。

・劣化してしまう前に買取に出す

時計は、使用しなくとも日々劣化していくものです。クォーツの物であれば、電池が止まったまましばらく放置してしまうと液漏れしてしまって、電池を交換しても動かなくなってしまった…なんてこともよくありますし、高温多湿の場所で放置すれば腐食したり、サビてしまったりなんてことも考えられます。売ろうか迷ったその時が一番の売り時です。

まとめ

高級時計を売却して得た利益には、基本的に税金はかかりません。たとえ数百万円という高額で売却したとしても、購入金額より売却金額の方が高くとも、課税対象とはならないのです。ですから、できるだけ高額で買取してもらったほうがお得ですね。ただ、長期間にわたり継続して売買している場合や、ジュエリーウォッチやアンティークウォッチなど、貴金属や骨董品とみなされるモデルを売却する際には注意が必要です。

「買取大吉」では、ROLEXをはじめ、OMEGAやCartierなど、時計を買取強化中です。遺品整理中に出てきた、親から譲り受けた、詳細不明のお品物など、どんなものでも無料で査定いたします。もちろんノーブランドの時計も大歓迎です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。