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買取大吉 ベルナール・ビュフェと代表作「花」について

ベルナール・ビュフェと代表作「花」について

435_ベルナール ビュッフェ 花

ベルナール・ビュフェ(Bernard Buffet)は、フランスの第二次世界大戦後に活躍した、具象絵画の代表的な画家です。今回はそんなベルナール・ビュフェとその代表作についてご紹介していきます。

ベルナール・ビュフェ(1928年7月10日-1999年10月4日)

生い立ち

ビュフェは早熟の天才でした。1928年パリ生まれ。多忙の工場経営者の父のもとに生まれ、父親との関係は希薄であった。心の支えであった母を10代で亡くし、ひとりキャンバスに向かうことが多かったといわれています。

10歳ごろから絵を描き始めています。1943年、15歳で国立美術学校に合格。17歳でアトリエ作品賞を受賞し、19歳で最初の個展を開きました。そしてパリ国立近代美術館に作品を購入されています。

1948年、20歳でパリで最も権威のある新人賞・批評家賞を受賞。画廊と専属契約を結んでいます。

21歳からは海外でも個展が開催されるようになりました。

癒えきれぬ孤独

この頃から天才画家として有名でありました。硬質で鋭く太い針金のような輪郭線、モノトーンに近い色彩を特色とする独自の様式を築きます。その画面には人物の不安げな表情などとあいまって、第二次大戦後の作者の不安で荒涼とした心象風景が表されています。女性像のモデルは多くの場合、妻のアナベルでした。油彩画のみならず、優れた版画も多く制作しています。

1971年、レジオン・ドヌール勲章を受章。1974年、アカデミー・フランセーズ会員となり、最愛の妻アナベルと生涯を添い遂げる間も、彼の孤独が癒えることはありませんでした。晩年にはパーキンソン病を患い、71歳で自らの命を絶ち、その生涯を終えました。

ビュフェの絵の特徴

寂寥感のある画風

ビュフェの絵の特徴は、色もモチーフも人物の表情も、そのすべてが寂しげで暗いことにあります。直線的で硬質な線を重ねた太い輪郭線、そして人間性を剥ぎ取られたかのような角張った人体像は、一目見たら忘れられない個性的を強く印象付けました

ビュフェは黒い描線と抑制された色彩によって、第二次世界大戦後の不安感や虚無感を描出し、世界中の人々の共感を呼びました。大戦中に辛酸を舐めた人々の心象風景に合致し、評判を博すことになります。

具象画壇の旗手

その虚飾を廃した人物描写は、当時の若者に多大な影響を及ぼしたサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想の具現化として映り、ビュフェ旋風を巻き起こしました。具象画壇の旗手となったビュフェは、フランス具象絵画を代表する画家であったベルナール・ロルジュやアンドレ・ミノーとともに、1950年代半頃日本でも頻繁に紹介されています。彼らは新具象派、あるいはオムテモアン(目撃者)と呼称されました。

当時の日本の美術界は、抽象画全盛の季節を迎えていましたが、ビュフェの黒い直線と強烈な表現に衝撃を受けた芸術家は少なくありませんでした。その影響力は、半世紀以上の年月が流れた今もなお、現代のアートシーンにおいて、ビュフェの存在感をゆるぎないものとしています。

代表作

ビュフェの絵は、21世紀の現在でも高く評価されています。

 

・青い闘牛士(1960年 ベルナール・ビュフェ美術館)

・アナベルの像(1960年大原美術館)

・カルメン(1962年 ベルナール・ビュフェ美術館)

・アナベル夫人像(ブリヂストン美術館)

・アルフォーヴィルの教会(1985年)

 

2016年にクリスティーズのオークションで落札された「道化の楽師、サックス奏者(Les clowns musiciens, le saxophoniste)1991年」は、225.4 x 270cmの巨大な絵でありながら、手数料込み102万ポンドで落札されました。当時の為替レートで、1億5,685万円になります。

この価格は、ユトリロやローランサンといった、エコール・ド・パリの画家に並ぶものです。

「花」について

あらゆるものの輪郭を黒い線に還元してしまうのがビュフェの特徴であり、日本人が植物に感じる詩情や情緒というものとはまた異なる、葉や茎の力強さ、花の生命力を表している。独自のタッチで描かれた花の佇まいからは不思議な存在感が伝わってくる作品です。

ビュフェの現在の評価と価値

 油絵

花や風景を描いた作品は時代など関係なく、比較的に相場が安定している印象です。数百万円台でのボリュームゾーンですが、サイズや構図次第で1,000万円を超えるものもあります。油絵などの原画作品は<Celine LEVY>などの鑑定書が必要となります。

 版画(リトグラフ)

ビュフェは多くの版画作品を残しました。「色付きのリトグラフ」と「モノクロのドライポイント」、大きく分けるとこの2種類になります。中でもニューヨークやパリなどの街を描いたシリーズ作品は、非常に評価が高いです。

版画(ドライポイント)

銅版画技法の1つであるドライポイントで制作されています。ごく一部の作品を除いてモノクロ作品の場合は、リトグラフ作品と比べると厳しい査定額になるかもしれません。

シリーズ作が多い

ビュフェの版画はシリーズで制作されている事が多いです。代表的なシリーズは『ニューヨーク』、『パリ』、『サンフランシスコ』、『サントロペ』、『闘牛士』、『サーカス』などがあります。上記シリーズでも特に『ニューヨーク』や『パリ』は評価が高い印象です。

シリーズで制作された作品以外では「花」、「静物」、「車」、「動植物」など様々なモチーフを展開しています。

まとめ

今回ご紹介しましたベルナール・ビュフェの作品以外にも、「買取大吉」では絵画の買い取りに力をいれて頑張っております。コレクションされている作品のご売却を検討されている方は、ぜひ「買取大吉」までお気軽にご相談下さいませ。

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