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買取大吉 リーマンショックとは?世界に与えた影響は?

リーマンショックとは?世界に与えた影響は?

1674_リーマン ショック 影響

リーマンブラザーズの大破綻から10年以上たったいまでも、リーマンショックの影響は少なからず存在しています。1930年代以来最悪の不況を引き起こしたこの出来事が、経済情勢にどのように影響したのかを振り返ります。

リーマンブラザーズはどうして破産したのか

リーマンブラザーズは、アメリカの大手投資銀行でした。投資失敗で大きな負債を抱え、自己資金を調達することができなくなったリーマンブラザーズは、2008年9月15日月曜日、米国連邦倒産法第11章を申請し、今日に至るまで歴史上最大の破産を引き起こしました。

その前の週、この銀行を救うために考えられていた、買収、公的救済策、「Bad bank(金融機関から不良資産を切り離し、財務状況を改善するための資産管理機関)」の創設などの救済策はことごとく失敗しました。

この歴史的な倒産劇は世界経済に大きな打撃となり、日本では「リーマンショック」と呼ぶようになりました。リーマンショックの原因は、サブプライムローンと呼ばれる、低信用・低所得者に向けて販売された住宅ローンシステムです。このサブプライムローンの特徴は、「借りやすいが利息が高い」ということです。返済開始時は低金利でも一定期間が過ぎると金利が跳ね上がるのです。

リーマンブラザーズは、アメリカにおける住宅価格の高騰に乗じて、サブプライムローンを利用した不動産投資を行っていました。しかし、2006年頃から住宅価格の高騰が止まり、サブプライムローンの返済不能者が続出し、著しく不良債権化しました。このアメリカ不動産市場を襲った、相次ぐサブプライムローンの不良債権化は、「サブプライムショック」とも呼ばれます。

リーマンブラザーズの破産が引き起こした深刻な不況

サブプライム問題は2007年の夏頃から顕著でしたが、世界レベルで経済に影響を及ぼしたのがリーマンショックでした。2008年9月15日、この銀行の倒産は世界の証券取引所の株価を急落させました。長い間「大きすぎてつぶせない」と考えられてきたリーマンブラザーズの破産は、企業規模に関係なく、不良債権の影響を受けない銀行はないという現実を浮き彫りにしました。株式への信頼は低下し、先行き不透明な経済状況はリスク回避の動きを助長しました。

リーマンショックの影響は急速に世界経済に広まりました。投資家や、マーケットオブザーバーは、この金融危機の経済的悪影響を危惧しました。アメリカのみならず世界の金融システムに対する不安と不信が広がり、公的機関が介入することを余儀なくされました。翌日、連邦準備制度(FRS)理事会は、保険会社AIGに850億ドルの融資を許可しました。サブプライムローンの保証をする保険商品を扱っていたAIGも、サブプライムショックの影響をうけ、破綻の危機にありました。

しかし、世界有数の保険会社であるAIGまでもが倒産すると、株式市場は大恐慌に陥ってしまうためAIGは破産の危機から救済され、80%が国有化されることになりました。しかしこれは、企業や家計があおりを受けることを防ぐものではありません。リスクに備えた貯蓄は増加し、家計消費は減少し、企業は投資を減速させます。世界貿易が鈍化し、世界全体が不況に陥ります。世界の経済成長率は2007年の4.2%から2008年には1.8%に落ち込み、2009年には-1.7%にまで落ち込みました。

リーマンブラザーズの負債

2008年9月までに、リーマンブラザーズは6,000億ドル以上の負債を残しました。リーマンブラザーズ倒産後、英国のユニバーサルバンクであるバークレイズは、リーマンブラザーズの事業を、たった17億5000万ドルで買収しました。バークレイズは、リーマンブラザーズのセブンスアベニューの本社を再開し、リーマンの解体を担当するチームを移動させました。野村グループはリーマンショック後、ヨーロッパとアジアに照準を合わせました。

リーマンショックの教訓からうまれた「ベイルイン」

リーマンショックの教訓は、国家や特に納税者が、破綻した銀行を救うことをもはや強制されるべきではないということでした。ヨーロッパでは、国家の代わりに損失を吸収することを目的とした新たなシステム、いわゆる「ベイルイン(Bail in)」が注目を集めました。ベイルインとは、金融機関が危機に陥った際に、公的資金を使う代わりに、その金融機関の株主や債権者、預金者が損失を負担させられるというものです。これで十分でない場合は、公的資金に頼る前に、欧州基金に融資を要請することができます。ベイルインを実施するために、欧州連合(EU)は2016年初頭に規制機関を設立しました。ちなみに、リーマンショックに際して行われたような公的資金をつかった救済措置は「ベイルアウト(Bail out)」と呼ばれます。

スペイン、イタリア、ラトビアの中規模銀行のいくつかは、経営不振に陥った際にも、ベイルインによってヨーロッパ経済に広く影響を及ぼさずに済みました。一方で2017年、モンテ デイ パスキ銀行の経営不振に際して、イタリア政府はこの銀行を救うために公的資金を投入し、ベイルアウトによって銀行を救済しました。

まとめ

2008年のリーマンブラザーズの破産は、世界経済に大きな影響を与え、世界的な不景気の原因となりました。日本ではリーマンショックと呼ばれ、この言葉は経済史を俯瞰する際にもキーワードとして使われています。リーマンブラザーズの経営破綻に際して、公的資金が使われたことに反発する声はベイルインというシステムを生み出しました。

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