山崎蒸留所
山崎が造られているのは大阪にある山崎蒸留所。 山崎蒸留所は、1923年に建設された日本最古のモルトウイスキー蒸溜所だ。 創業者である鳥井信治郎氏が国産ウイスキーの製造にふさわしい場所を求め、大阪府と京都府の境に位置する地にたどり着いた。 山崎蒸留所は「日本の名水100選」にも選ばれている名水の地にある。 千利休が茶室を立てたとも伝えられる場所だ。 水質が良いだけでなく、河川が合流して霧が立ち込める湿潤な気候がウイスキーづくりに適しているとされている。
山崎の評価
山崎は、世界的権威のある酒類コンペティションで数々の賞を受賞している。 2003年のISCにおいて、山崎12年がジャパニーズウイスキーとして初の金賞を受賞。 ブラインドテイスティングによる審査での評価が高いことが、山崎の質の高さを表している。
■2003年以降の受賞歴は以下の通り。
・山崎12年
2009、2013、2014年 SWSCダブルゴールド賞 2011、2018年 ISC金賞
・山崎18年
2005、2008〜2011、2015年 SWSCダブルゴールド賞 2007、2011、2012、2018年 ISC金賞 2006年 IWSC トロフィー賞
・山崎25年
2015年 SWSCダブルゴールド賞 2012年 WWAワールド・ベスト賞
・山崎 ミズナラ
2013、2014、2017年ISC金賞
・山崎 1894
2010年 SWSCダブルゴールド賞 2010年 ISC最高賞
※正式名称
ISC=インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ SWSC=サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション IWSC=インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション WWA=ワールド・ウイスキー・アワード
さらに、イギリスのウイスキー専門誌「ワールドウイスキーバイブル 2015年版」では、山崎シェリーカスク2013が97.5点(100点満点中)の最高点で世界最高のウイスキーに選ばれた。 海外での山崎の評価は高く、「繊細で大胆な香り」、「ナッツの風味で濃厚な味わい」、「なめらかで丸みがある」と行ったコメントで絶賛されている。
人気の理由
山崎は日本のシングルモルトを代表する銘柄で、華やかな香りとまろやかで深みのある味わいが高い人気を得ている。 日本だけでなく海外でも、「ジャパニーズウイスキーの真髄」と多くのウイスキー愛好家が絶賛している。 人気の理由は、ストレートからハイボールまで美味しく飲めること。 山崎の特徴である芳醇な香りやなめらかな味わいは、飲み方を選ばない。 どのような飲み方でも、その魅力を堪能することができる。
山崎はどの銘柄が高く売れる?
サントリーウイスキーのなかでも人気の山崎を少しでも高く売るためのポイントは、熟成期間や希少価値の有無だ。 熟成期間の長い「山崎50年」や「山崎55年」は、近年のオークションにおいて高額での落札となり話題を呼んだ。いま山崎50年は、プレミア品として高価買取される可能性が増している。ただ、山崎は人気の銘柄という事もあり、偽物も多く市場に出回っている。 ラベルの綺麗さや量が目減りしていない事も重要である。いずれにしても保存状態が良い物が高額で売却出来る。
まとめ
ご覧のように山崎はとても魅力的なお酒である。品評会で世界的な評価も高いのが特徴だ。 普通にお酒を嗜む趣味としてお持ちになるのもありだが、売却目的で値上がりを待つのも方法である。 それぞれの方のお役に立てれば幸いである。