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買取大吉 ダイヤモンドの鑑定書の見方は?紛失した場合の再発行方法と買取時の注意点も解説

ダイヤモンドの鑑定書の見方は?紛失した場合の再発行方法と買取時の注意点も解説

157_ダイヤモンド鑑定書の見方

ダイヤモンドが使われているジュエリーには、宝石の品質を証明する「鑑定書」が付属しているものが多いです。しかし、鑑定書について詳しく知っている人はあまり多くないと思います。そこで今回は、鑑定書はどんなものなのか詳しくご紹介していきます。

目次

ダイヤモンドの鑑定書とは?

鑑定書とは、ダイヤモンドの品質を様々な要素から評価し、それを記載したもので、簡単にいってしまうと、ダイヤモンドのカルテのようなものです。

現在、国際的なシェアを誇っているのはGIA(米国宝石学会)が開発した「4C」によるグレーディングシステムで、「Carat(カラット)」、「Color(カラー)」、「Clarity(クラリティ)」、「Cut(カット)」という4つの「C」からなる評価が基本です。

それに加えて、フローレッセンス(Fluorescence)、プロポーション(Proportion)、フィニッシュ(Finish)、寸法、カット形状、鑑定書ナンバーなどを記載し、鑑定書が発行されます。

ダイヤモンドの「鑑定書」「鑑別書」「ソーティング」の違い

ダイヤモンドの品質を評価している書類として、鑑定書以外にも鑑別書やソーティングがありますが、その違いについてよくわからない方も多いと思います。この3つの書類には以下のような違いがあります。

鑑定書

鑑定書の正式名称はダイヤモンドグレーディングレポートといい、その名のとおり、ダイヤモンドのみ発行されます。ダイヤの品質を段階的に評価する基準「4C」などの鑑定結果が記されています。

鑑定書はルース(裸石の状態)で発行されるため、指輪などに加工された後に鑑定書が発行されることは基本的にありません。ただし、写真に限っては、製品状態で添付される場合もあります。

鑑別書

鑑別書は全ての宝石(色石)に発行可能で、宝石の種類やカラット数、天然石か人工石かを証明する書類です。

石の寸法や重量の測定、検査で得た科学的データをもとに、天然、合成、模造といった石の起源や、カット・研磨以外の人的手段が施されているかなどを証明しますが、鑑定書とは異なり、品質評価は行ないません。

ルビー・オパール・サファイア・エメラルドといった高額になる石の多くは鑑別書をつけることが多く、また製品化されたダイヤモンドにも発行される場合があります。

ソーティング

ソーティングはダイヤモンド・色石どちらにも発行可能で、鑑定書・鑑別書とほぼ同じ記載内容がされています。

主に業者間で宝石を取引する際に使う簡易的な検査結果を記したもので、鑑定書・鑑別書を発行する前段階のメモのようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

メリットとしては、しっかりとしたブックレット装丁ではないため、発行料金が安くすむうえ、鑑定書・鑑別書への移行も割安で行えます。

ダイヤモンドの鑑定書が発行される理由

ダイヤモンドの鑑定書がわざわざ発行されるのはなぜでしょうか。ここではその理由を3つ紹介します。

ダイヤモンドが本物であることを証明するため

ダイヤモンドは自然に存在している天然のものと、人工的につくられたものや似ているが別の宝石がダイヤモンドとして売られる場合もあります。鑑定書は、その宝石が本物のダイヤモンドであることを証明する目的で発行されます。

基本的に天然ダイヤモンドで、ある程度の大きさや品質などを兼ね備えていれば鑑定書が付きます。また、大きさがそこまででなくても婚約指輪やファインジュエリーなどの場合、鑑定書がつくことも多く、「品質証明」として利用されています。

もちろん偽物のダイヤモンドは品質を保証できないため、鑑定書が発行されることはありません。

ダイヤモンドが唯一無二であることを証明するため

鑑定書は、そのダイヤモンドが唯一無二であることを示す目的もあります。ダイヤモンドは厳密に細かなランク付けがあり、また細かな品質の差によって資産価値の差を示します。

また、ブランドによってはダイヤモンドに品質保証のために特殊な加工をしたり、他ブランドとの差を示すためにカットなどに工夫を施しています。この様な差分も鑑定書には記載されるため、そのダイヤモンドが唯一無二だと証明してくれるのです。

ダイヤモンドの品質を証明するため

鑑定書の最後の役割は、ダイヤモンドの品質の証明です。ダイヤモンド鑑定書には4Cというダイヤモンドの品質基準になるものが記載されています。

この基準は世界共通で使われているものになるため、それによって、そのダイヤモンドの品質がわかり、そのダイヤモンドがどのようなものか世界基準で証明してくれるものとなるのです。

ダイヤモンドの鑑定書は信頼できる?

鑑定書がついているダイヤモンド=品質のよい本物のダイヤモンドかというと、そういうわけではありません。実はダイヤモンドの鑑定書には意外な落とし穴があるのです。

鑑定書がついていれば安心ということではない

鑑定書はダイヤモンドの品質や価値を証明するために発行されます。しかし、ここで注意をしなくてはならないのが、鑑定書を「誰が発行したのか?」ということです。

たとえば、宝石査定を専門に10年以上行ってきた人が発行した鑑定書と、最近古物商を取得したばかりの人が発行したものでは、ほとんどの場合は前者の方が信頼できると考えられます。

このように鑑定書を発行する人によって信頼度に差があるため、鑑定書がついている=安心ということにはなりません。

鑑定書は誰でも発行できる

ダイヤモンドの鑑定書の発行に必要な公的な資格はないため、誰でも発行することが可能です。

つまり、宝石査定の専門家はもちろん、極端な話、宝石に関してなにも知らない人であっても、紙にダイヤモンドの情報を印刷すれば、それも公式な鑑定書といえるのです。

そこで、日本の宝石鑑別団体協議会(AGL) は、宝石査定の統一化に取り組んでおり、GIAのグレーディングステムに準拠した査定方法を推奨しています。この考えに賛同した約20社の査定機関が現在会員として名を連ねており、GIAの公式サイトで確認することも可能です。

信頼できる代表的な3つの鑑定機関

ここでは、ジュエリーショップや買取店を問わず、ここが発行した鑑定書であれば信頼できると認められている代表的な鑑定機関を3つご紹介します。

CGL(株式会社中央宝石研究所)

日本で最も有名な鑑定期間ともいえるのが、中央宝石研究所です。この機関は日本最大のダイヤモンド鑑定機関で、細かくとても精密な評価をしてくれます。

ダイヤモンドがきれいに見えるかどうかにこだわりをもち、独自評価項目のハードアンドキュービットの記載や、ダイヤモンドのスパークレポートなどダイヤモンドがよりきれいで美しいかどうかを示す指標も掲載しています。

GIA(米国宝石学会)

GIA (Gemological Institute of America) は、ダイヤモンドの品質査定の基準となる「4C」を作ったことでも知られている世界で最も有名な専門機関です。携校や分校などもあり、さまざまな宝石を鑑定してくれます。

ダイヤモンドの明確な品質や相場、アイテムの大体の金額などがわかり、発行されたダイヤモンドのグレーディングレポートは、世界中のどこであってもダイヤモンドの品質保証に役立つ信頼性をもっています。

AGTジェムラボラトリー

「AGL」を設立した「AGT/AGTジェムラボラトリー」も、国内ではもっとも信用できる機関といわれることも多く、百貨店などを中心に多くの査定が依頼されています。

もともと、日本の宝石学教育を牽引してきたという実績があり、信頼できる機関だといえます。

査定機関は信頼度によって3段階に分けられている

上述したように、ダイヤモンドの鑑定書はだれでも発行することができるため、ジュエリーショップなどでは信頼できる鑑定機関をA鑑などと呼ぶこともあり、信頼度によってA~Cの3段階に分けられています。

A鑑

A鑑として認められているのは上述した「GIA/米国宝石学会」「CGL/中央宝石研究所」「AGT/AGTジェムラボラトリー」の3社です。日本国内であればこの3社のものであれば、ジュエリーショップや買取店を問わず問題なく信頼できる鑑定書であると判断してくれます。

B鑑

A鑑以外のAGL加盟機関がB鑑にあたります。GIAグレーティングシステムを基準としているため、評価項目の抜けや品質の乖離が起きないため、信頼できる鑑定書といえるでしょう。

加盟している機関については「AGL」のホームページに掲載されているため、興味のある方は調べてみてください。

C鑑

A鑑とB鑑にも含まれないのがC鑑の査定機関です。AGLに加盟していないため、査定の基準がそれぞれで異なる可能性があり、鑑定書の信頼度に最も差がでるランクといえます。

もちろんC鑑だからすべての機関が信頼できないわけではありません。また、A鑑のほうが査定にかかる費用が高い傾向にあるため、安価なダイヤモンドはC鑑にて査定を受けることがあるようです。

ダイヤモンドの鑑定書の見方

鑑定書は、査定機関により若干のデザイン等の差はありますが、記載されている内容はほとんど同じです。以下を参考の上、鑑定書を見てみましょう。

カット

4Cのひとつに数えられるカットは、ダイヤモンドのもっとも一般的なカット方法であるブリリアントカットの時にのみに評価される項目です。

プロポーションをGIA 基準により評価。Excellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェアー)、Poor(プアー)の5段階で評価します。

カラット

カラット(ct)はダイヤモンドの大きさだと勘違いされることも多いですが、じつはダイヤモンドの重量を指します。

1カラットは0.2gと定義されていて、デジタル重量計を用いて1カラットの1000分の1まで測定されます。基本的にはカラットの数値が大きいほどサイズも大きくなりますが、ダイヤモンドの厚みなど、形状によって見え方は大きく異なります。

カラー

ダイヤモンドというと無色透明で光り輝いているのが思い浮かびますが、実際には、無色透明のダイヤモンドはあまり多くありません。そのため、鑑定書にはダイヤモンドの色味を評価した項目があります。

カラーはダイヤモンドの色味について評価した項目で、カラーの評価は、アルファベットのDからZまでの23段階で表されます。色の目安としては、無色(D~F)、ほぼ無色(G~J)、わずかに黄色がかっている(K~M)、薄い黄色~黄色(N〜Z)となっています。

クラリティ

ダイヤモンドの透明度を表す項目を、クラリティといいます。内包物(インクルージョン)や表面の傷(ブレミッシュ)の有無・大きさなどによって評価され、それらが少ないほど透明度が高く希少性も高いです。

評価は11段階で分類されています。透明度の目安としては、無傷・ほぼ無傷(FL、IF)、僅かに内包物が見られる(VVS1・VVS2)、発見がやや困難な内包物が見られる(VS1・VS2)、肉眼では発見困難な内包物が見られる(SI1・SI2)、肉眼でも発見可能な内包物がある(I1・I2・I3)となっています。

形状

ダイヤモンドの形状について記載された項目です。最も人気が高いのは、上から見ると丸型をしている結婚指輪の定番ともいえるラウンドシェイプです。

その他の形状はファンシーシェイプと呼ばれ、ペア(涙型)、オーバル(楕円)、プリンセス(四角)、ハートなどがあり、原石の形に合わせたカットが施されています。

寸法

寸法はそのダイヤモンドの幅や高さ、奥行きなどを数値で表したものです。単位は1/100mm単位で計測されることが多く、これによってダイヤモンドのガードル径や全体の深さについて知る事ができます。

プロポーション

ダイヤモンド全体の寸法を100%とした時に、各部の比率を%で表したものがプロポーションです。面の角度なども記載されています。

蛍光性

ダイヤモンドの中には、紫外線が当たることで蛍光性を帯びるものがあり、色調や強さによって5つに分類され、蛍光性をもたない「ノン」から、「フェイント」、「ミディアム」、「ストロング」、「ベリーストロング」と蛍光性が強くなっていきます。

蛍光性は品質には関係しない項目ですが、国によって好みが分かれるため、ダイヤモンドの価格には影響を及ぼすこともあります。

プロット

内包物(インクルージョン)の特徴や、どの位置にあるかを、図で示したものです。全ての鑑定書についているわけではなく、プロット自体が省略されている鑑定書もあります。

レポート番号

グレーティングレポートは、ダイヤモンドを鑑定した際、固有のレポート番号を発行します。この番号を用いて、再発行やダイヤモンドのデータを閲覧する際に利用する場合もあります。

フィニッシュ

「研磨の状態(ポリッシュ)」や「ダイヤモンドの対称性(シンメトリー)」など、ダイヤモンドの仕上がりに関わる部分を表し、「Excellent」、「VeryGood」、「Good」、「Fair」、「Poor」の5段階で評価されます。

「ポリッシュ」、「シンメトリー」、「カット」の項目すべてが最高評価の「Excellent」の場合、「トリプルエクセレント/3EX」と呼ばれ、最高の輝きをもつ証とされています。

「ハートアンドキューピット/H&C」or「ハートアンドアロー/H&A」

ダイヤモンドの中には特殊はカットを施す事によって、ハートや矢尻の模様が見えるようになっているものがあります。それらは専用のスコープで見ることができ、高評価の対象となっています。

鑑定書内に記載されない場合もあり、その場合は別途書面として発行されます。

その他/備考欄

レポートに記載されている内容以外のダイヤモンドの特徴や、その他の情報がコメントされています。例えば「レーザードリルホール/LDH」と記載されている場合には、ダイヤモンドにレーザーで極小の穴を開けて内包物が取り除かれているという意味です。

LDHをすることによって輝きは増しますが、資産的価値は格段に下がります。

ダイヤモンドは鑑定書がないと査定してもらえない?

ダイヤモンドの鑑定書がないと査定してもらえないのではと心配される方がいますが、それは正確には間違っています。では、なぜこのような勘違いが起こってしまっているのでしょうか。それには以下のような理由が考えられます。

鑑定書がないと査定受付をしない店もある

ダイヤモンド買取店の中には、原則として、ダイヤモンドの鑑定書がないものは買取をしない、と明確に示すお店もあります。

これは、企業として鑑定書を重視する考えがあり、自分のお店内でもある程度査定のために専門器具を持ってはいたとしても、どうしても書類が必要となるためです。

また、手広く不用品の買取を行っているリサイクルショップなどでは、宝石専門の査定員がおらず、品質の保証がないものはリスク回避のため買い取らないという選択をすることも考えられます。

複数業者での相見積もりが大事

鑑定書がなくてもあっても買取が可能なお店はあります。このようなお店は自前で査定をしており、品質保証ができるだけではなく多くの品質基準を持ちます。中には独自の鑑定書を発行するお店もあります。

原則としてこのようなお店は鑑定などに時間がかかりますが、買取金額はそれなりに良いこともあります。できれば複数の店に査定してもらったほうがよいでしょう。

ダイヤモンドの買取時に鑑定書は必要?

ダイヤモンドの買取時に鑑定書は必要かと問われた場合、必要ではないが、有った方が便利といえます。なぜこのようになるかというと以下のようになります。

鑑定書があることで査定の確実性が増す

鑑定書は残念ながら、ブランド品のギャランティカードのように、ついていることによって査定金額が上がる要素にはなりません。

しかし、鑑定書があることによってダイヤモンドの査定の際に査定スピードが少々上がったり、査定額がダイヤモンドのポテンシャル通りに評価されることが増え、査定の確実性が増します。

それなりの値段で買取してもらえる確率が上がる

鑑定書のあるダイヤモンドは、そういった書類があるという時点で一定の価値基準をもたらします。そのため、メレダイヤなどの、査定が難しいダイヤモンドであっても、宝石の価値が認められやすくなります。

そのため、宝石の価値を加味した金額で査定してもらえることが多くなり、高い金額で買い取ってもらえる確率が上がります。

ダイヤモンドジュエリーの価値も保証できる

ダイヤモンドジュエリーの場合、そのダイヤモンドの質を示すための鑑定書が、そのままダイヤモンドジュエリーの価値を保証する場合もあります。ブランド物のジュエリーの場合、ブランドが発行する保証書の中に鑑定書や鑑定内容なども含まれます。このため、ダイヤモンドの鑑定書とブランドの保証書などが一体になっており、自然と同一視されることがあります。

たとえばジュエリーにトラブルが起きて修理をしたいようなときにも、ブランドジュエリーの保証書や鑑定書などがあるのとないのとでは、対応に大きな差がでる場合があります。ただし、ダイヤモンドそのものの価値ががらりと変わるわけではありません。

ダイヤモンドの査定ランクで差がつきやすい項目

カラット

ダイヤモンドは天然の鉱物であり、その中でもジェムクオリティをもつ原石は希少なため、カラット数の大きなダイヤモンドは価格が相対的に上昇していきます。

カラー

ダイヤモンドは単一の炭素原子のみで形成された結晶体で、化学式で表す際も「C」の一文字です。しかし、地球上には様々な元素が存在しており、結晶構造の中に他元素が少量混在することもがほとんどです。

そのため、ほとんどのダイヤモンドには多少の色味が見られ、写真左のような無色透明のダイヤモンドは価値が大きく上がります。

ダイヤモンドの鑑定書は個人でも発行可能

鑑定書はジュエリーショップなどが依頼するものというイメージがあるかもしれませんが、個人でも依頼することが可能です。ここでは、鑑定書を個人で依頼する費用やかかる期間について紹介します。

発行料と期間

鑑定書の発行料はダイヤモンドの重さが増えるほど高額になり、2024年現在のGIAを例に挙げると、基本的なグレーティングレポートを作成するのに0.2ctのダイヤモンドの場合は7,920円、1.0ctの場合では18,810円かかります。

ここにレーザー刻印や特殊な判別などをする場合は別途費用がかかります。発行までの期間は機関によってまちまちですが、概ね2週間程度で発行されます。

無料で4Cを確認する方法

上述したように、ダイヤモンドの鑑定書を発行するのにはある程度費用がかかるのがわかると思います。それに加え、ダイヤモンドの鑑定書はルース状態のものしか受け付けていないため、指輪などの場合は宝飾品リフォーム店などで石を台座から外す必要もあります。

「ブックレットとしての鑑定書」までは不要だけど、ダイヤのグレードや価格を知っておきたいという方は「宝石専門のバイヤーが在籍している買取店で査定依頼する」方法がおすすめです。

査定を無料で行っている店舗もありますので是非利用してみてください。

ダイヤモンドの鑑定書は再発行できる?

鑑定書については、紛失したり盗難にあったとしても再発行ができるのでしょうか。実は鑑定機関によっても対応が変わり、お店によっても違いがあります。

GIA(米国宝石学会)は再発行できない

GIAの場合、公式サイトに問い合わせると「レポートの複写を提供しません」と明確に書かれています。このため、GIAの場合は原則として再発行はできないようです。

ただし、GIAの鑑定書にはそれぞれのレポート番号というのがあり、そのレポート番号を知っているのならばレポートチェックというサービスからそのダイヤモンドのレポートを確認できます。発行された年月日によってはPDFでデータのダウンロードもできますので、問い合わせてみましょう。

CGL(株式会社中央宝石研究所)は再発行できる

一方で、CGLの場合は過去2年間に発行した鑑定書に限って、再発行が可能となっています。再発行の際には別途2,000~4,000円程度の手数料がかかるため、売却するために再発行する際には費用対効果に注意しましょう。

2年以内のものであれば基本的には再発行は可能ですが、例外として再発行を受け付けてもらえない場合もあるため、再発行をしてもらう際にはCGLに直接問い合わせるのが確実です。

ジュエリーショップに問い合わせる方法もある

ダイヤモンドを購入した店舗に問い合わせるのも有効な確認方法です。ジュエリーショップでは、購入されたダイヤモンドに関して、顧客情報はもちろん、鑑定書の有無や発行元などの情報が記録されている場合が多いです。

そのため、ジュエリーショップに問い合わせることで、その機関が再発行を行っているかなどの情報を教えてもらえる場合が多く、状況によっては再発行の依頼をジュエリーショップで行ってくれる場合もあります。

ダイヤモンドの鑑定書が偽物か見分ける方法

CGLやGIAなどの鑑定書は品質を保証するアイテムとして信頼されています。そのため、偽物の鑑定書も出回ってしまっています。そこで、その鑑定書の真偽を見分ける方法を紹介します。

鑑定書の発行機関を確認する

鑑定書が本物かを見分けるためには、どの機関が発行した鑑定書なのかを確認しましょう。鑑定書の形式や基準は発行機関によって異なるため、名前と形式が異なっていた場合は偽物となります。

鑑定機関によっては、レポート番号を照会できる所もあるため、それらを活用するのも効果的です。

全項目がチェックされているか確認する

本物の鑑定書は、すべての項目が埋まっており、項目ごとにダブルチェックされているのが基本です。抜けている項目があったり、チェックがされていなかったりする場合は、偽物の可能性が高いでしょう。

また、近年では鑑定書自体に偽造防止策が施されている場合も多く、それらがしっかりとあるかもチェックするようにしましょう。

オンラインで確認できるデジタル鑑定書もある

近年では紙の鑑定書だけではなく、インターネットで確認できるデジタル鑑定書とよばれるものがでてきています。

いくつかのブランドが始めたデジタル鑑定書

これは、いくつかのブランドが始めた鑑定書のデジタル化です。基本的に必要な要素である4Cの他、他の査定基準なども掲載しているので、ダイヤモンドの鑑定の結果やダイヤモンドの質を示すものとしては充分な価値を持ちます。

また、ダイヤモンドそのものの画像データを持つこともできます。ダイヤモンドそのものをじっくり見られるダイヤモンドが3D化されたものや、ダイヤモンドの輝きを科学的に評価する鑑定書となっています。

そしてダイヤモンドの原石からの加工工程を辿れるサービスや、石の種類や内容を示せるサービスなども行っています。動画やグラフィックなどを用いて行うもので、ダイヤモンドについての理解も深まるでしょう。

買取店では有効ではない可能性がある

このスマートフォンで発行できるデジタル鑑定書は、買取店ではあまり注視されない場合が多いでしょう。

というのも、最近できたサービスなのでダイヤモンド鑑定書を移動できない上に、添付することがとても難しいので、鑑定する時に参考にはなっても、ない時とあまり差がない金額になってしまう可能性もあります。

とはいえ、こういった対応はお店によって違います。鑑定書が書類として持っているのであれば、それを持ち込んで査定してもらうのに越したことはありません。デジタル鑑定書の場合はデジタルの内容をもとに査定する程度になります。

まとめ

鑑定書は鑑定機関により、書式やデザイン、サイズ、言語などが異なりますが、記載内容は統一されており、原則として内容に相違はありません。ただ、ダイヤモンドの鑑定には高度な専門知識と豊富な経験、最新の専門機器が必要となるため、正確性と信頼性が認められている鑑定機関は限られています。

鑑定書は、ダイヤモンドを安心して購入するために必要な証明書。鑑定書の有無や鑑定機関も、ダイヤモンド選びにとって重要なポイントと言えます。

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