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ロンジンの誕生と歴史

1268_ロンジン 歴代モデル

ロンジンは1832年にスイスのサンティミエで創業し、今尚伝統的な時計を製造し続ける老舗時計ブランドです。時計に詳しくないという方でも、そのブランド名は知っているという方は多いのではないでしょうか。ですが、ロンジンってどんなブランドなの?と尋ねてみると、意外にも「そういえば全然知らない」という返答が返ってくることもしばしばあります。そこで今回は知っているようであまり知らないロンジンについて解説します。

ロンジンというブランドの誕生と歴史

ロンジンは、180年の歴史を誇るスイスの名門ブランドです。1832年にスイス・ジュラ山脈の谷間に開けた小さな町サンティミエにてオーギュスト・アガシが時計製造販売会社の共同経営者に就任したことによって始まった時計ブランドです。「アガシ商会」の名で事業をスタート、その事業は1850年半ばに甥であるアーネスト・フランシロンへと受け継がれました。当時の時計製造はとても効率的とは言えず、各地の時計職人がそれぞれの自宅で部品を組み立てるというエスタブリール方式を取っていました。

ブランドとしての全盛期は19世紀後半から20世紀前半、1867年に「レ・ロンジン」と呼ばれる工場を建設し、同年のパリ万国博覧会では銅メダル受賞、社名も現在の私たちが知る「ロンジン」になりました。フランシロンはちりぢりだった時計職人を一箇所に集めて時計を製造するシステムを考案、現在で言うところのマニュファクチュール(自社一貫製造)の体制をスイスで初めて確立したのです。

勢いに乗ったロンジンは近代的な製造方法で懐中時計を量産、1929年のバルセロナ万国博覧会までに通算10回のグランプリに輝きました。歴代万博では合計28個の金メダルを獲得し、「最も受賞数の多いブランド」としての名誉を獲得します。1900年代前半には1,100人以上を抱える巨大メーカーへと成長、当時の時計界においては現代のロレックスに匹敵するほどの知名度であり、誰もが知る時計ブランドとしての名声を獲得しました。

時計にブランド名やロゴマークを配置して付加価値を与えたのもロンジンが先駆者でした。ロンジンというブランド名は工場の設立地が由来であり1867年以降のモデルから採用され、フランス古語で「花溢れ小川流れる野原」という意味もあります。そして、ロンジンを象徴する有名な「翼の砂時計」のロゴマークは、スイス時計界で最も古いブランドロゴであると言われています。

現在のロンジン

ロンジンは高級時計に置いて知名度と人気はトップクラスを誇っていましたが、現在その地位はロレックスやオメガ、タグホイヤーなどと言ったブランドに明け渡されています。何故かというと1980年代にセイコーが水晶の振動を利用し正確な時を刻むクオーツムーブメントを開発、これまで主流だった機械式時計の存在を大きく揺るがしてしまう出来事である「クオーツショック」が起こります。

これにより殆どの時計がクオーツムーブメントになり機械式時計の需要は大幅に減り実用的な物から趣味性の高い物へ移り変わりました。このことによりスイスの時計業界は大打撃を受けてしまい、僅かな一部の有名ブランド以外は倒産してしまいます。パイロットウォッチの雄と名高かったロンジンは倒産を免れましたが、その規模を大幅に縮小することを余儀なくされ、1983年に現在での時計界最大勢力であるスウォッチグループに買収、グループの一員となったのです。

ロンジンの時計の特徴

長い歴史の中で培われ洗練された堅実で硬派なデザインと優れた精密性、それこそがロンジンの時計の特徴です。特にロンジンを象徴しているのがパイロットウォッチ、1927年に世界初の偉業である大西洋単独横断無着陸飛行を成し遂げたパイロット、チャールズ・リンドバーグとの逸話はロンジンを語る上で欠かすことが出来ないほど有名です。リンドバーグ氏は前人未踏の長距離飛行を達成するために自身の経験に基づいた計器を考案し、ロンジンはパートナーとしてそのアイデアを具現化、こうして1931年に共同開発によって誕生したのが「アワーアングル・ウォッチ」という名作です。

航空計器の黎明期であった時代において航空機の現在位置を把握する文字盤、グローブを嵌めたままでできるリューズ操作、このような機能をかなえるデザインにより飛行士たちにとってロンジンのパイロットウォッチは必需品となりました。このような後世の腕時計のお手本となるような洗礼されたデザインの物が非常に多いのがロンジンの腕時計なのです。名作モデルの多くが現在でもその機能とデザインを継承しながら制作続けられています。

ロンジンの歴代モデル

2世紀にも渡って迫る歴史を持つロンジン、その多くの歴代モデルのごく一部でありますが、紹介していきます。

 

・フラッグシップ

1957年にオリジナルを発表、丸みを帯びているクラシカルな風防が特徴です。現在のフラッグシップシリーズはある意味復刻版ですがその思想はリリース時と変わることなくロンジンのデザインコンセプトを代表するものです。2針、スモールセコンド、日付カレンダーというシンプルな構成、アンティークウォッチを思わせるようなドーム型風防はサファイアクリスタル製で耐傷加工を施されています。非常に高い精度と64時間のパワーリザーブをもつ機械式時計で仮にゼンマイが十分に巻き上げられていれば、夕方の6時に時計を外して2日間放置、3日目の朝8時に腕に巻いたとしても時計が止まることはありません。この構造を基本とし、フラッグシップシリーズのモデルは20種類を超えます。

特に文字盤とインデックスは豊富に揃っており、文字盤はメジャーなマットホワイト、マットブラックもありますし、ブラックには光沢のあるポリッシュ仕上げのものもあります。文字盤にサンレイと言う放射状の模様が彫りこまれているブルーやシルバーは、見る角度でその表情を変えるのです。金メッキの文字盤も一部に準備されており、インデックスには別素材を張りつけたバトンタイプのアプライドインデックス、ダイヤモンド製のインデックス、ローマ数字のインデックス等多数のインデックスもあります。

 

・マスターコレクション

シンプルな3針モデルからクロノグラフモデルまで、幅広いラインナップを展開し、長い歴史で培われた技術力の真髄を堪能出来るモデルです。長い伝統に裏打ちされた巧みな時計製造技術を結集させ2005年に発表されて以来、ムーンフェイズを始めとした複雑機構を搭載したハイエンドなコレクションでありながらも、本格的な機械式時計としては非常にリーズナブルな価格展開で腕時計のビギナーはもちろん、腕時計愛好家まで幅広いファン層を獲得したモデルでもあります。

ロンジンのモデルの中でも特に高い人気を集め、現在では同社を代表するモデルの1つとなりました。長い歴史を持つロンジンのモデルの中では比較的若いコレクションではありますが、既にその存在感を確固たるものとしています。マスターコレクションのモデルは全て自動巻きムーブメントを搭載、加えて世界7大複雑機構のレトログラフやムーンフェイズやパワーインジケーターを備え、これだけの多機能を揃えていますが価格はリーズナブルでありながらハイクオリティな本格機械式時計を身につけたい方におすすめです。

 

・レジェンドダイバー

無駄を削ぎ落とした実用時計として作られた、伝説的な1960年代のダイバーズウォッチを再現しています。当時は軍用時計としての側面が強く、そのために過酷な環境下での使用を前提とした機能美の高い逸品に仕上がりました。当時のままの視認性の高い文字盤はミリタリー好きやヴィンテージ愛好家の心をつかんで話さないのではないでしょうか。2時位置のリューズをまわすことでインナーベゼルが回転する男心をくすぐる機能を搭載しています。サイズはやや大ぶりな42mm、ベゼルを細く絞りケース厚を抑えた形状、着用すると見た目以上にシャープな印象となっています。レザーとラバーのストラップの両方用意されており、オンオフと使いまわすならエレガントなメッシュタイプがおすすめです。レジェンドダイバーが高く評価される理由は何よりもヴィンテージ感たっぷりの渋くてかっこいいデザインではないでしょうか。

当時の軍用ダイバーを忠実に再現、針やインデックスは大きく見やすく、かつ長短針の誤認がないよう短針が矢印になっています。このような質実剛健さにヴィンテージを感じる方は少なくありません。特筆すべきは回転ベゼル、通常のダイバーズウォッチはアウターにベゼルが取り付けられていますが、レジェンドダイバーではインナーに搭載されており、2時位置のリューズで操作する仕様になっているのです。これは潜水時間測定の誤作動を防ぐための仕様ですが、他社にはないデザイン性となり、人気の火付け役になりました。防水性もしっかりと300mが確保されています。風防はボックス型に加工されたサファイアガラスでヴィンテージ感に一役買っています。42mmと「ヴィンテージウォッチ」としてはやや大きめとなりますが、アウターベゼルが取り付けられず、厚みも少なめ、ダイバーズウォッチでありながら、スーツスタイルにもおすすめです。

 

・スキンダイバー

ロンジンのダイバーズウォッチというと「レジェンドダイバー」ばかりが取り沙汰されますが、1959年に発表された「スキンダイバー」こそが実はロンジンブランド初のダイバーズとなります。「レジェンドダイバー」がインナーベゼルであるのに対し、こちらはオーセンティックな60分計付き単方向回転ベゼルを採用し、加えて焼けたような夜行塗料を施した大型の針とインデックス、ざらついたブラックダイヤルなど経年変化を再現し、ヴィンテージウォッチファンも納得のディテールを取り入れています。

復刻モデルのベルトは編み込み模様のブラックラバーストラップ以外にトリプルセーフティクラスプ付きのミラネーゼブレスとブラウンのなめしレザーストラップの合計3タイプがあり、オリジナル発表時の年代の1950~60年だいのレトロな雰囲気が漂うスタイルが特徴となっています。

 

・アワーアングル

ロンジンが製作した時計の中でも最も有名なのが1931年リリースのアワーアングルでしょう。前述したようにこの時計は1927年に世界初である単独大西洋無着陸横断飛行に成功したチャールズ・リンドバーグ氏が航空時計として理想的な機能をロンジンに考案し、そのアイデアをロンジンが見事に具現化させることに成功し誕生したのがこのモデルなのです。

この時計の特徴はなんといっても航空機の現在位置である経緯度が一目でわかることです。針の位置とベゼルとダイヤル上の目盛りを組み合わせて時角を読み取り、地理的な位置を正確に測定することが可能となったのです。現代においてもなお画期的な時計はたちまち当時のパイロット達のマストアイテムとなり、ロンジンの人気と名声を確固たるものとします。47.5mmという大型のケースは視認性を向上、大ぶりなタマネギ型のリューズも操作性を高めパイロットウォッチとしての魅力を存分に発揮しています。

まとめ

今回はロンジンの歴史や一部の歴代モデルをご紹介させて頂きました。パイロットウォッチからシンプルな3針モデルまで、長い歴史で洗練され培われた堅実なデザインと精密性の高さを備えているのが奥深い魅力のロンジン、輝かしい受賞歴を特徴とするスイスの老舗時計ブランドであり、リリースされる多くの時計は上品さと渋さを併せ持っています。長い歴史を持つからこそ生前整理や遺品整理などで昔のロンジンの時計が出てくることも少なくありません。ロンジンの時計は「買取大吉」ではお買取り対象となっております。ガラス割れ、ベルト破損、壊れて動かないなどどの様な状態でも歓迎いたします。ロンジンの査定、買取は私たち「買取大吉」にお任せください。

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