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日本の誇る高級赤珊瑚

1459_赤 珊瑚 最高 額

深紅の美しさを湛え、神秘的とすらいえる赤珊瑚。世界各地で採取されますが、日本のものは最高級の品質を誇り、世界的に見ても高額で取引されることが多いです。この記事ではこの赤珊瑚について紹介します。

珊瑚の生態

まず、珊瑚虫は腔腸動物(こうちょうどうぶつ)とよばれ、消化器と循環器の機能を兼ねた、口につながる袋状の器官である“腔腸”が特徴的な生き物です。クラゲやイソギンチャクもこの種類にみなされます。珊瑚は腔腸動物の中でも「ポリプ」と呼ばれる定着型の動物で、その骨格は石灰質で形成されています。ポリプの群体である珊瑚礁が形成されるには10万年以上もかかるとも言われます。しかし、この珊瑚礁を形成するタイプの「造礁珊瑚」は軽石のような質感で脆く、ジュエリー造りには適しません。ジュエリーに用いられる「宝石珊瑚」は、深海部に点在する形で生息しています。

宝石珊瑚の種類

赤珊瑚

濃い深紅色の珊瑚で、英語では雄牛の血の色“Oxblood(オックス ブラッド)”と言われ、世界でも評価が高いです。南太平洋や、高知県でみられ、高知のものはTosaといわれ最高級の品質で知られています。

桃色珊瑚

赤色~桃色まで様々な色合いを持つ珊瑚です。特に薄ピンク色のものは希少性が高く、「ボケ」と呼ばれます。日本沿岸や西太平洋に広く見られます。

白色珊瑚

桃色珊瑚に近い外見をしていますが、桃色珊瑚よりも淡い色調で象牙色や白色を呈しています。日本沿岸やフィリピン~ベトナム沿岸に生息しています。

地中海珊瑚(ベニサンゴ)

赤珊瑚のような色味ですが、赤珊瑚より若干柔らかいです。シルクロードを経由して奈良時代に日本に伝わった経緯があり「胡渡り」ともいわれます。名前の通り地中海に分布します。

深海珊瑚

1000mを越える深海に棲み、白地にピンクの斑点のあるマーブル模様が特徴です。ハワイ~ミッドウェー諸島あたりで見られます。

人と珊瑚

美しさと加工しやすさを併せ持つ珊瑚は、古来より様々な文明で装飾品として使用されました。エジプトやローマ、ギリシアやヒンドゥー教でも珍重され、日本では仏教において七宝の一つで、富や健康をもたらすものとして、さらには魔除けとしても大切にされてきました。珊瑚は発熱や発汗に反応して変色する性質があるため、赤ちゃんにつけて体調変化のバロメーターとして使われることもあります。医学が十分に発達していない古代には、珊瑚が病気の予防や健康の増進に役立つとも考えられていました。

ギリシア神話における珊瑚

ギリシャ神話の英雄ペルセウスは、蛇の髪を持ち、視線を合わせた人を石に変えてしまう怪物、メデューサを討伐します。ペルセウスがメデューサの首を討ちとり海に投げ込むと、メデューサの血が触れた海藻が赤くなり、やがて珊瑚になったと言われています。この神話に因み古代ギリシャでは、珊瑚には蛇に咬まれた傷を癒す力があるともいわれました。

ガリア戦士に勇気を与えた珊瑚

古代ローマでガリア人とよばれたケルト人は、現在のフランスやベルギー、オランダに住んでいました。日本ではタバコの「ゴロワーズ」でその名が知られていますが、彼らは豪胆な戦士としても有名でした。そんな彼らに勇気をあたえるものとして、珊瑚の武具が使われたと言われています。また、当時から宝飾品としての側面のあった珊瑚は、権力の誇示という役割も担っていました。

古代ローマや古代エジプトのお守り

古代ローマと古代エジプトの文明においては、珊瑚は御守りとして子供の首飾りにされました。大人も珊瑚を身に着けると、悪い誘惑を跳ね除けてくれるとされました。しかし、富の象徴として貴族に愛された珊瑚は、身に着ければ下心をもった悪人が近寄ってきそうな気もしますし、本当のところはよくわかりませんね…。

近代化の象徴、ヴィクトリア朝でも

19世紀のイギリスは、ヴィクトリア女王による治世のもと、産業革命を経て世界最先端の先進国として繁栄を誇った時代でした。資本主義経済が発展し「レッセフェール」と呼ばれる自由放任主義が経済的にも推進された時代で、世の中も自由を謳歌する風潮がありました。その風土は文化の発展にも寄与し、空想的な物語やオカルト、迷信などに好奇の目が集まりました。そんな中で、古代ローマやエジプトでそうだったように、珊瑚の神秘的な力が信じられました。

日本の赤珊瑚

日本では19世紀、江戸時代に宝石珊瑚が採取されるようになりました。土佐藩(現在の高知県)は宝石珊瑚の価値を高く評価し、採取された珊瑚は藩の所有としました。しかし、珊瑚の密漁は絶えなかったといいます。土佐は珊瑚の一大産地として、その伝統と加工技術を受け継ぎ発展させてきました。現在も日本の珊瑚業界の8割が高知県に拠点を置いているといわれています。高知で採れる赤珊瑚の品質は世界水準で最高レベルを誇り、「Tosa」の名前は世界的に有名です。

赤珊瑚の品質基準

色ムラがなく均一な色調のものが高く評価されます。血のような鮮烈な深紅を呈している赤珊瑚は「血赤珊瑚」と呼ばれ珍重されます。

傷など

珊瑚は大海原が育てた自然の産物です。そのため、傷などの損傷があるのは当然のことです。「フ」と呼ばれる赤珊瑚の白い部分や、「虫食い」とよばれる枯死した珊瑚にみられる風化や退色、「ヒ」と呼ばれるヒビやクラックなど、様々な要因がありますが、これらの要素が少なければ少ないほど、高い評価になります。

手入れ方法

珊瑚は石灰すなわち炭酸カルシウムでできています。炭酸カルシウムは酸に弱い性質があります。そのため汗や果汁などが付着すると、溶けてしまう恐れがあります。また珊瑚は宝石としては硬度の低い位置づけになります。鉱物の硬さを示すモース硬度では「3.5」で、ヒトの歯程度の硬さと言われます。ちなみにモース硬度ではダイヤモンドが10(最高)、サファイヤは9なので、硬さの差は歴然です。

なので珊瑚に強い衝撃を与えると、欠損してしまう可能性があります。手入れは乾いた布やハケなどで優しく拭うようにし、汗や酸性液が付着した場合はすぐに拭き取りましょう。汗などを拭う際、水ですすぐことは問題ありませんが、その後水気を取ってしっかり乾燥させましょう。

まとめ

このように珊瑚は古来より世界中で重宝されてきました。とくに魔除けや御守りとして人々を守る役割を担い、現代でも子供のお守りとして機能しています。宝石として唯一無二の美しさをもっており、土佐の赤珊瑚は日本が世界に誇る名産品です。

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