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ジュエリーの種類別刻印一覧|意味やブランド別の刻印も紹介

ジュエリーの種類別刻印一覧|意味やブランド別の刻印も紹介
今泉沙希(いまいずみ さき)
記事の監修者
査定歴13年
今泉沙希(いまいずみ さき)

ブランドやジュエリーを専門とする査定士。
数千点以上の査定実績を持ち、専門知識と丁寧なヒアリングをもとに“正確で公正な査定”を行っています。
コラム監修では、現場経験を活かし市場の動向や査定のポイントをわかりやすく解説しています。

宝石やジュエリーに刻まれた小さな刻印には、素材の種類や純度、ブランドや職人の証が込められています。本コラムでは、刻印の基礎知識から意味の読み取り方まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。

ジュエリーの刻印とは

ジュエリーの刻印は、見ただけではわかりにくい大切な情報を、正確に伝えるために刻まれています。購入時の確認はもちろん、長く安心して愛用するためにも重要な役割を果たしています。

刻印の役割

刻印は、ジュエリーの素材や純度、ブランドなどを示す大切な情報で、品質を確認するための大切な目印です。ただし、日本では刻印は義務ではなく、刻印のない本物の貴金属も存在します。

また、刻印のルールは国によって規格が異なり、たとえばイギリスでは、法律でホールマークの刻印が義務づけられていますが、アメリカでは任意とされています。

お持ちの宝石が本物かどうか判断に迷った場合は、専門業者に確認してもらうのがおすすめです。

刻印がある意味

ジュエリーの刻印は、金や銀、プラチナなど貴金属の純度や品質を示す大切な証です。購入時に素材や純度を確認できるだけでなく、修理やメンテナンスの際にも適切な対応をするための手がかりになります。

また、刻印には偽物の流通を防ぎ、購入者が安心して高品質なジュエリーを購入できるようにする役割もあります。その一例として、イギリスには第三者機関が検査・証明する「ホールマーク」と呼ばれる刻印制度があります。

刻印は、長く安心してジュエリーを愛用するための大切な目印なのです。

【素材別】ジュエリーの刻印一覧

ジュエリーの刻印は、素材ごとに違いがあります。ここでは、金・銀・プラチナなど、貴金属ごとの刻印の種類と意味をわかりやすく紹介します。

金の刻印

金のジュエリーには、純度を示す刻印が入っていることが多く、日本では「K(カラット)」で表記されます。例えば「K24」は純金、「K18」は金の含有率75%、「K14」は58.5%を意味します。

刻印には、ブランドや工房を示すマークが併記されることもあり、本物かどうかを見極めたり、製造元の確認に役立ちます。

一方、イギリスでは法律で定められた「ホールマーク」によって純度が示されており、アメリカやヨーロッパ、中国では「14K」「18K」のように数字の後ろにKを付ける表記が一般的です。

金のカラーによって刻印が変わることもあり、例えば、イエローゴールドは「YG」と表記されることがあり、純金のイエローゴールドなら「K24 YG」と刻まれるケースも見られます。

金のジュエリーを安心して楽しむためにも、刻印の意味を理解しておくと安心です。

刻印 金の純度
K24、24金、純金(日本での刻印) 99.9%以上
K20 、835 83.3%
K18、750 75.0%
K14、585 58.5%
K10、416 41.6%

 

刻印 金の色の種類
YG イエローゴールド
PG ピンクゴールド
WG ホワイトゴールド
GG グリーンゴールド

プラチナの刻印

プラチナの純度は千分率で表され、日本では元素記号の「Pt」を用いた刻印が一般的です。そのため、「Pt1000」は純プラチナ、「Pt950」は95%、「Pt900」は90%の純度を意味します。

また、刻印にはブランドや工房のマークが併記されることもあり、製造元の確認や品質を見極める際の参考になります。

海外でもプラチナの刻印は広く採用されており、「PLAT」や「950」といった表記が一般的です。こうした国ごとの表示ルールを知っておくと、海外ブランドのジュエリーを選ぶ際に安心です。

プラチナ製品の流通状況も国によって異なります。日本では「Pt950」と「Pt850」が主流で、「Pt950」は高級ライン、「Pt850」は比較的手頃な価格帯として展開されることが一般的です。

一方、ヨーロッパでは「Pt900」以上の高純度プラチナが中心となっており、EU基準では「Pt950」以上と定められています。

刻印 プラチナの純度
Pt999、999 99.9%
Pt990、990 99.0%
Pt950、950 95%
Pt900、900 90%
Pt850、850 85%

銀の刻印

銀の刻印には「SILVER」や略称した「SV」が使われることが一般的で、純度も千分率で表示されます。

例えば「925」という刻印は、銀の含有率が92.5%であることを示しており、これはスターリングシルバーとして広く知られる基準です。また、純度の高い製品では数値を省略し、「SV」「SILVER」「銀製」といった表記のみが刻まれる場合もあります。

ただし、銀は比較的少量でも刻印をつけることができるため、純度が低めの銀製品でも刻印がつく場合があります。

刻印を見ることで銀の純度を確認できますが、海外製品の中には刻印と実際の含有率が一致しないケースもあるため注意が必要です。

ジュエリーを選ぶ際は、刻印の意味を理解しておくことで、品質や価値を判断しやすくなるでしょう。

刻印 銀の純度
SV925 92.5%
SV950 95%
SV900 90%

パラジウムの刻印

パラジウムは、ジュエリーや時計に使われる白金族の金属で、軽くて変色しにくいのが特徴です。

刻印がある場合、一般的に「Pd」という記号で表され、例えば「Pd950」とあれば95%のパラジウムが含まれることを意味します。海外でも「Pd」や「950」といった刻印表記が広く使われています。

比較的新しい素材のため、刻印がない場合もありますが、信頼できるジュエリーでは刻印が打たれていることがほとんどです。

刻印を確認することで、購入時の真贋チェックやメンテナンス時の判断材料として役立ちます。

刻印 パラジウムの純度
Pt999、Pd999 99.9%
Pd950 95.0%
Pd900 90.0%
Pd500 50.0%

金メッキ・銀メッキの刻印

金メッキや銀メッキのジュエリーにも、加工内容を示す刻印が入っていることがあります。

金メッキは「GP(Gold Plated)」や「K18GP」と表記され、表面に金をコーティングしていることを意味します。一方、「GF(Gold Filled)」は金張りのことで、金の層を土台の金属に圧着した加工を指します。

通常のメッキよりも金の層が厚く、より耐久性が高いのが特徴です。銀メッキでは「SP(Silver Plated)」といった表示が用いられます。

刻印 意味
GP Gold Plated(金メッキ)
(数字)KGP (数字)金メッキ
GF Gold Filled(金張り)
SP Silver Plated(銀メッキ)
EPNS Electro Plated Nickel Silver

ジュエリーブランドの刻印一覧

ジュエリーブランドの刻印は、製造元やデザイナーを示す大切なサインです。ここでは、代表的なブランド刻印の特徴や見分け方をわかりやすく紹介します。

ア行

As Time(アズタイム) 石川暢子が設立した高級カジュアルブランドです。手書き風の流れるような筆記体で「As Time」と記されています。
I-PRIMO(アイプリモ) 結婚指輪や婚約指輪が人気の「I-PRIMO」は、ハートと筆記体の「P」を組み合わせたブランドマークが施されています。
石川暢子(NOBUKO ISHIKAWA) 国内外で高く評価されるジュエリーデザイナーです。大文字で「NOBUKO」と刻印されるほか、「as Time」などシリーズ名がつくものもあります。
岩倉康二(Koji Iwakura) 日本を代表するジュエリーデザイナー、岩倉康二の刻印は、筆記体の「Koji」や漢字の「 康二」がみられます。
Wellendorff(ウェレンドルフ) ドイツの高級ジュエリーハウス「Wellendorff」は、ブランド名以外に「Wellendorff」の頭文字「W」とダイヤモンドが重なったマークが記されていることがあります。
WALTHAM(ウォルサム) 世界的に知られるアメリカの時計ブランドです。ブランド名以外に「W」マークや羽根(イーグル)などのシンボルマークが刻まれることがあります。
ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA) 1973年に創業した日本のジュエリーブランドです。ブランド名のほか、頭文字の「V」または「V」と「A」を重ねた刻印があります。
Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ アンド アーペル) フランスの老舗ハイジュエリーブランドです。代表的な刻印は、ブランド名の「Van Cleef & Arpels」または略称の「VCA」の刻印です。
EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド) ベルギーをルーツに持つ名門ダイヤモンドブランドで、刻印はブランド名の「EXELCO DIAMOND」や、ブランドの象徴である王冠のモチーフが入っています。

カ行

CAZZANIGA(カッツァニーガ) 1929年にイタリアで設立されたジュエリーブランドです。ブランド名や産地、素材を示す 「CAZZANIGA ROMA .750」といった刻印が施されています。
Kashikey(カシケイ) 日本発のジュエラーとしてダイヤモンドを中心に展開する「Kashikey」は、大文字のローマ字で「KASHIKEY」と刻印されています。
Cartier(カルティエ) 1847年に創業したフランスの名門ジュエラーです。刻印には「Cartier」と流れるような筆記体で刻まれています。
Carrera y Carrera
(カレライカレラ)
伝統あるスペインのジュエリーブランド「Carrera y Carrera」の刻印は、ブランド名以外に略記の「CyC」 が記される場合があります。
梶光夫(Mitsuo Kaji) 40年以上にわたり活躍しているジュエリーアーティストです。主に「MITSUO KAJI」、「MK」といったブランド名やロゴが刻印されます。
Chiampesan(キャンペザン) イタリアの歴史あるジュエリーブランドです。ブランド名の「Chiampesan」 が刻印されるほか、イタリア製を示す「Italy」の文字が記されることがあります。
銀座ダイヤモンドシライシ(Ginza Diamond Shiraishi) 日本初のブライダルジュエリー専門店です。ブランドの英字刻印のほか、銀座の「G」とダイヤモンドの「D」を組み合わせたロゴの刻印の場合もあります。
GINZA TANAKA(ギンザタナカ) 日本を代表する老舗ジュエリーブランドの刻印は、ブランド名の 「GINZA TANAKA」 のほか、星の中に「S」が入ったマークが刻印されることもあります。
gimel(ギメル) 兵庫県芦屋市発の高級ジュエリーブランドです。ジュエリーには、ローマ字の筆記体で「gimel」とブランド名が刻まれています。
Crescent Vert(クレサンベール) イタリア語で「緑の三日月」を意味するジュエリーブランド「Crescent Vert」は、ブランド名の頭文字を組み合わせた 「CV」 の刻印が入ることがあります。
Courrèges(クレージュ) フランスのファッションブランド「Courrèges」の刻印は、ブランド名以外に、ブランド名の頭文字の「C」と「R」を組み合わせたロゴもあります。
GRAFF(グラフ) 英国で創業された世界的なダイヤモンドジュエラーです。一文字ずつ独立したブロック体の「GRAFF」が刻まれています。
K.uno(ケイウノ) 日本最大級のオーダーメイドジュエリーブランド「K.uno」の刻印は、購入時に自由に選べるサービスを提供しており、15種類のフォントから選べます。
木内賢治(Kenji Kiuchi) 日本のジュエリー作家であり、デザイナーです。刻印はローマ字筆記体で「Kenji Kiuchi」と名前が刻まれることが多くあります。

サ行

CHANEL(シャネル) 圧倒的な知名度を誇る「CHANEL」の刻印はすべて大文字ですが、「© 2007」のような表記が記されることもあり、これは著作権を示す刻印です。
ショウ・ヤマガタ(SHOW YAMAGATA) 現代美術家・ヒロ・ヤマガタの実弟で日本のジュエリーデザイナーです。作家自身の名前である「SHOW YAMAGATA」が刻印されています。
Chopard(ショパール) フランスを代表する高級ジュエラー「Chopard」の刻印は、流れるような手書き風の角がやや丸い筆記体でブランド名が刻まれています。
CHAUMET(ショーメ) 王室御用達のフランスの老舗高級ジュエラーです。刻印される「CHAUMET」の文字は、シンプルで洗練された均一な太さの書体で刻まれています。
GSTV(ジェムティービー) 宝石専門チャンネルを運営する日本のジュエリーブランドです。四芒星の中に菱形の四角形が入り、手裏剣のようにもみえるデザインです。
JEWELRY MAKI(ジュエリーマキ) 「カメリアダイヤモンド」を中心に日本で展開するジュエリーブランドです。ブランド名の「JEWELRY MAKI」 がそのまま刻まれていることが一般的です。
Star Jewelry(スタージュエリー) 1946年に横浜元町で創業した日本のジュエリーブランドです。通常は「STAR JEWELRY」と刻まれていますが、省略形として「STAR」と刻まれる場合もあります。
SEIKO(セイコー) 高い技術力で世界に誇る日本の時計メーカーです。標準刻印は大文字の「SEIKO」ですが、一部のモデルには鳥や翼を象った刻印が施されています。
※現在はブランド時計を中心に展開しているため、ジュエリーは展開していません。
Cesta Di Karati(セスタディ・カラッチ) パリのオートクチュールでも作品を発表する日本発ジュエリーブランドです。大文字で記された「CESTA DI KARATI」が横一列に刻まれています。
Celedia(セレディア) 厳選したダイヤモンドジュエリーを展開するブランドです。ブランド名の刻印以外に、「Celedia」の頭文字である「C」「D」を重ねたロゴが刻まれている場合があります。

タ行

TASAKI(タサキ) 真珠やダイヤモンドで知られる日本のハイジュエラーです。ブランド名の刻印のほか、貝や真珠を模した装飾的なマークが刻まれることがあります。
DAMIANI(ダミアーニ) 世界的に評価される「メイド・イン・イタリー」の名門ジュエリーブランドです。大文字で横一列に「DAMIANI」とブランド名が刻まれています。
De Beers(デビアス) 高品質な宝飾品で知られる世界的なダイヤモリーディングブランドです。「Forevermark ダイヤモンド」 には、小さなハート型を模したマークが施される場合があります。
TIFFANY&Co.(ティファニー&コー) 洗練されたデザインと上質なダイヤモンドで知られる高級ジュエリーブランドです。ジュエリーには、「Tiffany & Co.」の刻印が横一列で入っているのが一般的です。

ナ行

俄(NIWAKA) 京都発の高級ブライダル ジュエリーブランドで、和に由来するコンセプトを反映しています。刻印には、漢字の「俄」が刻まれています。
NOJESS(ノジェス) 日本発のジュエリーブランドで、プラス記号と英文字の「+N」という文字が刻まれており、これはブランド名「No + Jess(足かせのない自由な発想)」の頭文字を表す刻印です。

ハ行

Harry Winston(ハリー・ウィンストン) 「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されるアメリカの高級ジュエリーブランドです。刻印には「Harry Winston」のブランド名のほか、「HW」のイニシャルが使われることもあります。
Piaget(ピアジェ) スイスの高級時計・ジュエリーブランドで、洗練されたデザインと精密な技術で知られています。刻印は、読みやすい横一列の『Piaget』の文字が彫られています。
BRILLIANCE+(ブリリアンスプラス) オンライン販売を中心とする日本発のブライダルジュエリーブランドです。購入者のイニシャルや記念日とともに、ブランドロゴマークなどもオーダーメイドで刻印できます。
福原佐智(FUKUHARA SACHI) 国内外のコンテストで数々の入賞歴を持つジュエリーデザイナーで、アート性の高いジュエリー作品を手掛けています。小さな筆記体で「SACHI」の刻印が入っています。
Forevermark(フォーエバーマーク) デビアス厳選の天然ダイヤのみを扱うプレミアムブランドです。Forevermarkの厳しい基準を満たしたダイヤモンドには、ブランドアイコンと固有の識別番号が刻印されます。
BVLGARI(ブルガリ) 世界的に知られるイタリアの高級ブランドで、刻印の「BVLGARI」には、古典ラテン語風に「 U」の代わりに「 V」が使われています。この「V」を使った表記が本物の証です。
BOUCHERON(ブシュロン) フランスの高級ジュエリーブランドで、洗練されたデザインと卓越した職人技で知られています。正規品には、「BOUCHERON」のブランド名が必ず刻印されています。
PERLITA(ペルリータ) 日本の真珠ブランド「ミキモト」が展開するジュエリーラインです。「PERLITA」のブランド名のほか、「P」や「MII」などのライン・メーカーコードが併記されることもあります。
POLA(ポーラ) 科学的研究に基づく日本の高級化粧品ブランドです。ブランド名「POLA」の刻印以外に、ブランドの頭文字 「P」を象ったロゴマーク が併記されることもあります。
Ponte Vecchio(ポンテヴェキオ) 日本発のファインジュエリーブランドで、遊び心と高い美意識を感じさせるアクセサリーが特徴です。刻印は通常「Ponte Vecchio」ですが、略称の「PV」が使用される場合もあります。
Pomellato(ポメラート) 色鮮やかな宝石と遊び心のあるデザインが魅力のイタリア高級ブランドです。筆記体風のローマ字で刻まれたブランド名「Pomellato」の刻印が入っています。
PICCHIOTTI(ピキョッティ) 1967年創業のイタリア・ヴァレンツァ発の高級ジュエリーブランドです。刻印には、丸みのあるブロック体に近い文字でブランド名の「PICCHIOTTI」が刻まれています。
FRED(フレッド) フランスの高級ジュエリーブランドで、独創的なデザインと上質な宝石で知られています。ブランド名はすっきりとしたブロック体の大文字で綴られ、「R」の脚がややカーブしているのが特徴です。
BOUCHERON(ブシュロン) 1858年にパリで創業されたフランスの高級ジュエリーブランドです。ジュエリーには、ブロック体のようなデザインでブランド名「BOUCHERON」の刻印が入っています。

マ行

MIKIMOTO(ミキモト) 世界的に知られる日本発の真珠ジュエラーです。ブランド名の代わりに「M」の文字だけを刻印している場合もあり、アコヤ真珠の殻を象ったモチーフと組み合わされることがあります。
水野薫子(Kaoluco Mizuno) 「ティファニー」などのブランドにもデザインが採用されている、世界的なジュエリーデザイナーです。刻印には、漢字の「薫子」が使用されることが一般的です。
ME LLERIO(メレリオ) フランスのジュエリーブランドで、現存する世界最古の宝飾店のひとつです。ブランド名の「MELLERIO」が入るほか、ひし形の枠の中にイニシャルが入った刻印もあります。
杢目金屋(MOKUMEGANEYA) 伝統技法「杢目金(もくめがね)」を用いる日本のジュエリーブランドです。刻印はローマ字と漢字があり、漢字は桜の花びらの中に「杢」を配したデザインです。
MONNICKENDAM(モニッケンダム) 創業100年以上を誇る、ダイヤモンドに定評のあるオランダ発のブランドです。刻印はブランド名のほか、頭文字「M」をモチーフにしたタイプもあります。

ヤ行

山崎裕見子(Yumiko Yamazaki) 日本の伝統素材や技法を現代的な感性で再解釈するジュエリーデザイナーです。作品には、丸印の中に「裕」を配したロゴや「YU2」の刻印があります。
4℃(ヨンドシー) シンプルで洗練されたデザインが魅力の日本発ジュエリーブランドです。ジュエリーには「4℃」のほか、「4C」や「4°c」といった刻印バリエーションもみられます。

ラ行

THE LAZARE DIAMOND(ラザールダイヤモンド) ダイヤモンドのカッティング技術で世界的な評価を受ける、ニューヨーク発のブランドです。刻印はダイヤモンド本体とリングへの2種類があり、0.18カラット以上のリングにはブランド名が入ります。
LUCA CARATI(ルカ・カラーティ) 熟練職人による高品質ジュエリーを提供するイタリア発のジュエリーブランドです。刻印は多くの場合、ブランド名と素材コードが入り、素材やデザインによって異なります。
LES ESSENTIELLES(レ・エッセンシャル) 洗練されたデザインが特徴の笠原真寿美のブランドです。刻印にはブランド名のほか、ダイヤモンドのようなロゴが刻印されることがあります。
ROYAL ASSCHER(ロイヤル・アッシャー) オランダ創業の歴史あるダイヤモンドジュエリーブランドです。ブランドアイコンとして、「クラウン(王冠)」を象徴的なモチーフとして用いることがあります。

ワ行

湧永ユキオ(Yukio Wakinaga) 独創的なジュエリーを手がける、日本のジュエリー作家兼デザイナーです。刻印は「湧永」のほか、ローマ字の「YUKIO WAKINAGA」が併記されている作品もあります。
1AR by UNO A ERRE
(ワンエーアール バイ ウノアエレ)
イタリアの老舗ゴールドジュエリーブランドUNO A ERREが手がけるカジュアルブランドです。ブランド名の刻印のほか、「1AR」が使われることがあります。
和光(WAKO) 東京・銀座和光を象徴する老舗高級ブランドです。ジュエリーには、英字の「WAKO」や漢字の「和光」といったブランド名が刻印されています。

ジュエリーの刻印を入れる方法

ジュエリーの刻印は、ブランド名や素材、シンボルを入れることで作品の価値をぐっと高めます。今回は、刻印の種類や特徴をわかりやすく解説します。

手彫り

昔ながらの温かみを感じられるのが「手彫り」です。熟練の職人が小さな彫刻刀を使い、指輪やネックレスの金属に文字や模様を丁寧に彫り込んでいきます。

機械では出せない微妙な深さや筆跡のような風合いが魅力で、同じものはふたつとありません。

素材や形に合わせて角度や力加減を調整するため熟練の技が必要ですが、そのぶんジュエリーに唯一無二の個性が宿ります。手彫りならではの味わいを楽しめます。

刻印機

現代のジュエリーでは「刻印機」を使用するのも一般的です。専用の機械で文字やマークを正確に刻むことで、手彫りよりも均一で美しい仕上がりになります。

小さなリングやペンダントの内側にもブランド名や素材表示をきれいに入れることができ、短時間で多くのジュエリーに対応できるのも魅力です。

手彫りの温かみとは異なりますが、精密で読みやすい刻印を求める場合には欠かせない技法です。刻印機を使うことで、現代ジュエリーの美しさと実用性がより引き立ちます。

レーザー刻印

最近は「レーザー刻印」が注目されています。レーザー光で金属表面に文字や模様を刻むため、手彫りや刻印機では難しい微細なデザインも正確に表現できます。

細かい文字やロゴ、シリアル番号まで鮮明に入れられるのがレーザー刻印の魅力です。また、金属に直接ダメージを与えず刻めるため、繊細な素材や薄いリングでも安心です。

精密さと耐久性を兼ね備えた現代的な技法として、多くのブランドジュエリーで採用されています。

ジュエリーの刻印を入れる場所

ジュエリーの刻印は、ブランド名や素材、シンボルを刻むことで、作品の価値や個性を高めます。刻印を入れる場所によって印象や着け心地が変わるため、それぞれの種類と特徴を解説します。

指輪

指輪の刻印は、内側に入れるのが一般的です。見えない場所だからこそ、ブランド名や素材だけでなく、記念日やイニシャルなどの特別なメッセージも忍ばせることができ、指輪ならではの楽しみ方ができます。

ネックレス

ネックレスの場合、トップの裏側やチェーンのプレート部分に入れるのが一般的です。外からは目立ちにくい位置に入ることが多く、デザインの美しさを保ちながら品質を示すことができます。上品さを損なわないのも魅力です。

ブレスレット・バングル

ブレスレットやバングルの刻印は、アイテムにもよりますが、通常は内側や留め具付近に刻印されることが一般的です。チェーンタイプのブレスレットは、留め具以外のパーツに刻印されることもあります。

ペンダント

ペンダントの刻印は、主にトップの裏側やバチカン部分に入れられます。小さなスペースに精密に刻む必要があるため、熟練の職人や精密機械の技術が活かされる部分でもあり、ジュエリーの品質や価値を示す大切なポイントです。

ピアス・イヤリング

ピアスやイヤリングの刻印は、本体だけでなく、キャッチやポスト、留め具部分に刻印されることがあります。小さなサイズに正確に刻むため、手彫りや刻印機、レーザーなどの技法が活かされ、ジュエリー全体の価値を支える大切な工程です。

注意すべき刻印の種類

ジュエリーにはさまざまな刻印がありますが、中には見落としやすいものや確認が必要なものもあります。注意すべき刻印にはどんな種類や意味があるのか、順番に確認していきましょう。

あとK

ジュエリーでよく目にする「K」は、金の純度を示す刻印です。例えば「18K」は18金、「10K」は10金を意味します。

同じKでも国やブランドによって表記が異なることがあり、数字の後のKが実際の金の含有率と違う場合もあるため注意が必要です。購入時には、しっかり刻印を確認しましょう。

純金(含有率100%)

ジュエリーの多くには「K24」「999」「純金」と表記されることが一般的で、偽物や合金との区別に重要です。「純金」とは一般的に24K(約99.99%)を意味します。

ごくまれに「純金」とだけしか刻印されていない製品があり、信頼できる刻印があるかどうかを確認する必要があります。もし価値や安全性が保証できない場合は、確かな純度がわからないため、購入の際は注意が必要です。

「PM」「pm」のみ

ジュエリーの刻印で「PM」や「pm」とだけ記されている場合があります。これはブランド独自や海外規格の略号であることが多く、意味がわかりにくい場合もあります。

「Pm」もしくは「pm」と刻印されている場合は、含有率や製造時期によって意味が異なるため、刻印だけで純度を判断するのは注意が必要です。

洋銀

ジュエリーに「洋銀」と表記されている場合、それは主にニッケルや銅を含む合金です。純銀や金とは異なり、金属自体の価値は低めですが、耐久性や加工のしやすさからアクセサリーや装飾品によく使われています。

ニッケルは肌に合わない方もいるため、アレルギーが心配な方は、刻印を確認するとよいでしょう。

ジュエリーの刻印に関するよくあるQ&A

ジュエリーの刻印について、よくある質問を「Q&A形式」にまとめました。初めての方でも気軽に読める内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

刻印のないジュエリーは偽物ですか?

刻印がないからといって、必ずしも偽物というわけではありません。特にアンティークや手作りジュエリー、海外製品には刻印がない場合もあります。

ただし、素材や品質に不安がある場合は、信頼できる専門店で鑑定してもらうと安心です。刻印は目安のひとつと考えるとよいでしょう。

刻印のないジュエリーは価値が低くなりますか?

刻印のないジュエリーは、ブランドや金属の純度を証明できないため、一般的には評価が低くなりがちです。しかし、デザインの美しさや希少性、素材の質によっては高値がつくこともあります。

特にアンティークや手作りのジュエリーは、刻印がなくても美術的価値や希少性で十分に価値を持つ場合があります。購入や売却の際は、信頼できる専門家に鑑定を依頼するとよいでしょう。

まとめ

本コラムでは、宝石の刻印について解説しました。刻印はジュエリーの素材や純度、ブランドを示す大切な情報です。ジュエリーを長く愛用するためにも、刻印の役割や意味を把握しておきましょう。

今泉沙希(いまいずみ さき)
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