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腕時計に宝石「ルビー」が使われる理由とは?

206_腕時計 ルビー

時計にはピンク色の石が使われてますよね。文字盤に入っていたり、機械式時計の時計の中身にはいっていたり。綺麗だなーあれはいったいなんだろう?って思った人は多いと思います。そこで今回はその謎を解明していきたいと思います。

ピンクの石の正体はルビー

ここでルビーの特徴をご紹介いたします。

「コランダム」と呼ばれる酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物の中でも、赤い色をしたものをルビーと言います。コランダム自体は無色透明ですが、そこに酸化クロムが入ることで赤色に発色するのです。

微量な酸化クロムが「コランダム」と結びつき、美しい赤色に発色することは非常にまれなので、ルビーは希少性が高いのです。ちなみに、サファイアも同じ「コランダム」という鉱物からできていますが、イエロー、グリーン、ピンクなど、赤色以外の「コランダム」はすべてサファイアとなるので、サファイアにはさまざまな色が存在します。

また、繊細に見えるルビーですが、実は硬度が高く、ダイヤモンドの次に硬い宝石です。そのため、長く身に着けていてもキズがつきにくく、割れたりする心配もありません。

ルビーは宝飾として付いてるだけなのかと思ってしまいますが、宝飾にしては見えづらいムーブメント(時計の中)に付いていますよね。あのルビーは飾りではなく機械式時計の制度や強度を守る大事なパーツになります。

人工ルビーはどういうもの?

天然ルビーに近いものを作りだそうと、1904年に科学的な方法で生み出された人工石が合成ルビーです。ルビーという名前がついていますが、天然ルビーと比べて極端に希少性が低いため、宝飾品としての需要はほとんどなく、主に工業用品として使用されています。

現在ではジュエリーとしては利用されておらず、国内のジュエリー市場に出ることもまずないでしょう。しかし、かつては日本国内でも合成ルビーがジュエリーとして利用されていたことがあります。

祖母から受け継いだルビーのアクセサリーや、家に代々伝わるルビーを鑑定してみたら、実は合成ルビーだった……なんていうこともあるようです。

現在では評価の対象にはなりませんが、アクセサリーとしてのデザイン性や歴史的価値を評価する場合もあります。海外では、合成ルビーを評価対象にしていたり、アクセサリーとして楽しんだりすることもあるようなので、日本国内ほど価値が低いものではないようです。

そういった海外のアクセサリーが国内に入ってきて出回っている場合もあるかもしれません。

人工ルビーの人気や価値は?

昭和の初め頃までは、日本でも合成ルビーがジュエリーとして販売され、安値で手に入るルビーとして人気でした。現在では、天然ルビーの貴重さが広く知られたことと、良質な加熱ルビーが手に入るようになったこともあって、合成ルビーのニーズはほとんどありません。

合成ルビーの価格は、同じサイズの天然ルビーと比べて1000倍の差があると言われています。ジュエリーの完成度が高ければ全体の評価としての価値がつくこともありますが、合成ルビーはそもそも宝石ではありませんので、宝石としての価値は考えない方が良いでしょう。

機械式時計に使われているルビーの役目とは?

ムーブメント(時計の中)に使用されているルビーは、どのような役割を果たしているのだろうか。設置されている部分や素材について解説致します。機械式ムーブメントは、ガンギ車など回転する歯車に軸を通し、「地板」と「受け」で上と下から挟み込む構造となっています。歯車が回転する際、軸は地板と受けに接しながら、回転・往復運動を繰り返す。接している部分に摩擦が起こると磨耗し、動作に不具合が発生しかねません。

そこで、正確な軸の動きを長く保つために、地板と受けの両方に、軸と接する部分へ軸受けとなる「穴石」を設置している。軸以外に、アンクルの爪など磨耗しやすい部分にも、石を使用するケースが多いです。

機械式時計の軸受けには、古くからルビーやサファイアが素材として選ばれていました。それぞれ、ダイヤモンドに次ぐモース硬度を誇り、しかも、靭性(じんせい、材質の粘り強さや外からの圧力への壊れにくさを示す)ではダイヤモンドを上回り熱にも強い特性もあります。

19世紀半ばに人工宝石の生成に成功してからは、ルビーやサファイアも人工石が作られるようになりました。本格的な普及は19世紀の後半からです。現在、ほとんどの機械式ムーブメントと一部のクォーツムーブメントには、軸受けとして人工ルビーが使われています。

最近は樹脂ベースの石もありますがが、基本は人工ルビーです。みなさま機械式時計を購入する前に性能を確認すると思います。重さは何gなのか、ガラスはミネラルガラスなのかサファイアガラスなのか、持続時間は何時間くらいなのか、など。

この性能確認項目に石数またはJEWELSと記載された部分があります。この石数やJEWELSが、ルビーの数になります。

石数:21と記載されていたら、その時計では21個の受石がつかわれている事になります。

石数は多い方がいいのか?

石数は多い方がいいのか?それは違うといえるでしょう。腕時計の中には信じられないくらいの石数(約100石)を採用している時計があります。耐久性はもちろん上がりますが莫大な費用と時間が掛かります。

実質的に石数は多くても21石程度あれば十分とされておりますのでこの数字を是非目安にしていただければと思います。時計の歴史の中で、初期の頃は石数がここまで多くありませんでした。

1930年頃の時計では7石が主流であった為、アンティーク時計をチェックする上で使われている石の数が7石であればクオリティの高い時計と評価できます。昔の時計を見ても分かるように最低限必要な数は7石です。

最大でも21石程度。それ以上の石数を用いている場合には時計をより贅沢な物へと付加価値を与えていると言えます。時計選びをする際にはこの石数にも着目してみては如何でしょうか。シースルーバックの場合には機械を眺めるのも楽しくなります。

各メーカーごとのこだわりも感じることでしょう。

まとめ

機械的なパーツとして腕時計の発展に大きな影響を与えたと考えられるルビーですが、ルビーという素材が高価な腕時計にふさわしい素材であったことからも成功や信頼の象徴としての機械式腕時計が発展した要因として挙げることができるかと思います。

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