目次
エルメス「クリスティーヌ」とは?使い勝手はいい?
まずは、クリスティーヌの見た目のデザインと特徴についてです。収納力や機能性は、他のエルメスのバッグと比べても見劣りしないのでしょうか。現在、中古で販売している価格帯についても併せてご紹介します。
セリエボタンが印象的で収納力が高い
クリスティーヌの特徴は、なんといっても大きな三角のフラップとバッグを止める大きなセリエボタンです。クラシカルな雰囲気がありつつも洗練された美しいデザインは、エルメスらしいこだわりを感じます。
肩掛けができるショルダーバッグでありますが、奥行がしっかり取られているので化粧ポーチや長財布などの荷物が入ります。オープンポケットなども備えていますので、収納力も高いです。
丸みを帯びた女性らしい形状は、どんなシチュエーションでも合わせやすいです。万能かつ上品なショルダーバッグと言えるでしょう。
エルメス「クリスティーヌ」の定価や価格帯
クリスティーヌは現在、中古ショップやネットでなければ購入できません。ですが、中古市場では未だに需要の高い商品となっています。
安くても15万円~20万円ほどの価格となります。エルメスのバッグの中では比較的安価とはいえ、なかなか購入することが難しいです。後述でご紹介しますが、使用している素材が高級ですので、それなりに高くなっていると思われます。
素材自体が希少価値の高いものやバッグそのものの品質が良ければ、40万円前後の価格になります。
エルメス「クリスティーヌ」のサイズと魅力
クリスティーヌのサイズは、横幅約30cm~35cm×高さ28cm×奥行8cmというコンパクトな大きさです。
90cmほどのショルダーショルダーストラップが備わっているので、たすき掛けをして荷物を楽に持ち運ぶことができます。バッグ自体の重さも軽いので、荷物を入れても肩の負担はそこまで気にならないでしょう。
先述でもお伝えしたように、クリスティーヌは女性らしさのある上品なデザインです。コーディネートするうえでのアクセントカラーとして使用するのもおすすめです。
エルメス「クリスティーヌ」に合うおすすめカラー
エルメスにはたくさんのカラーがあります。その中でクリスティーヌのデザインに合うおすすめカラーはどのような色でしょうか。定番カラーから珍しい色までピックアップしてみました。購入する際の参考にしてみてください。
ブラック
初めてエルメスの商品を購入するときにおすすめの定番カラーです。
クリスティーヌは日常使いとしても使えるショルダーバッグなので、どんなコーディネートでも合うブラックは「こなれ感」を簡単に演出することができます。
大きめのセリエボタンが強調されるので、エルメスらしい高級感を引き出してくれます。
ホワイト
明るいホワイトのクリスティーヌは、お出かけの時にピッタリです。
真っ白なデザインが晴れやかな気持ちにさせ、色々な場所を巡ることができるでしょう。ファッションを彩る華やかさも加えられ、美しさが引き立つ良いアクセントになります。
ブラック同様、エルメスの商品を初めて購入するときにおすすめのカラーです。
ブルージーン
カジュアル感のある青系統のカラーです。少し色の落ちたデニムのような色は、クリスティーヌの上品さを爽やかなものにしてくれます。
エルメスにおける青系統の中では定番のカラーであり、「エルメスの青はブルージーン」と、エルメスユーザーの中で言われるほどです。
現在は廃盤になっている色でありますが、根強い人気があります。
ブルーサフィール
愛や知性の象徴である鉱石、サファイアに由来したカラーです。
深海にいるような深い色合いが特徴で、落ち着きのある印象を与えます。素材の質感をさらに上質なものにしてくれるでしょう。
ファッションでも知的な魅力を出したいときのアクセントになります。
ルージュヴィフ
お出かけするときに思わず目を引いてしまう、鮮やかなレッド系統のカラーです。
素材によってツヤ感が異なりますが、美しい赤の発色が華やかな印象を与え、コーデにゴージャス感を加えたいときにおすすめです。
クリスティーヌを差し色として、コーデに使ってみるとよいでしょう。
ジョーヌ
フランス語で「黄色」を意味する、エルメスの商品でよく使われるカラーです。
ジョーヌには様々な種類があり、2021年に発表された「ジョーヌ・ブルジョン」をはじめとする、ジョーヌにオレンジ系やライム系の色を加えた「ジョーヌ・〇〇」と言われる幅広いカラーバリエーションがあります。
ルージュヴィフのように人目につくカラーで、明るく活発な印象を与えるでしょう。
エルメス「クリスティーヌ」のおすすめの素材
クリスティーヌは、他のバッグと同じように牛革をはじめとした、高級な素材を使用しています。手触りの良さや丈夫さなど、長く使える素材で作られたバッグを選びたいものです。どんな素材がクリスティーヌと相性がよいのでしょうか。
フィヨルド
雌の仔牛の革を利用した素材です。正式名称は「ヴァシェット・クリスべ・フィヨルド」と言います。革本来の風合いを活かした、自然な型押し加工を施しています。
定番素材のトゴよりも張りがあり、耐久性、耐水性ともに優れている素材です。長い期間使っても型崩れをすることはほぼありません。
そのため、普段使いが可能なクリスティーヌにはとても相性がよいです。クリスティーヌを長く使いたい方はこちらを選びましょう。
トリヨンクレマンス
エルメスのトートバッグにもよく使用される、雄牛の革です。
エルメスのなかでは代表的な素材であり、ふんわりとした質感で丈夫さを兼ね備えています。革目はトゴと比べると大きめです。革の見た目がきれいなので、高級感があります。
発色もよいので、クリスティーヌをより美しいものにしてくれる素材と言えるでしょう。
トゴ
トゴはエルメスの多くの商品で使用されている、定番素材です。雄仔牛の革であり、革目はトリヨンクレマンスよりも細くなっています。
経年と共に素材の質感の変化を楽しむことができ、長期で使用すると革目が凸凹したものになります。型崩れしにくい素材ですので、フィヨルドと同じように、クリスティーヌを長期で扱いたい方におすすめです。
トゴはフィヨルドと似た部分がありますので、この2つで購入に迷ったときは、質感や見た目の特徴を基準に判断すると良いでしょう。
クリノラン
牛のしっぽの毛と麻糸を織り合わせた、ユニークな素材です。エルメスでは、クリノランを他の素材と組み合わせて商品をデザインすることが多いです。クリスティーヌでは、トリヨンクレマンスと組み合わせているものが多いです。
白地に縦じまの模様が特徴で、カジュアルな印象を持ちつつも上品さを加えた、おしゃれなデザインになります。
コーデする際のアクセントとしても最適な素材です。
ブッフル
カジュアルなデザインとしてよく使われる、水牛の革です。
エルメスの商品である「ガーデンパーティー」などのカジュアルなバッグで使用されます。耐水性に優れているため、クリスティーヌを日常使いとして使用するときにおすすめです。
粗さのある革目とほどよい柔らかさが特徴の素材です。
トワルアッシュ
太い糸で作られた平織りのコットンキャンバス素材です。
摩擦に強い丈夫な素材で、ブッフルと組み合わせたカジュアルなデザインで見かけることが多いです。素材名についているアッシュ(H)とは、エルメスの頭文字である「H」から取られています。
こちらも耐久性に優れており、クリスティーヌを普段使いとして気軽に扱うことができるでしょう。
アマゾニア
アマゾニアは、キャンバス素材に「ゴム樹脂加工」が施されたものです。エルメス独自に製造された素材となります。
ツルツルとした質感で、光沢によるツヤ感があります。高級感に溢れた素材ですので、クリスティーヌがゴージャスな見た目になります。トリヨンクレマンスと組み合わせたデザインもあるようです。
ただし、耐水性が低いため、色が落ちやすいのが弱点です。中古品で購入する際は、商品の品質をよく見たうえで検討しましょう。
エルメス「クリスティーヌ」は廃盤理由は?新品での購入は難しい?
廃盤の理由については明確な記載がないため、理由は不明です。新品での購入についても生産終了した現在、非常に厳しいでしょう。
中古ショップやネット上では販売されています。限りなく低いですが、新品と同じような品質で売られている可能性があり、オークションで見つかる可能性も0ではないです。諦めずに探してみましょう。
エルメス「クリスティーヌ」の買取相場価格
現状、クリスティーヌは廃盤となっているため、買取相場はエルメスのバッグの中では控えめな金額です。
一般的に、3万円~6万円ほどの金額となっております。
買取業者の査定者は、素材以外にもクリスティーヌの状態も良く確認しています。見た目に問題ないか、シミや汚れがないかなど、様々な視点から見ていますので、後述でお伝えしますが、お手入れはきちんとしておきましょう。
バッグの品質の良さに加え、クリスティーヌが作られた素材の希少価値が高い場合は、10万円以上の高価買取になることがあります。
エルメス「クリスティーヌ」を高価買取してもらうためのコツ
おおよその買取相場は分かりましたが、どのようにすれば高価買取につながるのでしょうか。買取を意識した際にしてほしい、クリスティーヌの保管方法と買取業者への商品の出し方についてご紹介します。
定期的にメンテナンスを行う
買取相場のところでも触れましたが、クリスティーヌのメンテナンスを定期的に行いましょう。
ホコリやシミがないかよく確認し、必要であればお手入れしましょう。保管場所も型落ちや色落ちなどしないような場所で保管するよう心がけてください。
見た目が崩れていると商品価値が下がります。最悪、買取する前日には、商品の状態を必ず確認しましょう。
お手入れ方法や保管方法については、後述でご紹介します。
査定はなるべく早く出す
クリスティーヌを使うことがなくなったら、早めに買取に出すことをおすすめします。
バッグは経年劣化によって変色や型崩れが起きやすくなるため、商品価値が下がる傾向にあるからです。廃盤しているクリスティーヌを家に放置したままにすると、どうでしょうか?せっかく値打ちのあった商品であっても、タイミングを逃してしまえば買取金額が低くなります。
役目を終えたと思ったら、すぐに買取業者へ出すようにしましょう。
付属品と一緒に査定する
他の商品でも言えることですが、購入したときの状態にしなければ商品の価値が低くなってしまいます。
買取業者は商品を買取した後、買い取ったものをリユース商品として売ってくれる業者にお願いしています。再販売される商品に何かが欠けていたら、販売価格が下がってしまうのは当然です。ですので、買取価格も下がってしまうのです。
使用していない付属品の有無で価格が下がるのはもったいないので、必ず分かる場所へ保管しておきましょう。
複数の買取業者を比較する
買取をする際は、複数の買取業者に価格のお見積りをお願いしましょう。
査定員の技量にもよりますが、エルメスの商品の査定に乏しい業者の場合は、公平な買取価格を提示してくれる可能性が低いためです。逆に詳しい方が査定すると、高くなる可能性があります。
業者によって得意なジャンルが違いますので、買取業者を複数ピックアップして情報収集しておきましょう。実績のある業者は、ホームページに買取実績が掲載されています。後で後悔しないよう、満足できる買取を行いましょう。
「買取大吉」には、エルメスの商品知識に詳しい査定員がいます。ぜひ一度ご相談ください。
エルメス「クリスティーヌ」のお手入れ・保管方法
最後に、クリスティーヌの品質を維持するための管理方法についてご紹介します。
まずは、お手入れ方法についてです。
荷物をすべて取り出し、柔らかい布で優しく乾拭きを行いましょう。市販にある革製品用のクリームを塗るなどをおすすめしている記事がありますが、エルメスはこのような方法でお手入れすることを推奨していません。
また、水拭きも他の場所へ色が移り、シミになる可能性があるので、やめておきましょう。お手入れに自信がない場合は、エルメスの直営店に修理のご相談をするのも手です。
次に、保管方法についてです。
直射日光が当たらない、風通しのよい場所に保管しましょう。その際に、バッグの中身は何もない状態にしてください。荷物が入ったままにしてしまうと型崩れする恐れがあります。
まとめ
クリスティーヌは、お出かけする際に必要な小物や化粧品のポーチなどが収納できる、使い勝手のよいショルダーバッグです。軽量なデザインで、肩に掛けて荷物を持ち運ぶことが可能です。現状、中古販売のみとなりますが、上質な素材をつかった商品が多くあります。お出かけするときのコーデのアクセントとして、ご購入してみてはいかがでしょうか。