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エルメス「ツールボックス」とは?
エルメスの「ツールボックス」は、2010年に登場した比較新しいラインで、瞬く間に人気アイテムとなりました。芸能人たちにも愛用者が多いこのバッグは、その名の通り「道具箱」のように必要なものをすべて収納できるデザインが魅力です。
ケリーを思い起こさせるカデナのディテールや、丸みを帯びたコロンとした正方形のフォルムが特徴で、見た目の可愛らしさだけでなく、平らな底面により抜群の収納力も兼ね備えています。
エルメス「ツールボックス」の特徴や使い勝手
コロンとした丸みのあるスクエア型が愛らしいツールボックスですが、その魅力は、何といっても優れた収納力と使いやすさです。ここでは、そのツールボックスの機能について詳しく解説していきます。
収納力が高い
ツールボックスは、その名の通り、道具箱のように優れた収納力を持つバッグです。開口部はケリーバッグのような金具で止められており、開くと中身が全て見渡せる設計になっています。
広い間口と十分なマチ幅があり、多くの荷物を収納できます。間仕切りがないため、荷物の出し入れがとてもスムーズです。また、内ポケットが3つ付いており、スマートフォンやカードケース、ペンなどの細かいアイテムを整理するのに便利です。
2Wayで使い勝手がよい
ツールボックスは、ハンドバッグとしても使用できますが、付属のストラップを使用することで斜め掛けのショルダーバッグとしても楽しめる2Way仕様となっています。
さらに、サイド上部のマチを広げることで、印象がガラッと変わります。カジュアルなトートバッグに変身し、荷物がより多く入るようになります。日常生活のさまざまなシーンやその時の荷物の量に応じて、柔軟に対応できるデザインは嬉しいポイントです。
エルメス「ツールボックス」の種類やサイズ展開
ツールボックスには、「ツールボックス20」と「ツールボックス26」の2種類のサイズ展開があります。いずれも丸みを帯びた可愛らしいデザインはそのままのため、用途に合わせて選ぶといいでしょう。
エルメス「ツールボックス」20
〈約 高さ21cm × 幅20cm × 奥行15.5cm〉
ツールボックス20は、一見するとミニバッグのようなデザインですが、開口部が広く、マチ幅も十分にあるため、長財布やスマートフォンなどの日常的に使うアイテムを問題なく収納できます。
普段使いにはもちろん、結婚式やパーティーといったフォーマルなシーンでも大活躍します。小ぶりなサイズながらも機能性に優れ、エルメスらしいエレガントなデザインと実用性を両立させています。
エルメス「ツールボックス」26
〈約 高さ28cm × 幅26cm × 奥行18cm〉
ツールボックス26は、デイリーユースにぴったりのサイズ感で、多くの女性に愛用されています。日常の必需品である財布やスマートフォンだけでなく、化粧ポーチなどのかさばる荷物もしっかりと収納できます。
ツールボックス20よりも広いマチがあるため、システムノートやタブレットも収まり、通勤時にも活用できます。さらに持ち手の部分もしっかりしているため、重い荷物を持ち運んでも負担が少なく、長時間の使用でも快適です。
エルメス「ツールボックス」の定価
ツールボックスは、現在(2024年7月)エルメス公式ウェブサイトでの掲載が確認できませんでした。そのため定価については詳細な情報が得られませんでした。
現在は中古市場でのやり取りが主流となっており、アイテムの状態や使われている素材によってかわりますが、中古価格は約45万~70万円ほどとなっているようです。一般的に、中古価格はよほどのプレミアがついていない限り、定価の半値ほどの設定が多いため、定価だと90万以上が予想されます。
エルメス「ツールボックス」のカラー
さまざまな色や種類を展開しているエルメスですが、今回ご紹介させて頂いているツールボックスでは一体どんなカラーがラインナップされているのでしょうか。エルメス全体で使われている定番の色や、個性的なものまでいくつかご紹介いたします。
エトゥープ
エルメスといえばブラウンやオレンジが定番カラーとして知られていますが、ツールボックスにおいて特に人気のカラーは「エトゥープ」です。ブラウンとグレーが絶妙にミックスされたこの淡い色合いは、濃すぎず優しい印象を与えます。
エルメスのアイテムにぴったりのこの色は、ソフトで肌馴染みがよく、どんなシーンにも適しています。さまざまなコーディネートに合わせやすく、男女や年齢を問わず幅広い層から高い支持を得ています。
ブラック
ブラックカラーほど万能に優れたものは無いでしょう。世代や用途を選ばず、どんなコーディネートにも合わせやすく、無難でありながらも選んで間違いないカラーです。
特にブラックは、ツールボックスの上部にあるゴールド金具がより一層引き立って見えます。ビジネスシーンやフォーマルな場でも使いやすく、カジュアルから洗練されたスタイルまで幅広く対応します。シックなコーディネートやビジネスユースの方には特におススメしたいカラーです。
ブルーアトール
ポップで明るい鮮やかな水色が印象的なブルーアトールは、ツールボックスの中でも個性的なカラーリングを持ちながらも、非常に上品なブルーとなっています。
バッグを主役にするコーディネートが特におすすめで、モノトーンテイストのコーディネートと合わせると、バッグが一層引き立ちます。また、ツールボックスはバーキンやケリーほどエルメス感が強調されていないため、華やかで明るい色味でもカジュアルにまとめることができます。
アップルグラニー
華やかで明るい色のアップルグラニーは、フルーツのような爽やかなグリーンカラーです。目に留まりやすいカラーなため、ファッションにユニークなアクセントを加えます。人とは違う個性を演出するのに最適です。
特に春や夏には爽やかでフレッシュな印象を与えることでしょう。他のアイテムとのバランスを取るのが難しい場合もありますが、そんな時は、ベーシックカラーやシンプルな服装に合わせたり、同系色でまとめることで、全体のバランスが取りやすくなります。
エルメス「ツールボックス」の代表的な素材
エルメスといえばこだわりの素材に定評があります。質の高さはもちろんのこと、非常に多くの種類を展開しています。
そんな数ある素材の中で、ツールボックスには主に「ヴォースイフト」が使用されています。エルメスのレザーの中でもフォーマルな雰囲気を持つ素材です。
ヴォー・スイフト
エルメスでも定番人気の素材「ヴォー・スイフト」は、牛革素材の一つで、「スイフト」とも呼ばれています。
この素材の魅力は、手に吸い付くような滑らかな手触りとマットな質感、そして鮮やかな発色です。使い込むほどに、革が馴染んで風合いが増し、色味や質感がより深みを帯びます。また、しなやかで柔らかい特性もあり、長く愛用するほどにその魅力が増していく素材です。
エルメス「ツールボックス」のおすすめコーデ
上品でエレガントな作りながら、収納性抜群のツールボックスは、サイズが二種類展開されており、ご自身の使うタイミングに合わせて選んでいただけます。そんな二種類のサイズのおすすめのコーデをご紹介します。
エルメス「ツールボックス」20
ツールボックス20は、26と比べると小さめですが、ちょっとしたお出かけにぴったりのサイズです。ファッションのポイントとして斜めがけをしてショルダーバッグとして使用する、カジュアルでリラックスしたお出かけスタイルが完成します。
また、ハンドバッグとして使う場合には、ハンドル部分にスカーフを巻くことで、コーディネートに個性をプラスできます。シンプルな装いにもアクセントがつき、よりおしゃれに見せることができます。
エルメス「ツールボックス」26
ツールボックス26は、20より収納力があるため日常使いに最適なサイズです。通勤時などのときはブラックやブラウン、エトゥープなどベーシックカラーを選ぶといいでしょう。
また、日常のお出かけの際には、スカーフを巻いたり、少し大きめのチャームや帽子を合わせたりすることで、コーディネートに個性をプラスできます。特に無地のバッグには、柄物のスカーフ合わせると、おしゃれ度が一気にアップします。
エルメス「ツールボックス」に関するよくある質問
エルメスのツールボックスに関するよくある質問2つをまとめました。それではさっそく、各項目についてお答えしていきます。
エルメス「ツールボックス」は既に廃盤?
2024年7月の時点で日本のエルメスの公式サイトでは「ツールボックス」は見当たりませんでした。どうやら廃盤になっているようです。
とはいえ、エルメスは常に新しいモデルやデザインを発表しており、これまで廃盤となったアイテムも新たなデザインで復刻されることがあります。エルメスの今後の新作に期待を寄せつつ、引き続き注目していきましょう。
現在は中古市場での入手が一般的であり、新品を手に入れることは難しいかもしれません。未使用品や新品に近い商品もありましたので、ご希望の場合は早めに探してみることをおすすめします。
エルメス「ツールボックス」の刻印場所は?
エルメスのアイテムには、製造年を示す「製造刻印」があります。この刻印は年ごとに異なるアルファベット1文字で表され、刻印の場所はアイテムによって異なります。
ツールボックスの場合は、サイドのマチ部分の内側にあります。一見すると分かりにくい場所ですが、事前に知識があれば、購入前にこの刻印を確認することができます。
エルメス「ツールボックス」の買取相場価格
ツールボックスの買取相場価格は、約20万~45万ほどとなっています。状態や使用頻度、付属品の有無によって変動しますが、特に人気の高いカラー「エトゥープ」「ブラック」「ゴールド」は高値で取引されることが多いようです。
また、ツールボックスはすでに廃盤となっています。入手が難しいため、買取価格も上がっていくことが予想されます。もし使わないツールボックスがご自宅に眠っているようでしたら、まずは無料査定を受けて見ましょう。
エルメス「ツールボックス」を高価買取してもらう4つのコツ
お手元にあるツールボックスを売却して手放す場合、できるだけ高額で買い取ってもらいたいものですよね。少しでも高く買い取ってもらうため高価買取のコツを4つ厳選してご紹介いたします
定期的にメンテナンスを行う
買取価格にはアイテムの状態が大きく影響します。特に「ホワイト」などの白系の色は、使用感や傷が目立ちやすいため、買取となると査定評価が下がってしまう可能性もあります。
査定前に汚れがないかチェックし、できれば日ごろから柔らかい布で表面のホコリや内部のゴミを払い落とすなど、きれいな状態を保つことが大切です。
また、保管するときも直射日光の当たらない場所や風通しのよい場所にしましょう。バッグが型崩れしないよう丸めた新聞紙などを中に詰めておくとより効果的です。
査定はなるべく早く出す
どんな商品でも同じことが言えますが、新品に近い状態であればあるほど、高価買取が可能となってきます。クローゼットの中にずっとしまったままで「もう使わないかな」と思ったら、思い切って早めに査定を依頼することをおすすめします。
またブランドバッグは、発売から年月が経つと買取参考価格が下がる傾向があります。需要や市況の変動によって価値が変わるため、最適なタイミングを逃さないようにしましょう。
付属品と一緒に査定する
ツールボックスに限らず、買取業者は製品の完全性を重視しており、お店から購入した状態がベストな形といえるでしょう。
購入した際に付属していたすべてのアイテム(箱、リボン、ショップ袋、タグ、カード、保存袋)などを、できるだけそろえていた方が高価買取につながります。
また付属品が整っていると、製品の管理や保管が丁寧に行われている印象を与えます。当然、買取業者からの信頼度も高まります。
複数の買取業者を比較する
高額買取を実現するコツの一つは、複数の買取業者を比較することです。まずは複数の業者に査定を依頼し、提示された買取参考価格を比較しましょう。同じ商品でも業者によって価格が異なることがあります。
また買取参考価格だけでなく、手数料や手続きについても比較してください。隠れたコストがないか、しっかり確認することも忘れないようにしましょう。
口コミや評判などしっかり吟味して、信頼できる業者を選ぶことがポイントとなります。
まとめ
今回は、ツールボックスの魅力をお伝えしました。コロンとした丸いフォルムが愛らしく、収納力にも優れたアイテムです。残念ながら現在は廃盤となっていますが、気になる方は中古市場をチェックしてみると良いかもしれません。