エルメス 2022年9月5日

エルメス「フールトゥ」なぜ、廃盤でも人気なの！？

#エルメス

フールトゥは、世界的ハイブランドのエルメスの中でも、カジュアルな素材と使いやすさで男女から長年に渡って人気のあるトートバッグです。今回はそんなフールトゥの特徴をお伝えします。

フールトゥの歴史
フールトゥが人気の秘訣とは・・・
フールトゥとエールラインの違い、その価格帯とは・・・
まとめ

フールトゥの歴史

初代フールトゥが登場したのは、1998年のことです。ハイブランドとして知られるエルメスが、コットンキャンバス素材を使用したということでその意外性が注目を集めました。

更にカラーバリエーションを増やしてカジュアルさを強めた二代目フールトゥの登場が2001年、翌年の2002年にはツートンカラーの三代目フールトゥが登場し、ツートンにしたことで二代目よりもカジュアルさを抑えました。2004年には、カラー、デザイン共に上品さ溢れる四代目フールトゥが登場しています。

フールトゥが人気の秘訣とは・・・

フールトゥが長く愛される魅力のひとつは、その頑丈さです。初代から使用されていたコットンキャンバス素材のものは現在生産されておらず、トワルアッシュという素材に変更されましたが、どちらも耐久性に優れ強度の高い生地です。ハイブランドであるからこそ、一度購入したものを長く保つことができるのは嬉しいポイントですね。

また、こういった布素材であるためカラーリングの自由がきき、多くのカラー展開があります。流行のバッグだからこそ、選ぶカラーで自分らしさを出したいという想いを満たしてくれるのもフールトゥの魅力です。価格も一つの秘訣、憧れのハイブランドでもあるエルメスのアイテムが数万円で買えるという事で、一時期は今以上の絶大な人気を誇っていたそうです。

フールトゥはキャンバス素材ゆえの軽さも人気の理由の一つです。レザーバッグで大きい物となるとどうしても少し重くなってしまいがちですが、重さの面でも取り回しがしやすく、気取らない雰囲気を演出出来るバッグですので人気が出るのも頷けるという物ですね。また、普遍的なデザインであるという点も人気の理由の一つになります。人気モデルでありながら人と被る事は無くご使用頂く事が出来ます。

フールトゥとエールラインの違い、その価格帯とは・・・

【フールトゥとエールラインの違い】

① バッグ開閉の違い

エールラインはファスナー+ボタン式なのに対して、フールトゥはボタンのみです。また、エールライントートには南京錠式のカギが付きますので、防犯面で言えばエールライントートに軍配が上がる形になります。とは言え、物をさっと取り出せるという利便性であればフールトゥの方が便利になりますので、好みに応じて使い分けて頂くのが一番です。

② 素材の違い

この二つのバッグは素材にも違いが見られます。エールライントートの方は「ナイロン」フールトゥの場合は「コットン」を使用しております。どちらも耐久性に優れており、軽いため取り回しも非常によくどこにでもお使い頂けるアイテムです。

③ ライン模様の違い

素材や開口部分もそうですが、見た目でもう一つ違うのラインの模様ですね。どちらのバッグもバッグ中央からハンドル部分にかけて2本のラインが入っているのですが、エールラインの方はエルメスのイニシャルでもある『H』のマークが随所に入っており、ここでも見分けをする事が出来ます。慣れてくればぱっと見でも分かるようになりますので、一番見分けやすいポイントかもしれませんね。

【参考販売価格】

■フールトゥ

・フールトゥ PM：¥52,500

・フールトゥ MM：¥79,800

・フールトゥ GM：¥86,100

・フールトゥカバス：¥50,400

■エールライン

・エールラインPM：97,200程度

発売当時は53,000円ほどでしたが、それからどんどんと値上がりをし最終的には9万円台となりました。

・エールラインMM：95,400程度

2001年頃には7万円以下、2003年頃には7.5万円ほどになり、2006年前半時点では8万円台前半でしたが、廃盤になる頃には更に値上がりをしました。

・エールラインGM：117,600程度