ケリーウォッチとは
エルメスでケリーといえば、真っ先にバッグが思い浮かぶかと思いますが、ケリーウォッチという腕時計も存在します。ブランドを象徴するケリーシリーズとして展開されており、世代を超えてさまざまな人々に愛されています。販売当初はバッグとともに一時代を築くほどの人気を博していましたが、近年では人気に少し陰りがでていました。しかし最近、ヴィンテージアイテムの流行とともに人気が再燃しはじめ、再びブランドを代表するアイテムとして知られるようになってきています。
ケリーウォッチ最大の特徴は、ケリーバッグのストラップとカデナ(南京錠)をそのまま生かした独創的なデザイン。ほかのアクセサリーとは一線を画したインパクトがあるので、誰が見てもひと目でケリーウォッチだと分かります。このケリーウォッチは、実用的な腕時計としてではなく、ブレスレット感覚で身につける方が多く、ラグジュアリーなアクセサリーとして用いれば、自身を華やかに演出できます。また、ベルトの付け替えが可能なので、自由自在な着こなしを楽しめます。
ケリーウォッチの種類
ケリーウォッチは文字盤の色違いやベルトの色違い、ダイヤモンドが使われているものと種類は多岐にわたります。価格帯も様々ですが、誰でも手を出せるリーズナブルな価格帯で販売されているのも人気の理由のひとつです。
ケリー2
ケリーバッグを筆頭に、エルメスの人気シリーズとして好評を博している「ケリー」。財布や時計にも進出しており、ケリー時計はその高級感溢れる特徴的なデザインが、大きな反響を呼びました。
そのケリー時計の第二弾として、また新たにエルメスファン・ケリーファンを震撼させたのが「ケリー2」です。お馴染みのケリーシリーズの最大の特徴、南京錠のデザインを脱したことが、最も大きな理由のひとつかもしれません。前作のケリー時計は、エルメスらしいレザーベルトと、南京錠デザインのバックルが特徴でした。ケリーの魅力を腕時計に変換した、シリーズに忠実なアイテムであったとも言えるでしょう。
ケリー2は、それとは大きく違った魅力を持っているのです。今回、ケリー2において何より求められたのは、レザーベルトの精度の高さ。その美しさとデザインの洗練性、使い勝手の良さのすべてが追求され、エルメスの実力を駆使して作り上げられました。スタイリッシュでエッジの効いたデザインは、新たなケリーシリーズの幕開けとなったことでしょう。
「ケリー2」には、前述したレザーベルトの美しさ以外にも、様々な魅力があります。まず、このレザーベルトを固定しているビス部分。レザーの美しさを強調する重要な存在となっており、デザイン的にも目を引くものとなっています。文字盤部分も、エルメスらしさを詰め込んだ上で、更に一段階上のデザインへと昇華させています。誰もが見たことがない、エキセントリックな文字盤は、エルメスファン以外の人々からも興味を持たれることでしょう。
なんと、ケリー2において、文字盤に書かれている数字は「12」と「6」のみ。その間の数字や目もりは一切かかれていないデザインになっているのです。このスタイリッシュさ、シャープさこそ、ケリー2が持つ雰囲気をしっかり手助けしてくれています。逆に言えば、細かく時間を把握したい人には適していない時計ではありますが、高級感と独創性においては、他の髄を許さない設計となっているのです。ダイヤモンドをあしらったデザインのものもあり、更に高級感を演出したい人にもおすすめです。
「ケリー2」は、エルメスの時計の中でも、そんなにたくさんの選択肢があるタイプではありません。しかし、レザーベルトのカラーや、ビス部分のカラーなどは数種類から選択出来るようになっており、このステップもまた楽しいポイントのひとつ。もちろん楽しさに加えて、あなた好みの時計にアレンジしていくことが出来る重要な部分でもあります。あなたの個性を反映させられる場所でもありますね。こだわりのカラー探しが大切です。
レザーカラーで特に人気が高いのは、ブルージーン。大人っぽく静謐なイメージを醸し出せる深みがあるカラーリングなので、奇抜な文字盤のデザインにしっかりマッチします。もちろん、オレンジやブラウン、ブラックなどの定番カラーも人気です。男女によって、プレゼントによってもチョイスは変わってくるでしょう。また、前述したように、ダイヤモンドが使用されているタイプのデザインもあります。豪華というよりは、たしかな高級感と言った方が妥当でしょう。あくまで控えめな使い方となっています。
ビスかダイヤモンドで選択出来るというポイントも。デザイン性、機能性、全体のイメージなどを意識しながら見つけていくのが良いですね。
まとめ
ファッションに合わせてデザインを変更できるケリーウォッチは、今でも女性の間で大人気です。